記事へ戻る changeさん のコメント change 全体的に見て判断できるところは、 軍事的には、4つの中國優位説を取り上げているが、現在進んでいる日米韓の3国同盟による軍事的包囲網と経済的関係の遮断には直接的に触れていない。西側の様々な同盟関係にも触れていない。 経済的には、G7とG20の経済規模であって、価値観を共有する国々で比較していない。 過去に結んだ友好条約がそのまま現在から将来にわたり有効かどうかという視点が必要になっている。 多くの点で過去と現状で中国の姿勢が全く異なっており、中国との関係が軍事的・経済的に変わって当然という見方を無視できなくなっている。 中国は経済規模が大きくなると同時に軍事的にも大きな国になっており、国際社会に対する影響が大きくなっているが、その姿勢が同じように尊大になり、時には恫喝的態度をあらわにしている。その姿勢が各国の警戒感を増幅している。 事例は多い。コロナの調査をオーストラリアが主張すれば、石炭の輸入を止めてしまう。係争地の領土を中国内で勝手に領土化してしまう。インドとか東南アジア諸国でクレームが湧き上がることになる。 経済的に無視できないので、多くの諸国が中国ににじり寄るが、軍事的・経済的に友好関係があるから、各国の経済状況によって配慮するということがなく、スリランカなど日本に解決を要請してきた。今後「一帯一路」「AIIB」などで様々な問題が湧き上がってくるのでしょう。 対米従属から脱するときという考え方は、現状の中国優位面を強調することにより、成立させているが、現在の均衡関係を無視して、現状を大幅に変えようとする中国の姿勢に無理があるのではないかという視点も欠かせない。謙虚な姿勢が出てこなければ、現在のBRICS、グローバルサウスなど多くの諸国が、信頼していくようには見ていない。米国と中國双方に時と場合によって区別して賛否を明らかにしていくのでしょう。 No.10 14ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 北京での発言:10月26日 『日中平和友好条約』発効45周年に際し、日中関係を考える、1... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change 全体的に見て判断できるところは、 軍事的には、4つの中國優位説を取り上げているが、現在進んでいる日米韓の3国同盟による軍事的包囲網と経済的関係の遮断には直接的に触れていない。西側の様々な同盟関係にも触れていない。 経済的には、G7とG20の経済規模であって、価値観を共有する国々で比較していない。 過去に結んだ友好条約がそのまま現在から将来にわたり有効かどうかという視点が必要になっている。 多くの点で過去と現状で中国の姿勢が全く異なっており、中国との関係が軍事的・経済的に変わって当然という見方を無視できなくなっている。 中国は経済規模が大きくなると同時に軍事的にも大きな国になっており、国際社会に対する影響が大きくなっているが、その姿勢が同じように尊大になり、時には恫喝的態度をあらわにしている。その姿勢が各国の警戒感を増幅している。 事例は多い。コロナの調査をオーストラリアが主張すれば、石炭の輸入を止めてしまう。係争地の領土を中国内で勝手に領土化してしまう。インドとか東南アジア諸国でクレームが湧き上がることになる。 経済的に無視できないので、多くの諸国が中国ににじり寄るが、軍事的・経済的に友好関係があるから、各国の経済状況によって配慮するということがなく、スリランカなど日本に解決を要請してきた。今後「一帯一路」「AIIB」などで様々な問題が湧き上がってくるのでしょう。 対米従属から脱するときという考え方は、現状の中国優位面を強調することにより、成立させているが、現在の均衡関係を無視して、現状を大幅に変えようとする中国の姿勢に無理があるのではないかという視点も欠かせない。謙虚な姿勢が出てこなければ、現在のBRICS、グローバルサウスなど多くの諸国が、信頼していくようには見ていない。米国と中國双方に時と場合によって区別して賛否を明らかにしていくのでしょう。 No.10 14ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 北京での発言:10月26日 『日中平和友好条約』発効45周年に際し、日中関係を考える、1... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
軍事的には、4つの中國優位説を取り上げているが、現在進んでいる日米韓の3国同盟による軍事的包囲網と経済的関係の遮断には直接的に触れていない。西側の様々な同盟関係にも触れていない。
経済的には、G7とG20の経済規模であって、価値観を共有する国々で比較していない。
過去に結んだ友好条約がそのまま現在から将来にわたり有効かどうかという視点が必要になっている。
多くの点で過去と現状で中国の姿勢が全く異なっており、中国との関係が軍事的・経済的に変わって当然という見方を無視できなくなっている。
中国は経済規模が大きくなると同時に軍事的にも大きな国になっており、国際社会に対する影響が大きくなっているが、その姿勢が同じように尊大になり、時には恫喝的態度をあらわにしている。その姿勢が各国の警戒感を増幅している。
事例は多い。コロナの調査をオーストラリアが主張すれば、石炭の輸入を止めてしまう。係争地の領土を中国内で勝手に領土化してしまう。インドとか東南アジア諸国でクレームが湧き上がることになる。
経済的に無視できないので、多くの諸国が中国ににじり寄るが、軍事的・経済的に友好関係があるから、各国の経済状況によって配慮するということがなく、スリランカなど日本に解決を要請してきた。今後「一帯一路」「AIIB」などで様々な問題が湧き上がってくるのでしょう。
対米従属から脱するときという考え方は、現状の中国優位面を強調することにより、成立させているが、現在の均衡関係を無視して、現状を大幅に変えようとする中国の姿勢に無理があるのではないかという視点も欠かせない。謙虚な姿勢が出てこなければ、現在のBRICS、グローバルサウスなど多くの諸国が、信頼していくようには見ていない。米国と中國双方に時と場合によって区別して賛否を明らかにしていくのでしょう。
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