記事へ戻る changeさん のコメント change <過去の敵対関係を「冷戦」今回から「新冷戦」という言葉を使われているが、共感できます。> 過去は、核を含めて物量、兵力、兵器の近代化が戦争の帰趨を決めてきたが、今回のロシア・ウクライナ戦争ではっきりしたことがある。 相互確証破壊戦略が核使用に機能しており、化学兵器など非人道的兵器が封印された中での戦争は、物量、兵力、兵器の近代化では巨大な軍事力国家(ロシア)が兵器、兵力において圧倒的優位に立ちながら勝利できないことである。 陸、海、空の軍事力(兵器、兵力)が状況変化に対して合理的にシスティマチックに機能していかないと巨大な軍事力が宝の持ち腐れになるということである。 特に独裁専制国家の場合大統領が絶対権限を持っており上意下達であり、必ずしも戦況に対する的確な判断が下されたものとは言えない。 陸,海、空の軍事力を戦況に応じた展開させるためには人間の判断を極力排除し、AIによるオペレーションズリサーチ運用の合理性が担保されない限り戦況を有利に展開できない。明確に言えば、人間判断を超えたAIにおぼえこませるデータの優秀性が大きく戦況に影響することが分かった点は大きい収穫ではないか。 中國は台湾を前にして、間に海があり、潜水艦が活躍する機会も多く、空からの監視攻撃も制限される中での戦いは簡単にシミュレーションできない。米国は高度に訓練されているが、中国がシステマティックに運用できる体制になっているかどうか大きな疑問が残る。陸、海、空の成果争いが先行するでしょう。 「新冷戦」時代の軍事力という面では、インプットデータの信頼性が大きく作用する。同じような軍事力を持っていても戦争の経験という面で現時点中国は米国に及ばないとみている。 No.2 31ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 寄稿:孫崎享「ウクライナ問題―「糾弾・制裁」論の危うさー孫崎享4000字、、執筆了3月9... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change <過去の敵対関係を「冷戦」今回から「新冷戦」という言葉を使われているが、共感できます。> 過去は、核を含めて物量、兵力、兵器の近代化が戦争の帰趨を決めてきたが、今回のロシア・ウクライナ戦争ではっきりしたことがある。 相互確証破壊戦略が核使用に機能しており、化学兵器など非人道的兵器が封印された中での戦争は、物量、兵力、兵器の近代化では巨大な軍事力国家(ロシア)が兵器、兵力において圧倒的優位に立ちながら勝利できないことである。 陸、海、空の軍事力(兵器、兵力)が状況変化に対して合理的にシスティマチックに機能していかないと巨大な軍事力が宝の持ち腐れになるということである。 特に独裁専制国家の場合大統領が絶対権限を持っており上意下達であり、必ずしも戦況に対する的確な判断が下されたものとは言えない。 陸,海、空の軍事力を戦況に応じた展開させるためには人間の判断を極力排除し、AIによるオペレーションズリサーチ運用の合理性が担保されない限り戦況を有利に展開できない。明確に言えば、人間判断を超えたAIにおぼえこませるデータの優秀性が大きく戦況に影響することが分かった点は大きい収穫ではないか。 中國は台湾を前にして、間に海があり、潜水艦が活躍する機会も多く、空からの監視攻撃も制限される中での戦いは簡単にシミュレーションできない。米国は高度に訓練されているが、中国がシステマティックに運用できる体制になっているかどうか大きな疑問が残る。陸、海、空の成果争いが先行するでしょう。 「新冷戦」時代の軍事力という面では、インプットデータの信頼性が大きく作用する。同じような軍事力を持っていても戦争の経験という面で現時点中国は米国に及ばないとみている。 No.2 31ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 寄稿:孫崎享「ウクライナ問題―「糾弾・制裁」論の危うさー孫崎享4000字、、執筆了3月9... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
過去は、核を含めて物量、兵力、兵器の近代化が戦争の帰趨を決めてきたが、今回のロシア・ウクライナ戦争ではっきりしたことがある。
相互確証破壊戦略が核使用に機能しており、化学兵器など非人道的兵器が封印された中での戦争は、物量、兵力、兵器の近代化では巨大な軍事力国家(ロシア)が兵器、兵力において圧倒的優位に立ちながら勝利できないことである。
陸、海、空の軍事力(兵器、兵力)が状況変化に対して合理的にシスティマチックに機能していかないと巨大な軍事力が宝の持ち腐れになるということである。
特に独裁専制国家の場合大統領が絶対権限を持っており上意下達であり、必ずしも戦況に対する的確な判断が下されたものとは言えない。
陸,海、空の軍事力を戦況に応じた展開させるためには人間の判断を極力排除し、AIによるオペレーションズリサーチ運用の合理性が担保されない限り戦況を有利に展開できない。明確に言えば、人間判断を超えたAIにおぼえこませるデータの優秀性が大きく戦況に影響することが分かった点は大きい収穫ではないか。
中國は台湾を前にして、間に海があり、潜水艦が活躍する機会も多く、空からの監視攻撃も制限される中での戦いは簡単にシミュレーションできない。米国は高度に訓練されているが、中国がシステマティックに運用できる体制になっているかどうか大きな疑問が残る。陸、海、空の成果争いが先行するでしょう。
「新冷戦」時代の軍事力という面では、インプットデータの信頼性が大きく作用する。同じような軍事力を持っていても戦争の経験という面で現時点中国は米国に及ばないとみている。
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