虎山さん のコメント
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こんなご時世、僕のゾーンである、飲食業、百貨店、何よりライブハウス、クラブ等々が実質上の閉鎖に追い込まれている中、「文筆家」としての仕事はむしろ活性化しておりまして、やたらとインタビューとかが多く、最近はみなさん疲れ果てていらっしゃるので笑、僕が紙媒体に記事書いたら何でも飛びつく。という程の体力ない方が多いと思うんですが、実際、読まなくてもいいような物も笑、絶対読んだ方が良い物もあって笑、まあまあ、あれは○、これは ✖️ みたいな事ぁ言いませんが、「 pen 」の陽水さんの特集は良いですよ(僕の記事も、他の方の記事も)。
最近感じているのは、新規の方の台頭ですね。アニメやってて助かった!!笑という感じですが笑、 SNS もやらない五十六のおっさんの事なんか誰も知らないだろうと思っていると、最近「発見」される事が多く、そのほとんどがアニメ経由なんですが、これはもうしょうがない笑。何が言いたいかっつうと、「そんなん、とっくに見てますよ」「オンエア時に観た」という大向こうの皆さんではなく、一見さん、ビギナーさん用に
こんな事 してたんですよね過去は。これ、井上陽水の「 妄想ハイウエイ 」っていう番組で、確か2007年かそこらだと思います。「情熱大陸バブル期」って言いましょうかね笑。
「 pen 」の編集者の方が、この番組を知ってのオファーかどうか、とにかく「こういう記事をやりたいんだよね」というこちらのツボに思いっきり入った企画と言いましょうか、統計的に年に1つないからね笑。2年に1個とかなので笑、是非お読みください。陽水さんの音楽を一切知らない。という剛の者でも、楽曲は全て楽曲名検索で聴けます。
>>17
気を使ってくださりありがとうございます!では、サロンの席に座る者の1人として、紅茶をこぼしてテーブルを汚したり、絡み酒をせぬように、良い気分で書き込みをさせていただきます。サロンの主に申し上げることでないことかもしれませんが、レスポンスの有無について気に病んだりしませんので、どうぞ菊地さんのご気分が良いようにされてください。
『ビッグバンセオリー』はシーズン10まであるその量に、僕は腕まくりをしていたのですが、菊地さんの紹介文を拝読して気軽に見れることが分かったのでさっそく1話を観ました。面白いです。端のセリフが量子力学の観測論に関するもので驚いて(シットコムの、一瞬で話を持っていく速度とそれをきちんと出来る製作者たちの技量)、次に彼らの服装のリアルさに驚きました。とくに主人公の男性のオタクの服装のリアルさ。あんなのはカレッジに行って通行人の写真を撮れば再現できるものでしょうけれど、日本では『電車男』をまだ引きずっていますから。ここ数年の日本のオタク界隈では「オタクとギャル」の組み合わせが人気で、気弱な男性と不良娘、というのは古典な組み合わせでしょうけれども、ここでいうギャルはいわゆる黒ギャルとか白ギャルとかそういうのを経由したギャルでして(なのでポルノビデオや夜の街におけるギャルものなどの定着とも関連していると思います)、『ビッグバンセオリー』はシーズン1が10年以上まえの作品ということらしいのですが、それをもうアメリカでやられてしまっているじゃないか(ヒロインの格好もタンクトップにショートパンツで)、といことにも驚きました。菊地さんの仰るように小さい美味しいお菓子で、手が込んでいるのにも関わらず、高級さを消していて上手いですね。
まだ1話だけですが、メインの男性の2人が『加藤ちゃん、ケンちゃん』に見えてしかたないです(体格とヘアスタイルの雰囲気が似ているだけなのですが・笑)(それとは関係のない話なんですが、僕は世代的にはドリフよりも加トケンでして、とはいえ全員集合や大爆笑の再放送は見た、カミナリさまのコントも好き、そのうち長さんが、外国のポピュラー音楽をなんでもジャズやハワイアンと呼んでいたような時代から活動していたベーシストだと知ったりするものの、やはり自然とフォーカスするのは加藤&志村でした。なんですが先月youtubeで長さんが亡くなる前に、ドリフのメンバーが集合して大爆笑のあのOPを撮りなおす、そこに偶然となりのスタジオで別番組を収録していたダウンタウンの浜田さんが見学に来る、対応するドリフのメンバー、という動画を見ました。そうしたら、セットの1段上にいかりやが居て、右大臣左大臣の位置に仲本&高木、一段降りて門番の位置に加藤&志村がおり主に話を進める、平身低頭する浜田、という構図が展開されていて、長さんはもちろん、仲本さんと高木さんの静かな迫力と色気に驚きました。そして門番の2人こそが大爆笑が終わった後でドリフを引っ張っていたことが絵として分かるところに感動しました。)
それと共に、俺にもこういう友人居るぜ、具体的に顔も浮かぶ(あんなエリートじゃないですけれども・笑)。というリアルさの上に平和で楽しい物語です、という雰囲気を漂わせながら話が進むので、懐かしさと親近感の心地よさもありました。
菊地さんがお書きになられた、そのシーンは凄い面白いですね。笑いだけでなくシットコム特有の拍手まで起こったんじゃないかな?なんて予想しています。ゲームをやる者にとってのあるあるネタ(やらなきゃいけないゲームが無限にある)ですが、役者さんの間の取りかたや、肉体の動かしかたが凄いのですね。そのシーンにいつ遭遇するのか楽しみです!
