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りゃんさん のコメント

韓国は内外事情がかわれば自分の都合で平気でこういう枠組みをなかったことにしますから、どうせ長続きしません。心配な向きもそんなに心配しなくていいとおもいます。

ただ、そのうえで、今の尹政権こそが米国よりもこういう枠組みを欲していることは理解すべきだとおもいます。
昨日15日の尹大統領の演説を読んで考えればわかるので詳述しませんが、いまは朝鮮戦争停戦後もっとも韓国が北朝鮮の侵略を受ける韓国の危機にあるとおもいます。そして、もし中共が台湾や尖閣・先島諸島を侵略してくる場合、非常に高い確率で北から韓国への侵略が連動します。北は核武装しているし、露中が全面的にバックアップするでしょうから、韓国単独では絶対に勝てません。

ただ、日米同盟はいずれにせよ台湾・尖閣・先島諸島への中共による侵略と、北の韓国への侵略という二正面作戦には勝てません(どちらかはあきらめる必要があります)。まだウクライナもどうなっているかわかりませんし。さらに、(最近はチャンネル桜を見るヒトビトも増えているらしいですが)そこの論者がよくいうのが、そういう場合は露も北海道を侵略してくるというものです。わたしはありうるはなしだとおもうし、三正面となると、もはや日本としては現在の領土維持のみを目的にするしかなく、韓国は見捨てるしかありません。

また、日本国内的にも、保守あるいは右よりのひとびとが、韓国を(日本を危険にさらしながら)助ける気分が低いとおもいます。サヨクはもちろん北朝鮮支持でしょう。

そういうわけで、ギリギリのときになれば、日本は韓国を切る決断をすべきだとおもいます。わたしの持論である、日本は朝鮮半島にできるだけ関わるべきではないという意見はそれを含みます。臨時政府を日本に受け入れるべきでもないし、難民はすべて拒絶すべきです。科学開発費もない日本にそういうユトリはありません。朝鮮が金王朝に統一されるのは、日本の安全保障上ゆゆしき事態ですが、台湾から南シナ海さらにはASEAN諸国が中共の勢力圏になるのに比較すれば我慢できるものです。米国もたぶん同じように考えるでしょう。米国の非軍事的な調略には非常に期待していますが、韓国くらいは米国にあきらめてもらわなければならない事態もおきるでしょう。

われわれ日本人は統一朝鮮がどういう国になるかじっと見ていればいいとおもいます。今の韓国よりいい国になるのなら、中露の傘下も悪くないと考える日本国民も増えるでしょう。

本日の本当のテーマはこういうことなのです。タイトルからしてフォーカスが外れているとわたしはおもいますが(孫崎さん失礼をお詫びしますが、ほんとうにそう思うのです)、ヒトビトはそこに気づかないわけですね。
No.13
15ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。