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りゃんさん のコメント

今回は、イデオロギーとか法とか正義とかのはなしをするつもりはない。
純粋に作戦として中共は台湾侵略戦争を継続できるのだろうかというはなしをしたい。

今回の「懲罰」で、中共は台湾を取り囲み、いざとなれば台湾の物資入出を阻止できるという勢いをしめした。
それを見つつおもうのは、では中共自体はどうなのだろうか。

マラッカ海峡などを通るルートは米国やその同盟国に抑えられるだろう。
そうとなれば、中共への物資入出はメインはロシアからのルート、
それに加えて細々とミャンマーあるいは中央アジアを通じたルートしかないのではないか。

輸出入はかなり縮小するだろう。長期間の戦争を継続できるだろうか。
食料の備蓄はかなりしていると聞くが、その食料だけ考えても、ロシアも戦争中であり、中共の人口を養えるだろうか。
なお、中共はウクライナの小麦の輸入国だった。

こう考えてくると、中共はかりに台湾侵略戦争をはじめても、1週間くらいで制圧できない限り、先がみえなくなる。
一方、米国やその同盟国は、中共と直接たたかう必要はない(中共への海上ルートを封鎖すればいい)。

じつは、以上のような理由を背景に中共はまずは南シナ海を侵略しているのであり、逆にいうと、
南シナ海を侵略しきれない限り、台湾侵略戦争の「継続」はできないのではないか。
No.3
3ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。