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サトルさん のコメント

長いです……。削除されても、構いません……。

タクシー業界に関し、簡単なレポを本日名古屋のアンケートに書くと書き込みしましたが、何せ字が汚ない(以前、笹師範に動画にて「読めない……」と言われたこともあり(^o^;)。師範申し訳なかったです……。下手と汚ないは違いますから……)、また道場で書きたいことも沢山でるだろうし、帰りの新幹線の時間やら、撤収準備のお邪魔になりかねないかと焦れば、なおさら、悪筆、悪口のアクセル全開、大暴走になりそうなので……。そう言えば、倉持師範にも動画にて、「あ、田原さんの悪口書いてた人だ(笑)」とも言われた……。(ホント、タクシードライバーとして、大人としてどうなんだ?と言う表現です、批判と悪口は違うのに)

早速迂回してしまいました……。(ホント、ヤバイ)

「日の丸」に関しては、時浦さんのブログにもありましたように、マスコミに日の丸交通自身公式にアナウンスした記事どおりです。また、事業者名に関しても一部の報道に出た、一部個人タクシー、日の丸、荏原交通のみにとどまったままです。。「日の丸」のみが既にホームページ上にて、約款を公表してますが、ドライバーでも余程の情報通か当該会社にいなければ今現在、10社はわからないでしょう。私もまだ掴んでいません。

タクシー業界に関しては、私のような一介のドライバー、しかもまだ若手(笑)が鼻高々と語れるほど単純ではありません。

例えて言うなら戦国時代の大小の戦国大名が群雄割拠してる業界です。昨日のライバル会社が今日は同盟はザラ。ドライバーに至ってもあれ?会社変わったの?みたいな。現に「東京無線グループ」と「チェッカーグループ」の合併を視野に入れた業務提携が先日発表されたばかりです。東京最大の「連合」の出来上がりです。

東京都の法人タクシー事業者数は440社、30,313台。個人タクシーは12,874名(平成30年度末)

少なく見積もっても4万人以上のタクシードライバーがいます。法人の基本勤務体系もバラエティに富んでおり、給与(歩率)や、福利厚生や、クレジット手数料、高速料金のドライバー負担、事故(自損)による、ドライバー負担金額等々千差万別。
恐らく他の業界や新卒で来た人間には、最初はサッパリわからないことだらけです。おまけに営業所の現場責任者の「人間の度量と情熱」で同じ会社であっても、まるっきり働きやすさが変わる業界です。現役ドライバー同士のネットワークを駆使したタクシー専門紹介コンサルタント会社があるくらいです。


まさに「玉石混淆」。既に長いですが、大事なポイントを……。
2014年に提示された、名古屋大学准教授(当時)加藤 博和氏の纏めが、冷静に業界を分析しています。「公共交通として位置づけられた タクシーが果たすべき社会的役割」(ネットにて、公共交通、タクシー、で検索すればすぐに出てきます。)

ここで大事な点は、小泉政権時の規制緩和政策の混乱、またその後のドタバタで崩壊しかけた業界であり、紆余曲折を経て更に裁判所まで巻きこんで、法的に「公共交通機関」と位置付けられたことです。更に業界全体の理解度合いの温度差です。
今回のコロナ騒動においても「出庫制限依頼」、ピーク時より日数は格段に少なくなったとはいえ、「休業補償金」の支援金も支出されています。ただしこちらも各ドライバーの任意の申告まかせではあります。金額もドライバーによって千差万別(金額が今年の1月から3月の売り上げの60%を日割りで計算、更に事業者によっては上乗せあり)。説明の下手さもありますが、わかんなくなりますよね(笑)いかん、脇道走ってるし……。

要は同じ「労働集約型」の飲食業界と比べても、「公的」に「保護」されているということです。そのわりに「PCR検査」の導入に腰砕け、二の足踏んでる業界、監督官庁も問題です。気づいてるハズです。効果すらないし若しくは、「タクシー運行不能事態発生」
実際、個別営業所単位では、ぽつり……と「陽性者」が出て一時閉鎖に追い込まれたタクシー営業所も僅かながらあります。こうなると、タクシードライバーや事業者が「怯える」のも心理としては解ります。
何せ、お客様の層がバッチリモーニングショーと重なりますから。話題も当然「コロナ」……。

小林先生を乗せた「ドライバー」の戸惑いも、良く解ります(笑)

ただ、タクシー業界も事業者によっては、以前から上記准教授の指摘を待たずに、「真剣に」人の不足状況を自覚し、憂い、改善に取り組み続けていることも確かです。

2016年に最大手の一翼「Km国際」がドライバーを守る為、悪質乗客の排除の為に、「約款変更」に踏み切り、またもう一翼の「日本交通」もすかさず追随したことは「悪質ドライバー」の排除に必要な「良質な人材確保」、少子高齢化で、更なるドライバー不足の打開に出たことは「評価」しても良いでしょう。
また、グループ会社も含めた「研修、教育」に取り組んでいるのも認めます。(ただ、仕事の性質上、実際現場でどおなの?という問題もあり、覆面調査実施、指導強化も取り組んでいます。)なんと、「日の丸交通」も規模や質は判りませんが、内部ドライバーから、取り組んでいることは確認済み(約款変更含め)

