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Chariotさん のコメント

皆様、毎日の『モーニングショー』監視、お疲れ様です。
私はマンボウ適用続行中の大阪在住の者ですが、最近の周囲の状況や気付いたことについて書かせていただきます。
職場の同僚と話をしているのですが、「さすがに吉村はオカシイ」と不満や憤りを露わにする人が多くなっています。
『コロナ論』や『コロナ脳』を読んだというわけではなさそうなのですが、やり方が強行的で常軌を逸している、自粛と解除の無限ループを続けるだけ、といった常識的な意見が聞けました。
昨年の5月頃に「大阪モデル」を策定した頃は評価が高かったですが、イソジン発言辺りからどんどん株が下落してきている印象です。
また、私共は屋内外で体を動かす仕事に従事しているのですが、当初は神経質で「コロナ脳」にかかっていた同僚も、いつの間にか洗脳が解除された模様です。
口に出しては言わないですが、「コロナはそこまで過敏に恐れるものではない」ということが体感として理解できたのではないかと思われます。

話をしていて、興味深かった内容が2件。
1つは旦那様が、政府が配布していたコロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」を登録しているのだが、、これまで周囲の陽性者の通知を受け取ったことがない、というお話。
旦那様は普通に外出して、買い物や食事を楽しむという従来とあまり変わらない生活をずっと続けていたのだそうです。
そもそもアプリ登録者数が少ないということもあるのでしょうけど、その方は「そもそもこれは流行っているうちに入るんやろか」とおっしゃってました。
もちろん、周囲で誰かが感染した、入院した、死亡したという話も全く聞かないとのこと。
もう1つは、コロナを完全に見切った方が、冗談交じりでこんなことを言っていました。
「こうなれば、全員が感染した、という状況もアリなんじゃないですか」
私が「集団免役ということですか?」と聞くと、
「それもありますが、そもそも感染を完全に防ぐことって出来ないじゃないですか。
で、ほとんどが軽症か無症状なんやから、感染して『大したことない』という認識が広まればいいんやないかな、と。
その状態で普通に社会が回れば、無理に自粛せんでもよくなるでしょ」
PCR検査を「ゼロコロナ」のための手段に用いるのではなく、「これだけウイルス蔓延してても社会は普通に回せるよ」と証明するために用いるという発想。
玉川徹が主張したように「全国民検査」を実施して、徹底した自粛を施してもこれだけの陽性者数が出るということを可視化し、同時に社会には感染による大きな支障は出ていないことを示してしまうという考え方。
――まあ、非現実的で無理のある暴論であることは承知ですが(仕事の合間のたわいないお喋りでしたし)、「逆転の発想」という意味では面白いなと感じました。
その方は自粛の無意味さには気付いているけど、一市民ではどうにも抵抗しようがないという「もどかしさ」を滲ませていて、上述のお喋りもその方なりに「現状の理不尽さ」を少しユーモラスに語ったものなのだろうな、という気がします。
ともあれ、数ヶ月前までは、職場でこういう会話自体がやりづらい空気感があったのですが、だいぶ変わってきた印象です。

