maruさん のコメント
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第403号 2021.7.20発行 「小林よしのりライジング」
『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。
毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行)
【今週のお知らせ】
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…河野太郎ワクチン大臣は、ワクチンに関する正しい情報を伝えるために、『こびナビ』の監修を受けているという。『こびナビ』は、「新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの正確な知識をお伝えすることを目的として集まったプロジェクト・チーム」らしい。メンバーを見たところ、千葉大学病院の関係者を中心に結成されたようで、さらに、ネット上で積極的にワクチンを推進する“医療系インフルエンサー”と言える医師たちが集まっている。『こびナビ』の活動を追うと、若者にワクチンを打たせることが重要な目的であることがよく伝わってくる。ワクチン解禁、そして厚労省と『こびナビ』始動の関係など、詳しく見ていこう。
※「ゴーマニズム宣言」…薬害エイズの戦い、オウム真理教との戦い、イラク戦争での戦いなど、極限状況での戦いはこれまで何度も経験してきた。歴史認識を巡る戦いでは、当時の言論の全体主義的な状況とも戦った。だが、今回のコロナ禍全体主義との戦い、ワクチンファシズムとの戦いは、今までで最も困難なものかもしれない。もはや公共の言論空間ではネットからNHKに至るまで、全てにわたってコロナワクチンに関する言論の自由は許されないという状態が完成してしまっているのだ。
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」!ジョニー・デップ主演の映画「MINAMATA」は見る?RADWINPSの野田氏がまん防中に朝まで飲み会をしていたということで批判されていることをどう思う?今の政権の中で期待できる人はいる?映画「ゴジラvsコング」の感想は?他のワクチンは大丈夫なのか、正しい情報の調べ方とは?あと1歩で口説けそうな女性から「ワクチン打って」と頼まれた場合、どうすべき?表現の不自由展、大阪府と主催者の主張についてどう思う?…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第221回「ここがヘンだよ“こびナビ” その1」
2. ゴーマニズム宣言・第427回「SNSの言論統制」
3. しゃべらせてクリ!・第359回「沙麻代ちゃん!スマホばっか見らんで、ぽっくんを見てクリ~!の巻【前編】」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記
第221回「ここがヘンだよ“こびナビ” その1」 河野太郎ワクチン大臣は、ワクチンに関する正しい情報を伝えるために、『こびナビ』の監修を受けているという。
『こびナビ』は、 「新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの正確な知識をお伝えすることを目的として集まったプロジェクト・チーム」 らしい。
メンバーを見たところ、千葉大学病院の関係者を中心に結成されたようだ。さらに、ネット上で積極的にワクチンを推進する発言や、「感染拡大」「外食は危険」「密に注意」などの分科会の提言を広めながら、コロナ・ブームにのって陽の目を浴び、一般人のフォロワーを数万~10万人単位で増やしてきた “医療系インフルエンサー”と言える医師たちが集まっている。
★小林先生のためのワンポイント解説★
「インフルエンサー」とは…
マスメディアで活躍している有名人ではないが、ブログやSNSなど、ネット上に数万~数百万人単位のファンを抱えており、その発信に注目する大勢の人々に影響を与える人物のこと。
インフルエンサーが写真や動画などで紹介したスイーツや美容用品、服、ゲーム、レジャー施設などは、急激に売り上げを伸ばし、店には客が殺到して行列ができるなど、局地的な経済効果を生んでいる。
広告やマーケティングの世界は、現在インフルエンサーの争奪状態。専門のプロダクションも芸能事務所なみに乱立しており、もはや珍しくない。
『こびナビ』は、医療系のWEBプロモーション会社と組んで、ネット上の人々を取り込むことにかなり力を入れているようだ。今年3月には、クラウドファウンディングで資金集めを行っており、ひと月足らずで3000万円以上のカネをかき集めることに成功している。
資金集めの名目は 「コロナワクチンの正確な情報で元の世界を取り戻したい」 。
いわく、「無関心な層」にもワクチンの情報を提供するために、大規模な広告展開を検討しており、そのためには多額のカネが必要だとのことだ。
公表されている3000万円の資金の用途を見ると、ウェブサイト設置やデザイナーによる資材制作などに200万円、プロに依頼しての動画作成 に250万円、ポスターや新聞折り込みチラシなどの制作や各施設への発送などに500万円と豪快だ。
さらに、 「広告業界と連携し、たとえばYoutuberと接種体験を共有するような仕組み」に2000万円 などとされている。著名なYoutuberにカネを積んでワクチンを打たせ、実況でもさせるつもりなのだろうか?
