菊地成孔さん のコメント
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浜松でのペペトルメントアスカラール公演も終わりーーそもそも馬体の大きさから動きの悪いオルケスタは、東名阪という業界のプライムサーキット以外では高崎しか公演経験がないので、地方公演には格別の味わいがある。静岡県は蔓延防止法も緊急事態宣言も適応されておらず、国道沿いのファミレスなどが22時を過ぎても普通に客を入れていて、 SF 小説の様だったし、ホールいっぱいの観客が全員マスクをして、叫べずに静かにしている光景にも、雅やかに見える程度には慣れた。お越し頂いた皆様に於かれましては暖かいご声援に感謝しますーー6月になった。高い確率で、「人前に出ない6月」はプロになって初めてだと思う。短いトークイベントすらない。
演奏という天職一筋で暮らしているジャズミュージシャン達がどれほどダメージを受けているか、現在の状況が、鬱的な素質を持つ人々にどれだけ辛いものかは、僕なりにはわかっているつもりだが、何か、夏休みの様な気分しかない。
会長さんが仰ったなら遠慮なく申し上げますが笑、僕も会長さんに同意です笑。プロボクサーになる、というのは、ボクシングが人々の精神に与える効果の、極端な一例にすぎません。アマチュアであれ、ボクシングの試合をやって頂きたいし、ラウェイはとにかく目を覆わんばかりに荒く、リスクが多すぎます。イキがるのは生きている証拠ですから、恥ずべきことでもなんでもありません。ここでよければいくらでもイキがったりヘコんだりして下さい。僕は大歓迎です。というか正直ホッとしました笑。
ジ・アウトサイダーは、ラウェイに比べれば荒くありませんが、おそらく前田さん個人の力でも、リングスジャパンの力でも、全盛期のように大々的に復活するのは無理だと思います(それこそ、朝倉兄弟が通過した、捨てた団体。というイメージも出来てますんで)。まだまだ内部に暴れたい衝動がおありだと思いますが、造園とボクシングに励んでください。父上を殴りたい。という初期衝動は持ったままで全然問題ありません。むしろ抱き続けて下さい。やがて夢のように消えます。
話は変わりますが、このご時世にぺぺが浜松でコンサートを開けたのは(僕が「どこそこでやりたい」と言って決めるのではないので)、当欄で発揮される、浜松の方からのヴァイブスの導きだと思っています。
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