あと、蛇足かもしれませんが、一件だけ。
Eテレ『ねほりんぱほりん』という番組の「港区女子2020」(昨年12月9日放送)を見ていて、驚いたことがありました。
パパ活やギャラ飲みでハイスペックな生活を続けようと奮闘(?)する「港区女子」の1人が、ある時高熱が出たため、PCR検査について問い合わせようと保健所に電話したのだそうです。
保健所「周りにコロナにかかった人や、PCR検査受けた人はいますか?」
港区女子「いません」
保健所「だったら、たぶんコロナじゃないから、そのまま自宅療養してください」
思わず「え!?」と声が出てしまいました。
そういう「検査数」のコントロールはあるだろう、ということは想定範囲内。
問題は、「こういう事実」が公共の電波で堂々と語られた(匿名の語り手とはいえ)、ということ。
恐らく初めてのケースではないでしょうか。
Eテレ、報道や情報番組と部署が違うとはいえ、よくカットしなかったな、と。
まあ、職場でも「今は東京は濃厚接触者は追跡してない」なんて話してる人もいたから、これも分かっている人からすれば「今さら」ではあるのですが、地上波で流れた(流れてしまった)という事実はそれなりに注目してもよいのかなと思います。
No.391
43ヶ月前
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第394号 2021.4.5発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…ヒステリック・フェミのポリコレ暴走が止まらない。森喜朗、CMディレクター佐々木宏の次はテレビ朝日「報道ステーション」のCM動画が標的にされ、削除・謝罪に追い込まれてしまった。もはやほとんど週替わりで誰かが「女性蔑視者」に仕立て上げられ、血祭りに上げられているような状態だ。今のヒステリック・フェミの原型は50年近く前からあったわけだが、この動きは近年急速に過激化している。実は、これは2010年代半ばからアメリカで流行っていた「キャンセルカルチャー」という運動の猿マネなのだ! ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…3月31日、北欧フィンランドで、政府が国会に提出していたロックダウン法案が、憲法委員会によって憲法違反にあたると判断され、サンナ・マリン首相が、法案の撤回を発表した。フィンランドにおけるコロナの感染状況、法案の中身、そして撤回になった理由とは何だったのか?今週も、日本ではまったく報じられないニュースを紹介しよう! ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!最近の松本人志をどう思う?職場から命じられるワクチン接種を拒否する術はある?実家住まいで独立していない身で、他人のために寄付するのはあり?碑を立てる程ハリスに感謝していた渋沢栄一って正しいの?ゴー宣道場で感染者やクラスターが発生したら、どう対応する?直球で爆発力があるギャグと、シュールなギャグ、どっちが好き?大ヒット中の映画『シン・エヴァンゲリオン』最新作は観た?ミャンマー情勢をどう見てる?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第415回「ジェンダー炎上」 2. しゃべらせてクリ!・第351回「へぎゃーっしゅ!昆虫食は人類を救うってホントでしゅか?の巻〈後編〉」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第209回「フィンランド、ロックダウン法案“違憲”で撤回」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第415回「ジェンダー炎上」  ヒステリック・フェミのポリコレ暴走が止まらない。  森喜朗、CMディレクター佐々木宏の次はテレビ朝日「報道ステーション」のCM動画が標的にされ、削除・謝罪に追い込まれてしまった。もはやほとんど週替わりで誰かが「女性蔑視者」に仕立て上げられ、血祭りに上げられているような状態だ。   報ステのCM で特に問題にされたのは 「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ時代遅れって感じ」 という女性のセリフだ。  だがこれは、いまや「ジェンダー平等」なんて自明のもので、もう実行されている(CMでは産休も託児所もある)会社だってあるし、政治家がことさらにスローガン的に力入れて言っていることの方が時代遅れに見えると言っているわけで、 むしろジェンダー・フリーの側に媚びた描写だった。   ところがそれでもヒステリック・フェミは「『ジェンダー平等』が時代遅れなんて、けしからん!」と、国語力が皆無としか思えない誤解・曲解をして、ポリコレ棒をぶん回したのである。  フェミにウケようとして作ったはずの動画でも袋叩きにされる。理屈も通じない、議論もできない、謝罪しないと収まらない。こんな暴力団みたいな奴らが跋扈しているのでは、メディア関係者はみな戦々恐々だろう。  一方、ベストセラー『応仁の乱』で知られる 歴史学者・呉座勇一 が、自身のツイッターでイギリス文学者・北村紗衣を誹謗中傷したとして、来年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証を降板した。  呉座は自分のフォロワーだけが見ることのできる鍵垢(鍵アカウント)という設定にして北村への暴言を吐いていたのだが、それを誰かが北村本人にご注進して問題化したらしい。  グループLINEの会議のボツ案だろうと、鍵垢のつぶやきだろうと表沙汰にされる世の中だ。もっとも鍵垢の方は、フォローさえすれば誰でも見れるのだから、限定であっても公開の場と認識しなければいけなかったのだが。  呉座は伊藤詩織を揶揄するツイートもしていたようで、もともとミソジニー(女性蔑視)気味の人だったのだろう。しかし時代考証の仕事を任すか否かは歴史学者としての能力で判断するものであり、ミソジニストだから時代考証を降板というのは、全く意味がわからない。 「女性蔑視」という非難で「炎上」した案件の元祖といえば、昭和50年(1975)のインスタントラーメンのCMの 「私作る人、ボク食べる人」 だろう(YouTubeで視聴できる)。  このCMに、参院議員・市川房枝ら約500人が参加する婦人団体が 「食事づくりはいつも女性の仕事という印象を与え、男女の役割分担を固定化してしまうものだ」 とクレームをつけ、 「1ヵ月以内に放送を中止しない場合には不買運動も含めた対抗手段を検討する」 と通告した。  抗議を受けたハウス食品工業は約1か月後に「社会的影響なども無視できない」として放送中止を発表。その際、同社広報は 「消費者などからの反応は、あのままでいい、という声が圧倒的に多かったが、少数の声でも、謙虚に耳を傾けていくのは当然」 とコメントした。  この時には朝日新聞に 「差別CM、というのも一つの見方かもしれないが、茶の間の大多数の主婦は、そんなものに神経をいらだたせてはいない。そんな感覚では、男女差別の本当のポイントからはずれてしまう」 という女性識者の意見が載った。現在では考えられないことだ。  今のヒステリック・フェミの原型はこのように50年近く前からあったわけだが、この動きは近年急速に過激化して、森喜朗や報ステCMのように、いまや抗議されたら問答無用で即解任、即放送禁止となってしまった。   実は、これは2010年代半ばからアメリカで流行っていた「キャンセルカルチャー」という運動の猿マネなのだ。  些細な誤りひとつを取り上げ、本人がどんなに謝罪しようと反省しようと容赦なく糾弾し、その人の人格や実績の全てを「キャンセル」(破棄)して、社会的に抹殺する徹底的に非寛容な運動が「キャンセルカルチャー」だ。  キャンセルカルチャーはソーシャルメディアの普及に伴って拡大。2019年アカデミー賞授賞式の司会に起用された黒人コメディアンのケヴィン・ハートが、10年近くも前にツイッターに上げた同性愛嫌悪発言を叩かれて辞退した件を筆頭に、その例は全米で枚挙にいとまがない。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!