菊地成孔さん のコメント
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僕は見てない(見せてもらわないと見れない)んですが、「ラジオデイズ」開始とともに、結構な数の方の新入会が増えまして、ありがたい限りですが、あれ(管理者画面)って、もうマーケのモロ出し画面で笑、いつも言ってますが、僕は自分の年収も知りたくない方なので、というのは、商売が嫌いではないし、マーケティング分析なんて、もう大好物なわけです笑。
なので見ないようにしてるんですね笑、依存症の患者が、依存物質を自分の近辺に置かないようにしてるのと同じようなものです。 Twitter なんてやったら1日中やってると思うので笑。やってる方には想像つかないかもしれませんが、やってなくても、タイムラインに極例が現れると、ファンの方や生徒さんや友人、知人がチクってくれるので、たまに見る分には良いですね笑。お酒やタバコのように、ほどほどが一番です。今僕が、柄にもなく世を憂うとしたら、「ほどほどで止めることができな
厳密にいうと、言葉と文法は、「曖昧になってゆく」のではなく、揺るぎない厳格さと、可変性を、最初から常に両方持っているわけです。なので、ご説にあるように、厳格さ(=父性 / エディプス)が、暫時的にだんだん緩んでゆく。というのは、言語が発生した時からスタートしているので「これから楽になる」という事はありません。とまれ「諦めやすい」というタームは重要で、諦め、特に、後退的な諦めではなく、前進的な諦めの契機は、常にありましたし、今もあります。諦めるべきです。できれば前進的に。
また、ご説の通り、SNSでは、ものすごいスピードでスラングが発生→共有され続けています。そしてこれも、SNS前からありました。
問題は速度と量であって、例えば昭和のスラング、「イカす」とか「マジすか」というのは、SNSよりはゆっくり発生し、ゆっくり共有されていたので、定着度が強く、そのまま厳格性の方に再投入される側面があります。SNSは、僕のようなおっさんから見ると、光速で動いているので、もし、あらゆる不適応性の原因を仮定するならば、スラングが発生しているから、という説明よりも、スラングの発生と定着が、あまりにも高速化したからだと思われ、これも、言語の発生と同時にスタートしておるので、つまり、SNSがなくても、インターネットがなくても、言語がある限り、あらゆる不適応者は生じるわけで、
やはり人口の量、経済の流れ、民の思考の速度、発話の速度、等々、社会を形成しているすべてのファクターの高速化が原因であって、これは社会的に止める事はできません。なので、個人的に止めるしかない。このブレーキングも、おそらく言語の発生時からあったと思います(最近の例だとヒッピーとかエコロジーとか)。
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