チコリさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
号外 2020.11.10発行 【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第396回「マスクは憲法9条である」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第190回「冬のスウェーデン、コロナ対策最新情報」
第396回「マスクは憲法9条である」 先週号の「テレビと言論の自由の話」は、わしとしては今さら説明する必要もない常識だと思っていたことだったが、いざ書いてみると、予想外の反響があった。
どうやら、メディアに関わっていない人の中には、説明されなければわからなかったという向きも多かったようだ。
さてそんな反響の中で、「テレビの言論は全て、今もなおGHQが許可したものしか許されない」と書いた部分について、こんな疑問を寄せた人がいるので、今回はこれに答えることにしよう。
GHQ恐るべし。すごい影響力ですね。
しかし、今でも実際に許してくれないのは誰なのでしょうか?
TV側の単なる自主規制?
それとも、GHQの認めたこと以外をTVで流してしまうと実際にアメリカに怒られる? (Dr_mukimukiさん)
もちろん、実際に誰か特定個人が「テレビではGHQが許可した言論以外は許さない!」と命令をしているわけではないし、ましてやテレビの発言について、いちいちアメリカに怒られるなんてこともあり得ない。
また、これは確かに「自主規制」ではあるのだが、別にテレビ業界内で誰かが申し合わせて禁じているわけでもない。
では一体、誰がGHQの許可した言論以外は「許されない」ということにしているのかといえば、それはテレビ番組を作っている人のほとんどであり、テレビを見ている人の大多数である。
要するに、「テレビでは、GHQが許可した言論以外は許されない」という暗黙の原則は、GHQの洗脳の成果であるから、日本国民の大部分が無意識のうちに刷り込まれている感覚なのである。
わしは『戦争論』の第13章 「洗脳されている自覚はない」 で、戦後の占領期に、GHQが一種の洗脳工作を行っていたことを描いた。
日本は矢折れ刀尽き、主要都市をことごとく焼き尽くされ、原爆を二発も落とされ、惨憺たる敗戦を迎えた。そしてこれから占領軍がやってくる。日本人はどんな目に遭わされるかわからんぞと怯え、恐怖と不安と緊張がピークに達していた。
そんな中でやって来た占領軍は、予想に反して表向きは和やかそうにふるまっていた。 その上で、我々は日本国民の皆さんの敵ではない、皆さんは何も悪くない、軍部に騙されていただけなのだ、これからは自由と民主主義の世の中だなどと、甘い言葉を放った。 そして子供たちには、甘いチョコレートやガムをばらまいた。
日本から自由や民主主義がなくなったのは、あくまでも経済危機と戦時体制という非常事態による一時的な現象であり、その前は大正デモクラシーの時代だったのに、大人たちはそんなこともすっかり忘れ、 自由と民主主義はアメリカにプレゼントしてもらったものだと思い込んだ。
子供たちは、米兵がばらまいたガムやチョコレートの代金は日本が支払わされていることなんか、知る由もなかった。
こうして、大人も子供も洗脳されて、アメリカへの敵対心を失った。トランプVSバイデンのアメリカ大統領選の混迷で、「アメリカは民主主義のお手本だったのに」という発言をしているテレビのコメンテーターたちが、まさにGHQの洗脳の成果である。
さらにGHQはマスコミや教育を通じて 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」 を実行。あらゆるデマ情報を駆使して、日本軍はこんな残虐なことをしていた、軍のために日本国民はこんなにひどい目にあった、我々国民は騙されていたんだという意識を刷り込み、 今後、世界で日本だけは戦争をしてはいけない、軍隊を持ってはいけないと思い込ませた上で、戦争放棄を定めた憲法9条を制定した。
日本国民はすっかりこの徹底的な洗脳工作にやられてしまい、日本の戦争にも正義があったという主張は完全なタブーとなり、マスコミや教育においては、日本軍は極悪非道であったとする意見以外は許されないものとなった。
一旦この体制が出来上がってしまうと、時代が変わり下の世代が出て来ても、上の世代がそっくりそのままの洗脳教育を施し、洗脳の再生産を繰り返していくから、いくら世代が交代してもずっと変わらずに洗脳は引き継がれていく。
むしろその時代を実際に生きて、本当はどうだったかということを知っている人が少なくなるにつれ、洗脳はより強化されていった。
そして戦後50年を過ぎた90年代後半には「自虐史観」がピークを迎え、全ての中学歴史教科書に「従軍慰安婦」が載るまでに至ったのだ。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
皆さん、ありがとうございます。
もちろん、コロ問い、今回は素早くアマゾンで予約しました!
>>130
青ネギさん、ベーシックインカムのひとつめとふたつめは、なんとなくわかりました。
3つ目の、「最低限の賃金を保証する」点は、考えさせられます。
障害者年金と生活保護に代わる、就労が保証される社会保障制度ということでしょうか?
