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changeさん のコメント

巨大な消費市場を抱えた米国向けの輸出量で物事を判断する初歩的立場はとりたくない。従来採ってきたことを繰り返しても失敗に終わるだけでしょう。今回の趣旨に頭をかしげている…

経済発展段階説とか国際収支の発展段階説で、日本の状況判断をすべきでしょう。

経済発展段階説では日本の消費市場において付加価値が高い商品のマーケットが大きくなく、海外から入ってくる付加価値の低い商品市場が大きいだけでなく供給が過多になっており、物価が上がらなければ賃金も上がらない悪循環にある。国内賃金を下げる方向に働いており海外生産がトータル的にはマイナスとしか言いようがない。

国際収支発展段階説では、現在は5段階であるが6段階になりつつある。
1段階:未成熟の債務国<2段階:成熟した債務国<3段階:債務返済国<4段階:未成熟の債権国<5段階:成熟した債権国<6段階:債権取り崩し国(貿易・サービス収支が所得収支の黒字を上回り経済修士が赤字に転じる)

製品組み立て製造は付加価値が少なく競争が厳しく採算確保が難しい。日本は海外に製造拠点を移転して対応してきた。
現在は現地技術者の技量が上がり日本が従来の採算を確保するのが難しくなっている。当然のことながら商品メリット面のイノベーションが停滞したための結果であり、材料、部品を含めた従来の価値分析に基づく商品開発が伴わなければ、量的拡大ができないわけであり、海外の物価上昇により再度日本が部品から製品まで一貫した開発体制を敷かなければならない状況が訪れており、ぬるま湯経済に厳しさが加わり再び日本の時代が始まったとみている。
No.2
29ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。