ドキュメンタリストの穴
第148回のタイムシフト視聴は下記日時まで視聴可能!
下記よりお楽しみください!
(※2025年10月26日 23時59分59秒まで視聴可)
INDEX
■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】
■お知らせ
■from スタッフ二号
■現場写真
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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】
<番組について>
□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【ドキュ穴】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。
<生放送>
□月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。
<ブロマガ>
□最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。
<料金>
□【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額330円」ですべてお楽しみいただけます。
<チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
□対談生放送の【前半部分は無料】チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
□対談生放送の【後半部分から有料】チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。
□ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
□ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。
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■お知らせ
1)渋谷哲也さんがシネ・ヌーヴォ(大阪)にて、トークショーに登壇します。
映画とともに、ぜひお楽しみください!
□特集「決定版!日本の戦争映画史」(公式サイト)
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/sesoueigashi/sensoueigashi.html
8/30(土)13:30回『ゆきゆきて、神軍』上映後
(※タイムテーブルは一番下にあります)
2)本物の人間国宝・坂東玉三郎さんのイベントがありますので、映画『国宝』で歌舞伎に興味が湧いたよ!という方は、ぜひ一度ご覧いただければと思います。おすすめです!
□坂東玉三郎(人間国宝・歌舞伎俳優)~お話と素踊り~
https://tempoprimo.co.jp/stage/y2025/tamasaburou2
※トークショーではインテリジェンス高い爆裂トークでみなさまをお迎えします!

(撮影:森谷博)
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□ニコニコサービス休止中はYouTubeにて生放送をしていました。下記URLより期間限定でご覧いただけます。
※【ドキュメンタリストの穴】ナカムラサヤカ&高知東生【第134回】
https://www.youtube.com/watch?v=2XaMN_A08C8
※【ドキュメンタリストの穴】特集:夏の映画【第135回】
https://www.youtube.com/watch?v=-bub8Hhk13c
※【ドキュメンタリストの穴】石井岳龍【第136回】
https://www.youtube.com/watch?v=hPARsKi86Nc
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■from スタッフ二号
<第148回生放送を終えて>
(撮影:森谷博)
今回の【ドキュ穴】は「おすすめ映画特集~ドイツ成分多め~」ということで、金田浩樹と渋谷哲也の当番組ダブルMCでお送りしました。
アーカイブ視聴で全編観たい!という方は、下記よりお楽しみください!
(※2025年10月26日 23時59分59秒まで視聴可)
ここでは、話した内容の一部をザックリまとめてご紹介します。
今回のおすすめは……
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1)映画『国宝』(25/監督:李相日)
https://kokuhou-movie.com/ (公式サイト)
興行収入110億円を突破!現在絶賛公開中の作品。
渋谷「今夏をドイツで過ごしていたため、まだ観ていないんですよ」(※このニコ生の数日前に帰国)
金田「どういう客層が観ているかというと、年1回映画観るかな?くらいの人までが観に行っている作品、ということになりますね。観客の種類を分けてみると……」
<映画ファン>
A:映画鑑賞が趣味の人
B:趣味という程ではないけど、まあ面白そうなのがあれば年に数回観に行くかな?の人
C:年1本観るか観ないかという人
<歌舞伎ファン>
A:いわゆるガチ勢
B:生の舞台を観たことあるし、テレビでも観たりするよ!な人
C:歌舞伎という芸術は知ってるけど、ほぼ観たことない人
金田「この両方のCグループに属する人も観に行ってる、ということですよね。でもAとか特Aみたいな玄人鑑賞者にも評価が高い。間口を広げ過ぎると、Aグループの人は来なくなっちゃうんですけど、映画・歌舞伎両方の初級~上級鑑賞者全員を満足させる作品に仕上がってますから、本当にすごいです。10年に1本の名作ですね。米アカデミー賞にも入ってくると予想します」
(※このニコ生の数日後に「『国宝』アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表に決定」の情報がリリースされました。)
どこがそんなにすごいかというと……
1)歌舞伎の演目の構造に合わせて、二人の主人公が交互に描かれる映画構造を用いている
2)「映画の登場人物としての芝居」と「劇中劇の芝居」の2つを演じ分けないといけないし、その2つがシンクロする芝居もしている
3)芝居で追いつかない部分(※例えば劇中劇の踊りなど)は、映画ならではの「カット割り」表現で補完
↑といった話を詳しくしているので、ぜひアーカイブ視聴にてお聞きいただければと思います!
コチラ↓
(※2025年10月26日 23時59分59秒まで視聴可)
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2)ドイツの文化事情
金田「映画作品そのものの話ではないですが、ドイツより帰国すぐの渋谷さんには、文化と価値についてお聞きしたいです」
渋谷「そうですね。日用雑貨品や食品はそんなに物価高ではないんですが、基本的に社会保険料と外食がとても高いですね。最近だと、400円のケバブが1000円になってました。一番リーズナブルなんですよ、ケバブ。あとフォーが1700円とか。日本でのお給料が月額23万円位だとすると、ドイツは35万円くらいですかね。」
金田「収入額がそれほど上がっているわけでもないんですね」
渋谷「休日とのバランス考えると、ドイツの方がいいかな?くらいの印象ですね。都会のシネコンだとチケット代2700円とか。でも郊外のシネコン以外の映画館だと1500円とかで鑑賞できたり、まあ場所によってチケット代は結構バラつきがありますね。お芝居やコンサートも同じくらいかな」
金田「えっ?日本ではコンサートや演劇のチケットって映画よりずいぶん高いですよね」
渋谷「ドイツだと、コンサートも演劇も、安い席のチケットがあるんですよ。だから観たければ別に映画と同じ価格くらいでチケットの販売はしていますね」
金田「文化価値が等価なんですね。日本では種類によってだいぶ違いますもんね」
渋谷「まあ、映画がちょっとだけリーズナブルかな~みたいな感じですね。とても小さい映画館などあり、また上映作品の規模も大小様々です。幅広くていいなと。まあでも日本の劇場の音響設備は全然良いですよね。電車の音や隣のスクリーンの音も漏れ聞こえませんし(笑)」
金田「それを考えると、日本の1800円はなかなか贅沢な環境で視聴できるので悪くないですね!」
ドイツと日本の文化価値の違いについて、より詳しくさらに聞きたい!という方は、下記のアーカイブ視聴にてお楽しみください!
↓
(※2025年10月26日 23時59分59秒まで視聴可)
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3)映画『火垂るの墓』(88/監督:高畑勲)
https://eiga.com/movie/39423/ (映画.comのサイト)
金田「今年の8/15(金)には久しぶりのテレビ放映がありました。清太の立場、西宮のおばさんの立場、近所の大人達、戦後の駅員……と様々な立場から鑑賞体験を楽しめると思います。でも今回思ったのは「どうしてこんなことになったんだ」って。つまり人間の業が描かれたものなんだなっていう」
渋谷「公開当時は『となりのトトロ』と同時上映でしたね」
金田「当時はトトロが落ち着いて観れなかったですよ!」
放送当日は、SNSで様々な感想や戦争・時代についての知見が投稿されていました。
久しぶりのテレビ放送に注目が集まっていましたね。
金田「エンディングになって、SNSでは「清太(主人公)が死ぬ駅のシーンはカットされたの?」といった投稿が散見されたのが非常に