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パゴージさん のコメント



「社長シリーズ」の俳優さんたちを見たくて小津の「小早川家の秋」のDVDを先日買いました。
出だし早々、関西弁の森繁が原節子の再婚相手にはなれないだろうなあという演技全開で、そのまま筋を追うより俳優の演技に見入ってしまいました。
それにしても新珠三千代も司葉子もよりきれいに撮ってますね。あと廊下のショットが印象にのこりました。
海外転送サービスに頼んでおいたBOXは、8月19日に発売される近田春夫さんの「筒美京平 大ヒットメーカーの秘密」と同包にしてもらったので来週ですね。もうすこしです、楽しみー!
コロナ前、最後に見たライブは、ジョジョ・メイヤーとBIGYUKIくんでした。そろそろライブ巡りも再開したいところです。
では失礼します。








No.1
40ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 「東京の合唱」は、1931年にキネマ旬報のランキング3位になり、小津のブレイクスルー作品となった名作だけれども、のちに完成する小津の、半熟状態のような映画だ。単純に、欧米文化への伸び伸びした素振りがあり、後に結晶化される、純日本製、純東京性=小津という図式が固まりきっていない。カメラはルビッチのように、ウォルシュのように動き、ハイアングルも、ドリーによる移動もある(小津が完成すると、なくなる)。状況も極端だった。なにせ1931年、世界大恐慌の翌年であり、関東大震災の9年後である。    僕はエノケンのファンで、観れる限りは観ているけれども、 PCL 映画を観ていてつくづく思うのは、太平洋戦争の敗北によってイマジネーションとその表現が、受動的にも、また能動的にも制限されていたのが戦後社会で、今は戦前社会なので、また PCL みたいな感じになっているという実感である。    アニメのイマジネーション
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。