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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>26

 音楽が鳴らされる場では、ステージ上もセクシーだし、観客席もセクシーだし、PAのエンジニアも、照明の技師もセクシーであると思います(「としか思えません」が最適切ですが)。また、僕の作品の愛好家の方々からの反応には、焼きプリンの謎、葬儀を伴ったミサや謝肉祭のレポート、女性差別コードアウトのワイルド&ナスティさ、楽曲分析についての質問者、他にも数多、様々な方々がいらっしゃいます。僕はそうした方々に審級を付けられません(「付け方がわかりません」が最適切ですが)。全てが僕の活動の理解者であると思っています。そういう意味で僕は、乱行的、混血的、包括的な創作者かもしれないと思っており、これは自慢したり卑下することではなく、顔つきや身長体重などに近いものだと思っています。
No.27
46ヶ月前
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 ディナー時間の生活支配力はただならぬ物があり、生活時間が一向に夜型に戻らない。「大恐慌のラジオデイズ」の収録だけが0時からでないと気が乗らないので、0時から早朝にかけてやっているが、コレもその内21時ぐらいから始めるような気がする。    ここ最近はメールボックスに届くファンメールが増えている。2000年代のファンメールを数えてみたら、年間3通とかいう年さえあり、それはこのブロマガを始めても変わらなかったのだが、「拾った CD をかけっぱなしにして質問に答える」の影響もあってか、今年に入ってから急増している。    そのほとんどが長文である。人々は長文に飢えているのだろうか。そしてその多くが、ライブの感想とかではなく、人生相談に近い。時代の推移を感じる。「スペインの宇宙食」を出したばかりの頃(もうそろそろ刊行20周年である)は、長文しか来なかった。過日「10年ひと昔」という言葉があったが、やはりコロナ禍の影響か、「ひと昔」は20年になったのだろうか。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。