今回のライジングに全く関係ないことを再度書くことをお許しください。
この問題はここで書くことを最後にします。以下は、あくまで私の個人的な考えです。
精神障害もいろいろですが、統合失調症や、双極性障害の場合、
社会的に破綻して、精神的にも家族が同居することが困難になることも多く、
往々にして家庭崩壊を回避するために、当事者が一人暮らしをすることになるわけですが、(家がそうでした)
その際、一般家庭では、一人暮らしする生活費全てを負担できるはずがなく、
再発入院すれば多額の費用が発生し、障害者年金と生活保護のセットとなりました。
これがなければ、兄弟の独立は到底不可能でした。
家族の縁を切り、家族もバラバラになるしかなかったと思います。
しかし、服薬と療養で病状が安定すれば、当然本人は社会復帰したい!働きたい!と切望します。
まず障害者支援の事業所で単純労働を体験し、
障害者枠の一般就労へ移行していく流れだと思います。
この事ですら、積極的にサポートしてくれるプロがいなければ、放置されます。
我が家では、錯乱した兄が家族に手をかけ殺人になりかけ、警察を呼んだことで、サポートしてくれる存在と出会えました。
最初の入院は、本人を連れてきてくださいの一点張りで、母が保健所に座り込み直訴しました。
普通なら家族は心が折れて、当事者と離れてしまうのではないでしょうか?
ただ、日本においては、精神障害の認知度があまりに低く、
我が家でも兄弟が明らかに異常な言動をして初めて、おかしいと気づきました。
日本では精神障害者への偏見も非常に強く、
危ない怖い気持ち悪い使えないコミュニケーションできない、漠然としたイメージがあると思います。
実際のデータは持っていませんが、精神障害者の一般就労率は極めて低いのではないでしょうか?
私は当事者の家族として、兄弟が発病して20年、7回目の再発入院を機に、
(兄弟に対する怒りも相当ありますが、病識を持てないのか、現実を受け入れられないのか、ハッキリしていません)
今後、日本の精神医療がもっと開かれたものとなり、
誰もが当たり前に精神病について知っていて、早期発見早期治療がなされること、
罹患しても社会復帰ができる社会にするべく、行動発信していこうと決意しました。
現在、当事者の家族と、一部のNPOや心ある医師が細々と懸命に現場で奮闘していますが、
家族や地域社会の崩壊した今、精神医療をこのまま放置していては、悲しい事件や犯罪もなくならないでしょう。
たとえ家族が機能していても、重度の精神病は、家族だけで解決できる問題ではありません。
従来のように、隔離して病院で一生を終えさせることも、根本的な問題の解決にはなりません。
数年前、田舎の方で、精神病の当事者が近隣で複数の殺人をおかした事件が報じられましたが、
父親は、退院後の転院先を要望切望しても受け入れ先がなく、
退院後自宅の離れに住む息子が危険であるので、
近隣に、息子が出歩いていたらすぐ警察に連絡してくれと言っていたそうです。
そうした中、殺人事件が起きてしまいました。
この事件は、今の日本の精神医療の実態が浮き彫りになったと思いました。
(ストーカー殺人にも共通するところがあります。ストーカーも一種の病気だと私は思います)
精神鑑定が問われる事件の当事者は、一人暮らしが多くありませんか?
家族がいても、孤立していませんか?
もちろん、まず孤立してしまう本人の問題が絶対的にあります。
次に、病気になったら、病人に対するプロの対応が求められます。
患者の家族をサポートするプロの存在が必須です。
患者を孤立させないプロのシステムも必須です。
服薬と生活保護で一生を終えるのではなく、社会復帰をサポートするしくみが必須です。
そしてそれは、現実を知っている当事者の家族が、発信行動するしかないのだ、と思いました。
一部の精神障害者に殺された方、被害を受けた方、トラウマを抱えた方、を思えば、
このようなことを書くことは、本来躊躇するところですが、
例えば100人に1人の統合失調症は、もっと認知され、国の新たな改革対策が絶対に必要です。
自分には関係ないとは誰にも言えないのです。当事者にも当事者に家族にも被害者にもなりうるのです。
当事者、当事者の家族、被害に遭われた方、そのような堪え難い悲しみ苦しみを繰り返さないために、
日本の精神医療は絶対に変えなければならないと思います。
(いうまでもないことですが、あくまで重度の精神障害者の事で、自分の社会への怒り復讐腹いせで殺人を犯す人のことではありません)
ライジングに全く関係ないことを長々と大変申し訳ありませんでした。
当事者の家族としての、まったくの私の個人的な意見で、間違ったことも多々書いていると思います。
公的なこの場をお借りしたことを、心からお詫び致します。
青ネギさん、返信ありがとうございました。
この話題はここでキッパリ終わりにいたします。現場で行動発信していく事をお約束します。
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