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ただしさん のコメント

 連投になってしまい、申し訳ございません。
 読者の皆さま、お目汚し、失礼致します。
m(_ _)m

>>349
 青ネギさん、ご返信、どうもありがとうございます。
 酔いどれカエル坊主さん、鎌倉三四郎さんも、ご返信、ご意見、どうもありがとうございます。

「おもひでぽろぽろ」について、書かせて頂きます。
 あの父親の一番嫌いな所は、奥様への態度なんです。
 玉ねぎと人参が嫌いな主人公の妙子ちゃんは、夕食の時、自分のお皿から、お父さん用のまっさらな別のお皿に、玉ねぎだけ几帳面に除けていきます。新聞を読んでいるお父さんは、妙子ちゃんには何も言いません。
 で、新聞を閉じるなり、お母さんに向かって「おい、メシ。これなんとかしろ。こんなの食えるか。」みたいなことを言います。お母さんは当然のようにお皿を変えながら、妙子ちゃんに「ホント好き嫌いばっかりして。」みたいなことを言います。

 まず、自分で妙子ちゃに注意をしない。にも関わらず、母親を怒る。そして口調。
 あの冷たい空気感が、自分は嫌いでした。
 また今だから言えるのは、子育てや躾を、おそらく専業主婦のお母さんに一任しているのでしょうね。

 酔いどれカエル坊主さんが書かれていた、学芸会でいい演技をして話題になった妙子ちゃんが、劇団の青年にスカウトされる話、ありましたね。
 夕食時、女性陣全員が、妙子ちゃんの将来を話して盛り上がった後、新聞を読んでるお父さんの様子をそっと伺う。
 新聞を畳んだお父さん、「ダメだ。演劇なんてダメだ。おい、メシ。」と。
 演劇をやるやらないに関しては、これで良いんじゃないかなと自分は思いました。それぞれの考え方があるのですし。
 この後、大人の妙子が「諦めきれなくて、大人になってから劇団に入ったの。でも、そこで自分の才能を知ったわ。」と言うシーンに続きます。

 自分は、「おい、メシ。」が嫌いなんです。なんか、奴隷みたいな感じで。
 こんな風に描かれたドラマも多かったかも知れませんが、何か圧政みたいな感じで嫌なんです。

 あの家庭では、家父長の父親が一段高い所に居て、食事の席でもピーーーンとした空気が張っている感じがしました。
 お姉ちゃん内の1人が「お父さん、妙子に甘いのよ。」と言ったりするので、それほど独裁でもないのでしょうけれど。

 あと、もう1つ、酔いどれカエル坊主さんが書いていたパイナップルの話ですが、あれは、お父さんが、銀座で勧められるがままに買ってきてしまったんです。
 で、当のお父さんも、家族も、食べ方が分からない。たぶん翌日、1番上のお姉さんが食べ方を聞いてきて、家族全員が見守る中、切り捌く。
 で、食卓でみんな1かじり。期待外れの味に、お姉さん2人は妙子ちゃんに上げて、妙子ちゃんは頑張って最後まで食べ続け、お婆ちゃんは勿体ないと黙って食べる。お母さんは洗い物か何かで一緒には食べない。
 お父さんは、2人のお姉さんと同じく一口だけ食べて、お皿に戻すのですが、そのお皿には誰も手を付けません。
 おそらくですが、お父さんの食べ残しに手を付けるのは、お父さんに対して失礼とかいう感覚なんじゃないかなと思いました。あのまま捨てるんじゃないでしょうか。想像ですが。