AKBさんのあるグループが~坂を名乗るのは、下品さもあるAKB(もちろんメンバーの皆さんが下品というのではないです)に対して、山の手や赤坂のイメージの引用、上品さと花街の雰囲気を取り入れようとしたからでは?と推測しています。AKBさんの商売の仕方はもともとそういうところがあるわけですが、大衆の街の秋葉原と、高級な赤坂の対比というか、秋元康さんご自身の昨今のイメージも含めてそこも利用する形で、そちら(花街)にハンドルを切ったのかなぁと思っています。
『全力坂』は話題になっているときに見たら、もう明け透けにエロくて、でもヴェールはかけてあるのでニヤニヤしてしまいました。たしかにAKBさんたちのダンスの急な激しさ--終わった後の息切れと同じ構造も持っているのですね。同時期的に同じようなフェチ、暗喩を持つものが全国規模で流行った(流行っている)ことは、スポーツ&ダンス(しかも健康的なもの)へのフェチが爆発したということなんでしょうか。『フィジカル』とか僕の世代的に幼少期にレオタードブームがあったことは刷り込まれているのですが、それらよりも見た目的には穏やかですよね。とはいえ、最近のランニングやダンスウェアは露出度は低いけれど、やばいですね。ファッションもジャージ系いうかスポーツ系が流行り続けていて、90年代と言う人もいますけれど、それよりも実用的なものだし、着ている人々も実際に運動やダンスをしているひとが多くいるように感じます。
仮面ライダーは僕は見なくなって久しいですが、お子さんが居る友人宅にたまに泊った際に、朝に子供も含めて皆であの番組を観ることがあって奥さんも含めて家族全員がファンというのに遭遇して、うおーとなりました(笑)。その上で、ファシズムのイメージの引用は子供でも食える分かりやすい撒き餌ですよね。
菊地さんが以前ウェブログで(2つくらい前のブログだった覚えがあります)、「昔のハリウッドには、アステアとロジャースが階段を下りるだけで二人が昨晩にセックスしたことを表現できる力があった。と蓮實重彦は書いた」という旨のことを書かれていて、当時は蓮實もアステア&ロジャースも知らない僕は「ほへー」と思ったものでした。
いまは子供でもポルノビデオを一瞬で見ることが出来て、そのポルノビデオもサブスクで利用できる(僕は一時期利用していたのですが、デカダンになってしまい解約しました)し、オタクのほうでもいわゆる同人誌により、どんなキャラクターでも物凄いうまい絵でポルノ化されている(しかも本職のアニメーターの方々が、その低賃金から副業的に同人誌を描いて売る場合もあります。一方で、低賃金ではなく比較的まとまな給料を払っていたのが、あの京アニです)で暗喩を見抜く力、表現する力が壊滅しているのかなと思いました。
ですがそれこそ『君の名は。』はそういうものが溢れているし(僕のあの映画への評は「絵の物量がすごい」と「エロかった、抜けないけど」です。いっぽうで上に書いた京アニは絵の物量もすごくてエロくて抜ける絵を作れる会社でした。どっちが良い悪いじゃないわけですけれども)、ピコ太郎のネタもあれは一回だけペンをリンゴに刺しているから受けた(複数回刺すジェスチャーだとモザイクがかかってしまうと思います・笑)というところにセックスの暗喩もあって……、とこれ書きながら考えを改めました。もちろん菊地さんがお書きになられたように衰退もあると思います。ポルノ産業の隆盛とセックスの暗喩表現力の反比例はあると僕は考えているのですが、そんな単純ではないと思うところもあり、言葉にできず少々もどかしいです……。