どうしても若者にワクチンを打たせたい、それが『こびナビ』の目的であることがよく伝わってくる。
■ワクチン解禁、厚労省と『こびナビ』始動の関係
『こびナビ』メンバーに注目してみると、気になることがいくつかある。
まず、代表の吉村健佑医師は、千葉大学病院次世代医療構想センターのセンター長で、精神科専門医、公衆衛生修士などの肩書を持つ人物なのだが、経歴を調べると、2015 年に厚生労働省に入省、保険局・医政局で医療情報分野の政策立案と制度設計に関わった元医系技官であった。
もともと厚労省と強力なコネがあったのか?
さらに、『こびナビ』発足前後の出来事を時系列で調べてみると、こうだ。
まず、日本でファイザーのワクチンが正式承認されたのは、2021年2月14日。
そして、 厚労省の報道向け資料 によれば、翌2月15日の午前9時に、厚労省がコロナワクチンに関する電話相談窓口を開設している。
またこの日は、衆院予算委員会で菅首相が、「17日には医療関係者への接種を開始したい」などと発言。
そして、さらに、この日の午後3時から行われたのが、 『こびナビ』プロジェクトを始動するという記者会見 なのである。
この記者会見は、NHKほか民放各局から報道されている。
ここで疑問が浮かぶ。なぜいきなりテレビで注目されたのだろう?
いくら医師が集結したと言っても、発足したばかりの『こびナビ』などという、まだ得体の知れない集団が、ここまでマスコミに信用された理由は?
非常に不可解に思い、この会見について調べてみると、なんと会見の行われた場所は、 厚生労働省内の会見室 だったことがわかった。
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!
青ネギさん♪
こんばんは
小林賢太郎の解任を受けてのコメントについて、誠実さを感じてもらえたの事、ファンとして嬉しく感じます。あのコメントに表れているとおり、彼は誠実、謙虚な人間だと思います。
開会式には彼の舞台仲間や、長年舞台制作を共にしてきた音楽担当等もメンバーに含まれており、当日は各々の役割を果たしていました。彼らの晴れ舞台を守るためにも、裏方である自分の本音は押し殺し、身を引いたのだと思います。何より舞台をやっている人間であれば、本番直前に演出家をクビにした所で、演者さえいればパフォーマンスは可能だし、自身のクレジットは消えても作品は残す事ができるかもしれないという判断もあったのだと思います。
話変わって、僕も入場行進で1番最初に流れた「ドラクエ」のテーマに胸が躍りました。この選曲にも小林賢太郎が関わっていたか不明ですが、いかにも選びそうな曲ではありますし、時にメンバーを入れ替えたり(時にいなくなったり^^;)しながら、パーティーを編成して冒険を続けていくゲーム内容と、今回のオリンピック演出に関わった道のりの事もかけているのかなぁ…とか勝手に想像して、ニヤリとしてしまいました。
何より、すぎやま氏の曲自体が素晴らしいですし、アスリート達が今から始める冒険の旅を讃えているかのような、意欲を鼓舞する効果もある旋律で、グッドチョイスだったと思います。
絶賛しといて、僕はゲームも競馬も詳しくないので、いいかげんな事を言ってるかもしれませんが、青ネギさんが挙げて下さった前述のドラクエ、競馬のファンファーレ、両曲とも天才にしか作れない音楽だと思っていて、大好きな曲です。
長くなりましたが最後に、今回の騒動を思う時、小林先生がいつかの道場でおっしゃった一言が浮かんできます。
「創造する事には無限の時間がかかります。引きずり下ろすのにかかる時間はほんの一瞬。わしは創造する人を応援したい。」
↑記憶で書いているので、若干ニュアンス違うかもしれませんが、ご容赦ください。
森喜朗辞任に対しておっしゃた言葉だったと思います。
批判はあって然るべきですし、小山田氏のように救いようがない例もあるのだと思いますが、何でもかんでもキャンセルカルチャーで引きずりおろす風潮はいかがなものかと思います。
念のため付け加えるならば、あのような情報の広がり方をしてしまった後では、小林賢太郎の解任は致し方ないとは思っています。そこを「あのコントはホロコーストを容認しているものではない」と言って強引に続ける事はできないと思います。
とはいえ、理不尽な解任と思いますし、解任せざるを得ない状況になる前に救えるような手立てや、今回は無理でも今後の対策は講じてあげなければ、大役を引き受けるクリエイターはこの先、出てこないと思います。
( ̄◇ ̄;)超長くなっちゃいました。
すみません。
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