 もう1つ、お父さんが妙子ちゃに一度だけ手を上げた話は、妙子ちゃが靴を履かずに裸足で玄関から出て来たことを怒ったんです。
 あれは、躾として正しいのかも知れませんが、最初に観た数十年前から、手を上げなくてもいいだろうと思いました。
 鎌倉三四郎さんが、「戦争論」の体罰と比較して話されていましたね。
 私は、体罰はダメだと思っています。戦時中の体罰も、間違っていたと思います。
 江戸時代、日本を訪れた外国人が口々に、「日本は子供にとって天国だ」と絶賛していたそうですね。当時は体罰もなかったそうです。武家から始まった風習・武士道とかなのでしょう。
 規律や常識、礼儀、秩序などは、体罰などやらなくとも教えられるものだと思います。
 この頃までの日本の子育てこそが正しいと思っています。
 全て、小林先生のご著書で学んで来たことです。
No.362
25ヶ月前
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第449号 2022.10.4発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、著名なる言論人の方々が出版なさった、きちんとした書籍を読みましょう!「御意見拝聴・よいしょでいこう!」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが現代社会を鋭く分析「トンデモ見聞録」や小説「わたくしのひとたち」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…安倍晋三元首相の「国葬」が終わった。わしは最初から賛成も反対もしない、無関心という姿勢でいた。政府がやると決めてしまった以上、中止などできるわけもなく、反対を唱えたって意味がないからだ。しかしやったことの総括は必要であるし、それにもかかわらず誰も正確な総括をしていないのだから、ここでわしがやっておくしかないだろう。自称保守言論界やネトウヨの間では「国葬」によって、安倍に対する個人崇拝が凄まじいまでに強化されるという現象が起きている。果たして今回の「国葬」の実態はどんなものだったのか見て行こう。 ※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」…故・安倍晋三への愛が止まらない「Hanada」。11月特大号の追悼大特集のタイトルはなんと【溢れる「安倍愛」!】である!世界日報取材班に枠を提供した「魔女狩りだ!」の前号とほぼ同じだが、藤原かずえというブロガーによる「日本を蝕む『アベガー』というカルト」なる論考が、びっくりするような“チン論”だったので、今回はそれを紹介しておこう。 ※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」…ロシア&プーチンはどうなるの?『こち亀』に登場する“チャーリー小林”は先生がモデル?「繊細ヤクザ」をどう思う?三浦瑠麗に“思想”はある?ヤケクソになったプーチンが核を使う可能性はある?統一協会信者はあれほど巧妙に政権の内部に浸食していたにも拘らず、勅使河原氏が出席した記者会見はなぜあれほど杜撰でツッコミどころ満載だったの?アントニオ猪木さんが政界に進出したことについて、どう評価している?…等々、よしりんの回答や如何に!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第478回「権力者を“権威”にする国葬は必要ない!」 2. しゃべらせてクリ!・第405回「クリ・カキ・イモ!秋の味覚トリオ結成ぶぁ~い!の巻【後編】」 3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第272回「安倍愛あふれる『Hanada』の統一協会擁護チン論」 4. Q&Aコーナー 5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 6. 編集後記 第478回「権力者を“権威”にする国葬は必要ない!」  安倍晋三元首相の「国葬」が終わった。  わしは最初から賛成も反対もしない、無関心という姿勢でいた。政府がやると決めてしまった以上、中止などできるわけもなく、反対を唱えたって意味がないからだ。  しかしやったことの総括は必要であるし、それにもかかわらず誰も正確な総括をしていないのだから、ここでわしがやっておくしかないだろう。  そもそも今回の葬儀、一般には「国葬」という表記が多かったが、政府はずっと 「国葬儀」 と言っていた。  日本では明治以降、国葬は「国葬令」という法律に基づいて行われていたが、 国葬令は戦後失効・廃止され、現在は国葬の基準を定めた法律はない。  それを全額国費で行うのなら、少なくとも国民の代表である議会に問うべきじゃないかと思うのだが、岸田内閣は閣議決定だけで実行した。  実際には、現状の制度では国会の関与等の担保が存在しないので、 閣議決定だけでやっても法的に問題はないらしい。  しかし政府もそれをよく理解していなかったのか、十分な説明もせずに強行した形になってしまった。それで、これではとても「国葬」とは呼べないということで、「国葬儀」という、国葬であるような、ないような、ヌエのような言葉を使ったようにも思える。   実は、戦後唯一の「国葬」の前例とされていた吉田茂元首相の場合も「法的根拠の不在」を野党に追及され、政府は国会答弁で 「国葬儀」 という言葉を使っており、岸田内閣はそれを踏襲したのだ。  そういう、国葬なのかそうでないのかよくわからない「国葬儀」を、マスコミも大衆もなんとなく「国葬」と呼んでいたわけで、これはあまりにもいかがわしすぎる葬儀だった。  それならいっそ、「国葬儀」ではなく「国葬 偽 」という名称にすれば、ことの本質を表現できてよかったんじゃないか? 「偽国葬」なら、もっとはっきりわかったと思うが。  そんな調子で、最初っからいかがわしさに満ちた「国葬」だったが、そのいかがわしさの中でも最たるものが、一般献花に並んだ人の列の映像だった。  ネトウヨはこの映像に大興奮、ツイッターでは 「とんでもない長蛇の列、いや、これは大蛇の列です」「サイレントマジョリティの静かな抵抗に涙。日本はまだ大丈夫」 などと、感涙にむせぶ者までいた。  だが、その参列者の人数は「2万人」だったという。  わしはそれを聞いて、「なーんだ」と思ってしまった。  わしがAKBのコンサートを見に行っていた頃は、国立競技場で7万人を動員したりもしていたし、新日本プロレスの東京ドーム大会では6万人入っていたし、その他にもわしはいろんなミュージシャンのスタジアムコンサートなどに行っているから、直観的に「2万人しかいなかったの?全然少ないな」と思ったのだ。  献花の列が長かったのは、単に行列の管理の仕方がヘタで、一列に並ばせていたからにすぎない。  2万人を一列で並ばせたら、だらだらとものすごく長くなってしまうのは当然で、普通のコンサート会場ならそんな並ばせ方はしない。何列にも分けて並ばせて、スムーズにさばいてしまう。 「献花会場まで5時間かかった」なんて報道もあったが、コンサート会場でそんなことをやったら、入場できた時にはコンサートが終わってしまうじゃないか。   しかも、そこに統一協会の動員がかかっていないわけがない。  安倍晋三は統一協会とズブズブの関係で、それゆえに統一協会を憎む若者に殺されたのだから、統一協会が献花に動員をかけないはずがないということくらい、誰だって考えるだろう。  だから、本心から国葬に行きたいと思っていた人は、実際にはものすごく少なかったということになる。  ところが「羽鳥慎一モーニングショー」までが、その映像を流して「すごい行列です!」などと興奮気味にミスリードしていたものだから、馬鹿じみていると思った。そんなに安倍が好きだったのだろうか?   そこでわしはブログにこう書いて、ネトウヨを挑発してやった。 「コミケなら1日10万人が集まるのに、国民の巨額の税金を使ってやった国葬が、たったの2万人か!」 「巨人戦なら東京ドームに4万人、集まるらしい。  なのに国を挙げて交通規制して、大騒ぎでやった国葬がたったの2万人とはこれいかに?  少ないな~~~~~~~~~。」  するとこれがネットニュースで断片的に紹介され、それがSNSで拡散されて炎上した。反響は賛否が半々というところだったが、激昂して罵詈雑言をわめき散らすネトウヨの反応は、実に面白かった。 
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!