北朝鮮の芸能的な対外政策は昔は笑いのネタでしたね。指先までそろったダンスとかには気持ち悪くて大笑い、みたいな扱いだった記憶があります。でもいまでは、僕も、あれをすごいなぁと思うようになりました。僕は表現としてのダンスはしませんが、日々、筋トレしたりランニングしたり一時期教わっていた格闘技のまねごと(立ちのみですが)をしたりで体を動かすので、北朝鮮のかたがたや、いまのアイドルさんの肉体的なすさまじい努力が分かって、それがかなりの補助となってそういう感情を抱くのだと思っています。と同時にちょっとおっかないんです、たぶんハイスキルが、振りをそろえるということに向いているからだと思います。ハイスキルでもある種のジャズは怖くないです、ビバップや、それ以降のビッグバンド(ミンガスビッグバンドとか)でBPMも早くてメロディのラインもジグザグなテーマを数本の楽器がビシッとそろえて演奏したらそれで9割がた仕事したみたいな曲もありますが、それでもアドリブがあって、そのおかげで恐怖を抱かないんです。
日本はいま誰でもクリエイターみたいなところがありますよね。みんながクリエイターになればクリエイターへの誹謗中傷はなくなると言う人もいて、確かにその通りだとは思うのですが、誰でもクリエイターになるとハイスキル信奉が起こるのではないかなぁ、と。アドリブをするのにもスキルが必要で、さらに良いものだとハイスキルですが、振りをそろえるのとは違った方向のハイスキルですよね。ハイスキルさが分かりやすいもののみに評価が集まることは、それで(みんな)大丈夫かいね?と思っています。ピコリとグニョンはこれ親子ですね。ありとあらゆる差別はだめなのはあたりまえにせよ、分かりやすいハイスキル信奉は、可愛い(格好いい)という点で人種の壁を超えるも、その水平化って……こう……なんか大丈夫なの?というか、怖いなぁ、とこれを書いていて思いました。
話変わって、パズドラやモンハンの金の流れなんですが(笑)、ああいうスマホで出来るゲームは無料で手に入るんです。そしてプレイヤーは多くの場合で指揮官の立場です。ゲームの設定によって、戦士たちを束ねる長とか、サッカーチームのオーナーとか、アイドルや、ラップグループのプロデューサーとかに変わりますけれど。だけどそのクルー(キャラクター)はゲーム開始時はいっさい手配されていないんです。その人員を得るためにゲーム内のガチャガチャ(あるいはお御籤やくじ引き)を引くんです。ガチャガチャからクルーが出てきて自分の配下に加わリます。このくじを引く料金は大抵の場合で(実際のお金で)1回300円やまとめて10回3000円なんです。強い戦士や選手、スキルあるアイドルやラッパーほど出にくくて、一番いいのが出る確率は3%とかだったはずです。大吉3%という、感じで。
例えば、エリントンが主人公のゲームなのに、ストレイホーンもゴンザルベスもホッジスも楽団に居なくて、彼らを楽団に加えるためには1回300円を払ってくじをひく。3%の大当たりが出たら彼らが出てくる。ハズれは無名のミュージシャン。大当たりが出たと思ったらナンスだった、本当はホッジスか欲しかったのに。みたいな感じでありまして、そうやって集めた人員で他の楽団と戦ったりします。(なのでゲームなのに技術の介入度はすごく低いです、札束が武器とかも言われていて、1000万単位で金を使う人も結構いて……みたいな世界で。ぼくはちょっと距離を置いています。) さらに大抵のゲームではそれらが美少女やイケメンでありまして(笑)、配下に加えるとそのキャラクターと友情や恋愛が展開されるのでお気に入りのキャラが欲しかったらいくらでも金を……というえぐいことになっています。こっちもこっちでおっかないです(笑)
ではビッグバンセオリーの続きに戻ります!
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