しかしながらこの「コロナ騒動下の現場」では、まだビニールカーテン未装備の時に、乗り込む前にいきなりアルコール散布されまくったことや、未装備を「咎められ」延々叱責されたことも1度や2度ではありません。恐らく業界もそんなことが「普通にあり」、「日の丸交通」が先鞭をつけたと言われる、ビニールカーテン装備に拍車がかかった点も否めません。特に上記最大手2社は、「この2社なら、ドライバーのハズレは少ない」として高齢者、富裕層、大企業が良く利用されてる点も見逃せません。(少ないというのも、また問題ですが……。顧客からの突き上げがあったであろうことも、想像に固くありません。またドライバーの過度な不安も)。以前「おどれら……」にて木蘭師範が指摘されてましたが、ドライバーを「感染」してるかのように扱う乗客、トラックの排気ガスがあろうと、高速道路であろうと、窓全開の乗客も、いまだにいらっしゃいます。

長くなりました……。
「日の丸交通」の問題は、読売新聞の記事、最初に「ドライバーの安全」が出てきて「次に」乗客の安全がでていることです。
また、最大手2社のドライバーを守る約款変更との違いは「明らかな犯罪者」と「マスクをしない
だけの、犯罪者でもない人」と「混同」していることです。しかも「主体的」に「約款変更申請」したことです。更に、「運行中止」と「乗車拒否」と「天と地」ほど違います。

「公共交通期間」として、「保護」されており、「使命」の自覚もなく、採用や売り上げ苦戦してるとは言え、小林先生の指摘どうり、「覚悟」が足りないと指摘されても、致し方ないでしょう。

車内の「密室空間」にて「人が豹変」するのも少なからずタクシーにて経験しましたし、道路の危険さや、1歩間違えたら「人殺し」になる可能性だって0ではありません。

私はかなり良質の事業者、営業所、管理者と出会い物心両面に渡り地位は無いものの、恵まれてると思います。そんな事業者、営業所でも、まだ「信じられない」ドライバーもいる事も事実です。

ただ少なくとも、東京に限って言えば、努力の方向を間違えずに、会社選びも間違えず、ちょっと頑張れば、クレヨンしんちゃんの父位の年収を得ることは、夢物語ではなかったと断言します。悲しい事に、コロナ前までは。

タクシー業界で、「救われた」「再起できた」
「ゆとりが持てた」人も沢山います。私もその一人です。何より年間全道場応募計画を念頭に2020年を迎えたなんて「贅沢」はタクシードライバーにならなければ、「不可能」だったでしょう。
勿論、再起できなかった、さらなる地獄になった人達も残念ながらいます。


この投稿欄にも、「衰退産業」との指摘もありますし、小林先生からも、「自動運転だよなぁ、いずれ……」とのご指摘も十分承知しています。が、
少なくとも、東京や都市部に於いては「自動運転」は法整備の困難さや、事故発生時の責任の所在、運行の難易度の高さから、「相当時間がかかる」と個人的には思います。

「セーフティネット」でもあり、また「公共交通機関」としてのタクシー業界の端くれとして、「日の丸交通」の「自殺行為」は、断じて認められません。ドライバーや、事業者達から「鼻で笑われても」。怪しい動きが出たら、有志と「一般社団法人 東京ハイヤータクシー協会会長」宛に、質問状送りたいかと思います。

