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<菊地成孔の日記 2024年9月16日記す>
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<菊地成孔の日記 2024年9月16日記す>

2024-09-17 10:00
  • 13

 <極端なコスパの悪さ=敷居ばかり高くて、対して美味くもねえ名店が笑うぐらいクッソ高い>は、昭和から令和にかけて、この東京にさえ絶えたことがないので、立派な伝統だと言える。

 

 こうした店は「有名店になりたい」「美味しいものを提供して、すべての人々、特に有名人に喜ばれたい」という欲望を持つ店主の、ある意味むちゃくちゃ健康的で、ある意味むちゃくちゃ倒錯的な欲望をセントラルドグマにして回転してきた。

 

 ミシュランが日本に来てからは、下手に目的が明確になった上に国難が続き、景気も悪くなったんで、むしろ全方位的に趣味の良かった90年代(特に前半)ステイリッシュを、ゲスく切り崩したとも言えるが、まあたとえば寿司でいえば「あら輝」だし、和食で言えば「龍吟」である。両店とも値付けは半額が適価だ(それでも高い)。

 

 昭和の銀座だったらトゥールダルジャンとか、洋食の煉瓦亭とか、どちらも外食文化的にはとっくに切り崩されている。<コスパ>なんて言葉がない頃から、こうした<アンチコスパの悪しき老舗>の切り崩しは、SNSなき時代の、正義の人々によって、(今では驚くべきことにだ)本名も顔も出したままの、かなりストレートな悪罵が浴びせられたもの。

 
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他3件のコメントを表示
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>2

 えええ赤松健さんって自民党総裁候補なんですか!びっくりしたあ!笑 夢グループの人は手分けして全国を巡業してるんで、日本のどこかに毎日必ずいるとは思いますが笑。

No.4 3週間前

>>4
わかりづらい説明でごめんなさい! 新人議員(一期目)の赤松さんが得意のマンガを武器に、自民党総裁候補9人の動向を広報しているようです。兎に角にも金沢在住のファンとしては胸熱の事件でした笑。

No.5 3週間前

中宮役の見上愛さん、以前より気になっており、大河も登場から毎回見つめてしまってます。あの口元、バッサバサのまつ毛、異国からきたお姫様のよう!
録画が溜まってしまっており、これから二週分をまとめて観ます!

No.6 3週間前

連休中にちょうど金沢を離れていたところ、先日の日記を読んで「ええええ」と叫んでしまいました。白鳥路ホテルは一度だけ他県に住む祖母の誕生日祝いで利用しました。何より立地が良くて、すぐ裏手にある金沢城沿いの遊歩道は観光客もほとんどおらず、静かで雰囲気もいいです。21世紀美術館が建築物としていかにすごいか、というのはおいといて、ジェームズ・タレルの部屋意外全く何も感じないというのは、恐らく多くの県民の方が首肯するところでして、他県の方に言われるととても清々しいです。

最初「カニ?」と思っていたのですが、片町で楽しく過ごされてなによりです。この間、近江町にある有名人の写真がたくさん飾られた観光客に人気のお店でのどぐろを食べましたが、観光客のお客様がうまいうまいと食べる傍ら、この季節だしまあ仕方ないよなあと思いました。新幹線の開通で表通りはすっかり観光向けに変わりましたが、片町もひがし茶屋街も、裏手の路地に回ると歴史が垣間見えます。長い歴史の中で金沢がほんのちょっと昔、どんな有様だったのかは学校では教えてくれませんし、それを語る県民も少ないです。

今回の日記はとても気持ち良く楽しく読ませて頂きました。
また、いつでもお越しくださいませ。

No.8 3週間前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>5

いやいやいや笑、こんな複雑で知見が必要な件は、僕に説明できないですよ誰も笑。該当する漫画作品に関しては、これ、菊地大谷アルアルなんですが、僕が矢面に立たされ、谷王は逃げるの全く平気なスーパーメンタリスト谷王なんで笑、とぼけてますけど、いきなりブードゥー流したの谷王ですし笑、僕はCDを足で実際踏んでないんですけど笑(山本コータローの、リスナーのハガキが見つからない、というフリから、探しまくり、「あったあった!私の足の裏に張り付いてました!」というネタのオマージュをやっただけなんですけど)「誰が悪意を持ってるか社会」は当時からあったみたいですね笑)

