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洋子さん のコメント

全地球人の問題系、て、とっても素晴らしい響きと味わいです。笑
2年前、という距離も、ただただロマンチックに感じます。月曜日たのしみです!
No.11
30ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 今でもよく覚えているのだが、2年前の6月、僕はこの仕事に就いてから初めて「今月は(音楽の)仕事が一切ない」という事態に陥った。    「事態に陥った」なんて書くと、悪事に聞こえるかもしれないが、全然そんなことはない。幸いにしてこのブログマガジンがあり、活性化したし、今日に至る流れができた。    世の中には「転んでもただでは済まさない」「逆境は最大のチャンス」とかいう言葉があるけれども、あれはきっと、転んだら転びっぱなしの人が嫉妬して言い放ったのだろうし、逆境をチャンスにできなかった人がいったのではないかと思う。    ずっとワーカホリックだった僕のスケジュール帳が真っ白だったのを見たとき「なんか詩的だな」と思った。モダンアートの清潔さというか。今から思えば「バカンス」感覚だったことは、前の日記に書いた。    今更嘘だとも思われないだろうけれども、僕は「この禍々しいコロナ禍が去ったら、必ずこの手帳いっぱいに仕事を戻してやる」と、拳を握りしめたり全然しなかった。この時握りしめた人が「逆境は」を言語化した人々だろうな、というのが3段落目の要旨である。    2年が過ぎ、2年後の6月は、仕事でいっぱいになった(今年、最も仕事が多いのが今月である)。復興した。という感はなく、「2年前って、なんだったんだろうな」と、 SF かファンタジー小説のような感覚があるだけだ(まあまあ、実際は、ブロマガ活性化で大いに働いていたわけだが)。    厳密には5月末だが、新音楽制作工房のパーティーがあったし、先日は四谷の「い~ぐる」でトーク&ミニライブ(良いねえこの響き笑。貧乏臭さにも、バブル感にもどっちも使える「トーク&ミニライブ」笑)があって楽しかったし、今週末は生まれて初めて子供向けのワークショップをすることになった(自分でもまだ信じられないので、宣伝動画を撮って、自分で見ている。「自分でも信じられない」というのは、この アイデア を、僕自身が出した。ということを主に指している)。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。