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田畑 佑樹さん のコメント

 菊地さんの精神科づきあいとは全く異なりますが、数日前に自分は精神科の初診にかかる機会があった(それはシリアスな所要ではなく、なんとなくコンビニに行くような感じでとしか言いようがない経緯だった)のですが、マトモそうな病院は少なくとも向こう7日間は予約が埋まっており、その中でひとつだけ予約不要で外来を受けている医者があったため行ってみたところ、「この一億総神経症の時代にブックされてないって、もしかして……」の予想通り、清々しいほどのヤブ医者でした(笑) もちろん詳細な内容など書きませんが、菊地さんが以前お書きになっていた「近かろうヤブかろう」が真実であることを身をもって実感しました。これは医者のみならず飲食店にも言えることですが、「マジかよ、こんだけ酷いのが平気で居座ってるの(笑)」と思わせてくれるヤブの存在は、かえって周囲で生きる人々の免疫を強めてくれているのですね。そんな相手とひととおり話した後だといっそのこと元気が出てきて、薬など一切無しに癒される結果となりました。

 カニエが「自分は自閉症だ。双極性障害は誤診だった」と言いはじめたあたりから、妙にジェレミー・ブレット版のシャーロック・ホームズが観たくなっているのですが、ラマダーンが直前に控えているため新しいサブスクリプションサービスの契約はせず、 Hulu の残り期間を利用してコロンボを観ていました。いみじくも『溶ける糸』は医者犯人の回で、なおかつコロンボよりはスター・トレックシリーズ愛好者である身としてはレナード・ニモイが出てきたことにも驚かされましたが、あの回で(普段はネコかぶってる)コロンボが「あんたが犯人だ!」と、激しい打音さえ伴ってメンチを切るシーンを見せられたのが最大の衝撃でした。
 コロンボは探偵と近似職業である刑事で、同時に精神分析医が行使する「徴候知」の先達たる猟師のようでもあり、なおかつエクシストでもあるわけですが、そんな立場のコロンボが純粋な(外科?)医である容疑者にあそこまで威嚇的になった理由が気になりました。医学の領内に属さずして精神分析的な知を行使している身(=コロンボ)からすれば、医師の身でありながら殺人を犯した者は容認できず、だからこそ激怒した。という線も思いつきますが、これは当たり前すぎて説得力がない(何より、私の所望をコロンボに投影しているだけの可能性が高い)です。貴著出版前の時点で恐縮ですが、現在公開できる範囲でご意見を乞えましたら幸甚です。
No.1
12ヶ月前
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 いきなり暖かくなった日の朝10時半に精神科に薬をもらいに行った。ものすげえ混んでいる。どうやらまた患者さんが増加傾向だそうで、歯医者が暇でぼったくり、内科と精神科は患者がオーヴァーしているわけだが、コロナの時も、震災の時も増加したらしいのだけれども、今また増えているとしか思えない。    子供の頃、麻疹が流行った時の内科の待合のように、もう椅子はいっぱい、立って待ってる患者さんや、車椅子介護付きの人とかもいて、向かいに座っている、中学生と思しきメガネの女の子が初診のあの紙あるでしょう、あれに書き込みしてるのを見ると、この子はどう具合悪いのだろうか?この紙を提出したままステージに上がったら、仲間のクルーと一緒にすげえダンスとかしそう。とか想像してしまうような女子中学生。自分が若く程度の低い映画監督とかだったら、彼女をモチーフにどうしようもない脚本とかを書いて、なんとそれが映画化されてしまいそう。な午前中が、そろそろ終わる。    昨夜は一睡もしていない。今、「刑事コロンボ研究(上)」のデジタルゲラ(とはいえ、紙ゲラを PDF ファイルにしたもの)のゲラチェックを、アドベのアクロバットというソフトの結構な価格帯の奴を買って、毎日チェックしているのだが、、、、、、と、<え?今、アドベのアクロバット有料高いの買ってゲラチェックしてるって言った?アンタ紙派じゃないの?>と驚いた方もいると思うが、僕はアーミッシュとかじゃない。 SUNO も Udio も実装しているし、とはいえ、ずーーーーっとアンチ Word 、アンチ Excel だったんで、まあまあ何というか、老人に付き物とも言えるよね、算盤とか煙管とか伝票とかだったのに、いきなり普通に汎用テクノロジーに適性もっちゃう人。    
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