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抹茶さん のコメント

連休中にちょうど金沢を離れていたところ、先日の日記を読んで「ええええ」と叫んでしまいました。白鳥路ホテルは一度だけ他県に住む祖母の誕生日祝いで利用しました。何より立地が良くて、すぐ裏手にある金沢城沿いの遊歩道は観光客もほとんどおらず、静かで雰囲気もいいです。21世紀美術館が建築物としていかにすごいか、というのはおいといて、ジェームズ・タレルの部屋意外全く何も感じないというのは、恐らく多くの県民の方が首肯するところでして、他県の方に言われるととても清々しいです。

最初「カニ?」と思っていたのですが、片町で楽しく過ごされてなによりです。この間、近江町にある有名人の写真がたくさん飾られた観光客に人気のお店でのどぐろを食べましたが、観光客のお客様がうまいうまいと食べる傍ら、この季節だしまあ仕方ないよなあと思いました。新幹線の開通で表通りはすっかり観光向けに変わりましたが、片町もひがし茶屋街も、裏手の路地に回ると歴史が垣間見えます。長い歴史の中で金沢がほんのちょっと昔、どんな有様だったのかは学校では教えてくれませんし、それを語る県民も少ないです。

今回の日記はとても気持ち良く楽しく読ませて頂きました。
また、いつでもお越しくださいませ。
No.8
1ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 <極端なコスパの悪さ=敷居ばかり高くて、対して美味くもねえ名店が笑うぐらいクッソ高い>は、昭和から令和にかけて、この東京にさえ絶えたことがないので、立派な伝統だと言える。    こうした店は「有名店になりたい」「美味しいものを提供して、すべての人々、特に有名人に喜ばれたい」という欲望を持つ店主の、ある意味むちゃくちゃ健康的で、ある意味むちゃくちゃ倒錯的な欲望をセントラルドグマにして回転してきた。    ミシュランが日本に来てからは、下手に目的が明確になった上に国難が続き、景気も悪くなったんで、むしろ全方位的に趣味の良かった90年代(特に前半)ステイリッシュを、ゲスく切り崩したとも言えるが、まあたとえば寿司でいえば「あら輝」だし、和食で言えば「龍吟」である。両店とも値付けは半額が適価だ(それでも高い)。    昭和の銀座だったらトゥールダルジャンとか、洋食の煉瓦亭とか、どちらも外食文化的にはとっくに切り崩されている。<コスパ>なんて言葉がない頃から、こうした<アンチコスパの悪しき老舗>の切り崩しは、 SNS なき時代の、正義の人々によって、(今では驚くべきことにだ)本名も顔も出したままの、かなりストレートな悪罵が浴びせられたもの。  
ビュロ菊だより
「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。