​​▼第605号
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                     2025/01/14

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
          vol.605
    【YouTuberが教える“もっともらしい話”の危うさ】
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《目次》
01.先週の出来事
02.時事ネタPICKUP15
03.フカボリBiz
04.Q&A
05.ありか、なしか!
06.時事ネタ キュレーション
07.編集後記

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【01.先週の出来事】
 社会問題からプライベートな話題、訪れたレストランまで、「先週あったこと」をベースに、夏野剛の頭の中やプライベートを覗いていくコーナーです。
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◆2025/01/06-2025/01/12

 トランプ大統領の就任が近づいているが、早速さまざまな「無理ゲー」っぽいことを言い出している。

・トランプ氏 グリーンランドめぐり“デンマークに高い関税も” パナマ運河 メキシコ湾などにも言及
https://bit.ly/40bDUyz

「メキシコ湾の名前をアメリカ湾にする」などはどうでもいい話だが、日本や世界に影響を与える「これからの4年で起こること」を予測してみたいと思う。

 まずトランプ大統領を観察すると以下のようにまとめられる。

(1)トランプ大統領には実現したい理想というものはない。
 彼は高学歴でビジネスマンとしても成功し、巨万の富があり、家族も多く、子ども達も優秀。奥さんも美人で、かつテレビショーでも活躍したこともあり、さらに大統領2期目に入るわけで、もはや「欲しいもの」は何もない。
 いわば現代の専制君主のようなもの。
 ただし、メディアや民主党はトランプ叩きをするので、行動原理としては「敵対するものに対抗する」ということが最優先となる。
 これは過去の歴史を見ても権力者が常にやってきたこと。さすがに現代では反対者を殺戮することはできないので、徹底的な民主党的政策の否定や、必要以上のメディアとの対決が中心の4年間になると思われる。

(2)個人的な野望としては全世界からリスペクトされたい。