抹茶さん のコメント
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12月に入った。例年になく長かった今年ももう1ヶ月を切ったが、元日までは波乗りと一緒だ。今日、東京は急激に寒さを増し雨が降った。アレッサンドロ・ミケーレがグッチを退任。
1980年代なら、むしろパーティー日和だ。クラブカルチャー全盛期よりも少しだけ前の、初期ヤッピーのパリピ文化。彼らは雨や寒さなど気にしなかった。毛皮とプラスティックがマテリアルの服を纏い、ポップグループやリップリグ&パニックで、あるいはマイケルジャクソンで踊る。
タクシーに乗ってシートベルトを刀を抜くように、大きく引っ張ってロックする。「青山通りの、行列ができるドーナツ屋の前。で分かります?」と笑いながら聞くと、異様に恐縮した感じで「すみません住所を、、、、」と言われた。「ですよね笑」
ドーナツ屋さえ行列はなく、青山はブルーヴェルヴェットだった。加齢のせいで、角膜がおかしくなったのかも知れない。クラブゼロの階段を降りるともう新音楽制作工房の藤井くんが先に入っていて、かなりパセティックな歌モノでサウンドチェックをしている。彼がまだ DAW 初心者だった頃とは別人である。 人が育つというのは恐ろしいほどだ。無邪気で乱暴で、何も知らないでいられる時期は短い。それは巷間「短い」とされる人生より短いのだ。
ミケーレの記事読ませて頂きました。(ミケーレ退任に加え、ラフシモンズも終了してしまいましたね)
休憩時間にスマホスクロールでたまたま記事がヒットし読んでいたので、最初菊地さんだと気付かず、「え、こんな良い解説する人いるのかあ、誰だろう」と思ったら菊地さんでした笑
モダンアートにおける、歴史主義とシミュレーショニズムという側面があることの指摘や、「ミケーレの美的世界観に、歴史主義的でありながら、戦争が含まれていない」という指摘には、はっとさせられました。
新音楽制作工房では佐々木語さんの作品が好きで、ピアノとドラムデュオのトラックが気に入っていたのですが、いつの間にかSOLD OUT でも NOT FOR SALEでもなく、見られなくなっていました…「反解釈1」で「省略を禁ずる」の際に、大恐慌へのラジオデイズでもおっしゃっていた、音声情報をMIDI化する手法が使われていたと思うのですが(間違っていたらすみません)、今後のラディカルな意志のスタイルズの活動における新音楽制作工房の関わり方について教えて頂けると有難いです。
DJお疲れ様でした。
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