長くなりすぎたのは、私の能力の低さと、過度の感情移入、タクシードライバーからの指摘もあるかと、余計な気の回しもあります。

削除も構いませんので、判断はお任せ致します。失礼致します。








No.106
50ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第377号 2020.11.3発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…わしは「本の力」で、何としてもコロナ騒動を終わらせる決意である。ところが「本の力」を信じられず、「テレビの影響力は大きいのだから、同時にテレビを利用する戦略も取るべきではないか」「ユーチューブの影響力はすごいのに、なぜユーチューブをもっと充実させないのか」等と言う者がいる。テレビやユーチューブに言論の自由などない!というより、本当は完全な言論の自由などどこにもないのだ!「言論の自由」があるなどと思い込む「学級民主主義」的な幼稚な感覚は今すぐ捨てよ!! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…10月29日、体操男子の内村航平選手が、合宿先の定期PCR検査で「新型コロナ陽性」と判定されたことが発表され、その翌日、再検査によって「偽陽性」だったと判明する事件が起きた。内村選手は「陽性」と判定された後、ただちに個室に隔離され、体操練習場は封鎖、日本チームの練習は中止、全選手が臨時のPCR検査を受け、さらには「国際大会中止」という話まで飛び出していたのだ。PCR検査の「偽陽性」は大問題である。もしもオリンピック期間中に同じことが起きたらどうなるのだろうか? ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!東京よりも大阪の方が洗脳が解けやすい?私のマスク抵抗作戦に意味はある?いじめ防止のため、あだ名で呼び合う事を禁止する小学校が増えている!?コロナ禍の様子から実はアメリカ人も個が弱い?震災等で東京に万が一の事があった場合を考えると「副都」はあった方がよい?麻生太郎の「若者が政治に関心がないことは悪いことではない」発言をどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第395回「テレビと言論の自由の話」 2. しゃべらせてクリ!・第334回「愛情と飛沫のぺろぺろハリケーンぶぁい!の巻〈前編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第189回「内村航平選手“偽陽性”事件を考える」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第395回「テレビと言論の自由の話」  泉美木蘭さんとの共著『新型コロナ 専門家を問い質す』は再来週、18日発売。予約もかなり好調で、まだ発売前にもかかわらずAmazonランキング政治カテゴリーの1位になった。  そして『コロナ論2』は先週脱稿、来月発売される。  わしは「本の力」で、何としてもコロナ騒動を終わらせる決意である。  ところが、わしがこれだけ何度も 「本の力を信じる」 と繰り返しても、その真意を全く理解できない読者がいるのだから情けない。 「本の力を否定するわけではありませんが」とか言い訳をつけながら、それでも テレビの影響力は大きいのだから、同時にテレビを利用する戦略も取るべきではないか なんて言ってくるのだが、それは要するに、本心では本の力を信じていないということに他ならない。  同様に、 「なぜテレビに出ないんですか?」 だの、 「その主張をテレビで発信すればいいじゃないですか」 だのと、いとも簡単に言ってくる者が未だに後を絶たないものだから、本当にうんざりしてしまう。  面倒くさいから、10月24日の生放送で一度詳しく話しておこうと思ったのだが、その日は東大のマスク実験の話だけで終わってしまった。そこで改めて、この場で説明しておくことにしたい。  こんな分かり切ったことから説明しなければいけないのかという気もするが、まず、 今どき一体どこのテレビ局のどの番組が、小林よしのりに出演依頼をすると思っているのだろうか?  実際、全くお呼びがかかっていないのだから、どうしようもない。   そもそもテレビというものは、「コロナは怖い」という内容しか放送できないようになっているのだ! 特に東京のテレビでは!  ユーチューブの影響力はすごいのに、なぜユーチューブをもっと充実させないのかと言い続けていた者もいたが、そのユーチューブではわしの動画が削除されてしまった。  ユーチューブは 「世界保健機関(WHO)や地域の保健当局のガイダンスに明示的に異議を唱え、人々をそのガイダンスに反して行動させる可能性があるコンテンツを許可していません」 と一方的に通告して削除したのだ。  ネットですらそんな状態なのだから、テレビはもっとひどい。WHOやら厚労省やら政府の分科会やらが言っていることに異議を唱えることなど、到底許されない。WHOがマスクに効果があると言ったなら、マスクに意味はないと言っている人はもう出さないのだ。  実際、コロナが出始めた当初はインフルエンザと大差ないという見解を話す医者もテレビに出ていたが、そういう人はたちまちテレビに呼ばれなくなり、岡田晴恵のようにひたすら恐怖を煽る人しか出なくなってしまった。   テレビのスタッフは、わしがコロナは日本ではインフルエンザ以下だと言っていることも、マスクを外せと言っていることも把握しているはずだから、間違ってもわしに出演をオファーしてくることはない。  それでは、わしが自分からテレビに出せ、しゃべらせろと言ったら、テレビ局はわしを出すだろうか? そんなこと、あるわけがない。  たったそれだけのこともわからずに、本の力を信じると先生はおっしゃいますが、テレビの方が影響力はあります、なぜテレビに出ないんですかとか言う奴、ユーチューブは何百万人も見に来ます、なぜユーチューブをもっと充実させないんですかとか言う奴、本当に幼稚すぎるのだ。   テレビに言論の自由があると思い込んでるようだが、そういう幼稚さはさっさと捨てなさい。   テレビにも、ユーチューブにも言論の自由はない! 「言論の自由」はどの場所、どのメディアにもあるわけではない。  というより、本当は完全な言論の自由など、どこにもないと言った方がいい。   雑誌だって、新聞だって、編集方針に合わないものや、商売にならないものは載せないし、ある意味それは当然のことともいえる。  誰のどんな言論であろうと等しく扱ってもらえる「言論の自由」があるなどと思い込むのは「学級民主主義」そのものの幼稚な感覚であって、現実にはそんなものはどこにもないのだ。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!