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changeさん のコメント

フランスは観光しか興味がなかったが、改めて少し調べてみた。

総体的にみれば
<フランスは日本と同じように伝統文化の国であり、お上意識の強い官尊民卑であり、大きな政府である。>非常によく似ている。
米国とは全く異なる「社会主義国」であるが、元祖はマルクスではなく、サン・シモン(貴族)である。国有企業の比率が高く、ルノー、フランス国鉄、エールフランスなど大企業は政府が支配権を持っている。

移民コミュニティは「ネイティブ」なフランス人に比し「ダイナミック」であり、生活様式は大きく異なっている。同化していないので、数十年後には敵対的コニュニティに分断され、「レバノン化」を想定できる。

①現在フランスに居住する外国人の比率は7.6%
 人権は保障され不法滞在者も出身国に強制送還されることはない。
 移民受け入れは、日本は40年間で3,550人。フランスは2019年1年間で3万6275人
②フランスは強盗犯罪が多い。2016年の比較であるが、日本の88.5倍
 今回の事件はこの強盗犯罪の多さを見れば非常に難しい問題を含んでいる。
③失業問題も無視できない。日本と比較するのは適当でないかもしれないが、
 日本2.8%、フランス7.9%。
 フランスは過去30年間7%を切ったことがない。フランスは、中国と比較した方が適当かもしれない。

フランスと中国の相似性は、国有企業政府支配とか失業率を見ると整合性を見て取れる。
国民の多数を占めるごく普通の人たちと上層階層の格差が大きく、現在のままでは
フランスの将来に希望が持てない。企業の民営化を目指さなければ格差は広がり
貧困層が拡大していくのでしょう。中国との親近性を持つのは理解できるが
フランスの国家経済拡大が期待できるかといえば中国と同じで難しいとみるべきでしょう。
No.1
16ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。