思想・信条のない利権政治家二階幹事長の強い推薦で首相になった菅氏は、二階幹事長のコロナ対応に合わせなければならない。実権がなく名前だけであり、すべての間違いは、首相になったことである。

第一の間違いは、二階氏の観光業優先が災いし、コロナを克服したから税金を使って国民に観光することを奨励していると国民は理解し、かなり多くの人が何回も「GoTo」を利用することになった。国民にゆるみをもたらしたのは、菅首相より二階幹事長の責任の方が大きいが、菅首相にマスコミは押し付けている。

第二は、吉川元農相逮捕だけでなく,二階派からほかに３名逮捕されているが、マスコミが二階氏の責任を問わない。自民党から逮捕者が出ているのは二階派であり、二階派を追求しなければ、菅氏の言動が二階氏のロボットとしての役割でしかない。責任だけを押し付けられるのです。

会食の件も二階氏主宰の会食に菅首相を呼び出し権威を誇示するだけでなく、会食の悪者を菅首相に押し付けている。マスコミは、悪の根源にメスを入れるのでなく、二階氏のロボットを血祭りにあげ喜んでいては、野党の限界であり、本質を追及できないでしょう。国民の政治そのものに対する批判票が菅首相批判になっているだけに過ぎない。野党が選挙で勝てるなどと考えたら大きな間違いといえる。