記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん とらえ方は様々あるでしょうが、わたしは、統一教会問題が岸田氏の当初の想像以上に政権にダメージを与えているという見方には賛成です。内閣改造は完全な火消しにはならないでしょう。 ではなぜ統一教会問題がそれほど大きな問題になっているのか。メディアの取り上げ方の問題もあるし、現在の中高年以上の年代には直接・間接に統一教会の被害をうけたり、身近に見聞きしていたりという人々が多数いるということも大きいとおもいます。 それ以外に今回わたしの考えとして指摘したいのは、いわゆる無党派層のなかに浸透している「草の根保守」が社会の中核世代となり、世論調査にはっきり影響を及ぼすようになったということです。今回指摘するのは、わたし独自の考えです。 現在の「草の根保守」はゼロ年代(「マンガ嫌韓流」第一巻の発行が2005年)のいわゆる「ネトウヨ」の思想潮流に大きな影響を受けています。 「ネトウヨ」は、本来は、「日韓ワールドカップ大会などを背景にたかまった韓国・北朝鮮への関心のなかから、嫌韓(嫌北朝鮮を含む。詳説しませんが、嫌であって反でないことにも注意)の考えを固めるに至り、ネットでさかんに論戦したり情報交換していた人々を、在日韓国朝鮮人側が侮蔑して使った呼称」です。 この本来の意味の「ネトウヨ」は、由来からして統一教会、朝鮮総連等に否定的であり、それらと関係の深い与野党にも否定的なのが特徴です。そして、「ネトウヨ」ほどの激しさはないにせよ、現在の無党派層には、「ネトウヨ」の思想潮流が徐々に浸透した人々が増えていると考えているのです。こういう人々をわたしは「草の根保守」と呼んでいます。この人々はまだ日本社会全体を変えるには至っていませんが、遠からずはっきりとした影響を見せるようになるとおもっています。 No.5 27ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています NHK内閣支持率46%と前月比-13政権発足以降最低。▼安倍元総理の国葬実施については評価... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん とらえ方は様々あるでしょうが、わたしは、統一教会問題が岸田氏の当初の想像以上に政権にダメージを与えているという見方には賛成です。内閣改造は完全な火消しにはならないでしょう。 ではなぜ統一教会問題がそれほど大きな問題になっているのか。メディアの取り上げ方の問題もあるし、現在の中高年以上の年代には直接・間接に統一教会の被害をうけたり、身近に見聞きしていたりという人々が多数いるということも大きいとおもいます。 それ以外に今回わたしの考えとして指摘したいのは、いわゆる無党派層のなかに浸透している「草の根保守」が社会の中核世代となり、世論調査にはっきり影響を及ぼすようになったということです。今回指摘するのは、わたし独自の考えです。 現在の「草の根保守」はゼロ年代(「マンガ嫌韓流」第一巻の発行が2005年)のいわゆる「ネトウヨ」の思想潮流に大きな影響を受けています。 「ネトウヨ」は、本来は、「日韓ワールドカップ大会などを背景にたかまった韓国・北朝鮮への関心のなかから、嫌韓(嫌北朝鮮を含む。詳説しませんが、嫌であって反でないことにも注意)の考えを固めるに至り、ネットでさかんに論戦したり情報交換していた人々を、在日韓国朝鮮人側が侮蔑して使った呼称」です。 この本来の意味の「ネトウヨ」は、由来からして統一教会、朝鮮総連等に否定的であり、それらと関係の深い与野党にも否定的なのが特徴です。そして、「ネトウヨ」ほどの激しさはないにせよ、現在の無党派層には、「ネトウヨ」の思想潮流が徐々に浸透した人々が増えていると考えているのです。こういう人々をわたしは「草の根保守」と呼んでいます。この人々はまだ日本社会全体を変えるには至っていませんが、遠からずはっきりとした影響を見せるようになるとおもっています。 No.5 27ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています NHK内閣支持率46%と前月比-13政権発足以降最低。▼安倍元総理の国葬実施については評価... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
ではなぜ統一教会問題がそれほど大きな問題になっているのか。メディアの取り上げ方の問題もあるし、現在の中高年以上の年代には直接・間接に統一教会の被害をうけたり、身近に見聞きしていたりという人々が多数いるということも大きいとおもいます。
それ以外に今回わたしの考えとして指摘したいのは、いわゆる無党派層のなかに浸透している「草の根保守」が社会の中核世代となり、世論調査にはっきり影響を及ぼすようになったということです。今回指摘するのは、わたし独自の考えです。
現在の「草の根保守」はゼロ年代(「マンガ嫌韓流」第一巻の発行が2005年)のいわゆる「ネトウヨ」の思想潮流に大きな影響を受けています。
「ネトウヨ」は、本来は、「日韓ワールドカップ大会などを背景にたかまった韓国・北朝鮮への関心のなかから、嫌韓(嫌北朝鮮を含む。詳説しませんが、嫌であって反でないことにも注意)の考えを固めるに至り、ネットでさかんに論戦したり情報交換していた人々を、在日韓国朝鮮人側が侮蔑して使った呼称」です。
この本来の意味の「ネトウヨ」は、由来からして統一教会、朝鮮総連等に否定的であり、それらと関係の深い与野党にも否定的なのが特徴です。そして、「ネトウヨ」ほどの激しさはないにせよ、現在の無党派層には、「ネトウヨ」の思想潮流が徐々に浸透した人々が増えていると考えているのです。こういう人々をわたしは「草の根保守」と呼んでいます。この人々はまだ日本社会全体を変えるには至っていませんが、遠からずはっきりとした影響を見せるようになるとおもっています。
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