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フレデイ タンさん のコメント

米国の通貨覇権を裏付けていたのは米国の世界最大級の暴力です。

世界最大の国際商品たる石油の世界最大の供給者はサウジアラビアです。その代金の支払いを米ドルでおこなうように強制したのは米国のあこぎな暴力でした。勿論、米国もビジネスのイロハは弁えている。交換条件はサウジの王制の安全保障を米国が負うということです。これって、日本が米国からもたらされた天皇制立憲民主制の安全保障と酷似してます。今じゃ日米同盟とか言って、歴史を知らない両国の為政者は豪語してますが、嫌ですね。サウジから還流する米ドルは米国債に購入に回され、米ドルの価値維持に貢献させられているのです。

米国がイランをことさらに憎む理由は核よりもむしろ石油です。中国がイラン石油を堂々と人民元で買うようになったからです。米国は日本の暴力団の性癖に似たようなものを無数に持って居て、ことイランの石油を人民元で買うことに関してはほっとけない。米国はイランと中国に国際法無視で深刻ないたずらを惜しみなく展開します。

南沙、西沙海域で中国に嫌がらせしてますが、イラン石油、ひいては中東石油を中国に輸送する油槽船を撃沈するか、交通遮断する狙いをもったものです。米国が「中国が自由と民主主義を踏みにじっている」と抗議するのは、表向きの何も分からないおめでたい日本人向けのプロパガンダに過ぎません。だって、米国の黒人は生存権も剥奪同様ですよ。そんな国がよく言うよ、私は言いたい。ともかく、それは石油を遮断して中国を75年前に日本を締め上げたように降伏させる狙いをもったものなんです。

続く
No.2
51ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。