No.9 3週間前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>6

 中宮は、陰陽師である安倍晴明(ユースケサンタマリア)の神託によって、発狂するほど嫌がる黒木華を尻目に、タスクくん(左大臣)が命懸けで内裏に入れるんですけど、もう数ヶ月は、今でいう適応障害で、全然喋れないんですよ。でも僕、このかた(初めて本名を知りました笑)はいつか、貯めて貯めて大爆発するんだとワクワクしていたら、案の定、すげえことになりましたよね笑。

 もう左大臣(タスクくん)と式部(吉高)の道ならぬ恋のアゲ感はとっくになくなっていて、まあ朕(一条天皇。この人も狂ったように美しい方ですが、どこのどいつか全く知りません笑)と中宮がどこまで行くかなんですけど、短い気もするなあ、そしたら、見上さん?のご普段のお強い仕事ぶりもチェックするのかなオレ。。。。とか思っています笑。

 NHKは「鎌倉殿」と「どうする家康」で、2年連続クッソクッソにコケ、大河ももう終了かと思わせたわけですが、「光君へ」で完全復活しましたよね。大石静自体は、昭和の、汎用の少女漫画だと思えばまあ、対応できますが、とにかく男たちの、完全な美しさで圧倒する力に、全国民が寄り切られた気もします。「知的な女性の意味」といううフェミニズムもう全然ないですもんね笑。

 副読本的に「紫式部のスマホ」が始まり、もう半分終わってますが、これも面白いです!笑

No.10 3週間前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>8

 ああ抹茶さんってレペゼンが金沢なんですね!!びっくりしたあ! 僕、金沢めちゃくちゃ好きなんですよ。金沢と大阪と沖縄が死ぬほど好きで、嫌いなところなんてないですけど、京都がややいけすかないかな?と思うぐらいです笑。

 片町は本当に素晴らしく、2年前にジャズストリートにクインテットが出た時、小西さんに案内していただいたんですけど、ああこれがコロナ後の、理想的なウエッサイだと思いました。トー横はサグすぎというか、シャイカゴ(シカゴ)に近いんで笑。8店舗ぐらいしか入ってないですけど、きっとまずい店一件もねえんじゃねえかと思ってます。

 毎度お馴染み、東宝「社長シリーズ」にも、金沢は、だいたいそうですね、ヨーロッパでいうとプラハとかライプツィヒみたいな「大学都市」みたいに描かれていて、日本史と日本地理に弱いので、実際の姿は、「今」しか見えません。ただ、21世紀美術館は、21世紀の美術を推すのだという意気やよし、ど20世紀のタレルルーム以外、特に外国人作家(そのほとんどがチーム)の委嘱作品とか、何回見ても、近くから見ても遠くから見ても、コンセプトシート読んでも読まなくても、全く何も感じず(良いとも悪いとも思えないです笑)、シンプルに、「これだったら、オレのがイケテルの作れると思うけど、、、、」と誤解しちゃうんですよ笑。

 現代美術は、20世紀で終わったと僕は思います。そして、そのリスクの最大のものは、僕がそう思ったように、北野武さんや香取慎吾さんが「オレにもできる」と思い込んで、あまつさえポンピドゥーが金さえ出せば場所貸してくれる(それがリベラル?笑)ことだったと思っています。野爆のくっきーとは一緒に仕事もしましたが(六本木新現美のバスキア展の解説笑)、彼が超北野&香取なのか、何か持ってるのか全然評価が定まらなく、「ガレージ系のギターカッティングは本当にヤバいよな」というのも相まって、ずっとムズムズしています笑


 

No.11 3週間前

「こういう店は自民党文化だ」に、とてもしっくりきました。
最近の菊地さんの日記、癒し効果がヤバいです笑。

No.12 3週間前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>12

 僕、自民党がなんかキックバックでどうのこうの、いちいちアレが悪いこれが悪いとかいって文句言う人、一番幼いと思います笑。「政治をなんだと思ってるんだ」と言いたいです笑。

 自民党だけじゃないけど、ああいう気持ち悪くおぞましい人々はああやって党として隔離しないと、野放しにしていたら危険ですよ笑。

No.13 3週間前

>>10
紫式部のスマホ、今週末に一気に再放送されるようです!観てみます!
あと何かでみましたが、ユースケサンタマリアさんの赤いメイクはご本人のアイデアだそうです。やるなぁ!
昔やってらしたラテンバンド、ライブ楽しかったですが、もう黒歴史なんですかね。

No.14 4日前
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