• このエントリーをはてなブックマークに追加

abetakoさん のコメント

フジロック、UAと一緒に出たのを観ております。今は確かもうない、オレンジコートという奥の方にあるステージでした。菊地さんとUAのステージとは違う年かもですが、オレンジコートでは大友良英氏が盆踊りをやってもいました。
No.1
16ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「フジロック2023(1)」   <翌々日>    体重計に乗ったら、4キロ落ちていた。おおう。27時間も寝たのに。    全裸になって鏡を見る。脇腹の皮下脂肪が、アイスクリームがスプーンですくわれたようにこそげ落ちている。左右で1・5キロずつ。横隔膜の急激で激しい運動と身体を捻る運動が多かったのだ。あとは全体に1キロ分燃焼したのだろう。1キロのバターを全身にくまなく塗ったところを想像して欲しい。それが1日で溶け落ちたのだ。    どうせこれはすぐ元に戻る。それよりも、24時間以上寝たので、筋肉の弛緩が心地良いと共に、何日で絞り直せるか、慌てて手帳を開いたが何も見えない。「え?色覚に何か?」と思いかけるも、単に老眼鏡をしていなかっただけだ。「うっははははははは」と声に出して笑い、メガネを探すと、滅多にないことだが、枕元にあった。かけたまま寝たのであろう。    全身を見る。僕は18歳の時に95キログラム以上あり、それから身長が伸びていないので、身体の各所に「余った皮膚」がある。ピロートークが弾んだベッドの上では、その時の恋人がそれを摘んで引っ張り上げ、微笑みながら「これ可愛いね」と言ってから口に含んだりした。恋はどんなグロテスクなものでも可愛く見せる、極限値の幻覚体験だ。    僕は1人でいる時、大体喋っている。いわゆる「独り言」ではなく、「今、考えていること」の実況だけれども。    「いやあ、これは流石に、惨めな老人の肉体だな。5~60代だとすると、絵画でしかちゃんと見たことねえから、実際色んな老人がどんな身体なのかわからん。トム・クルーズしかわからん。やべえよなサイエントロジー。。。。。ああ無事に済んだからよかったけど、奇しくもリリパまで丁度1ヶ月かあ」  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。