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飛躍さん のコメント

趣旨は、米国を中心とするグローバル社会は、「経済制裁」によって効果をあげることができなかった。
「相手が私たちをグローバルシステムから押し出し、政治的、文化的、情報的な孤立と経済的自給自足に追い込もうとした。それは「制裁」であるが、ロシアが耐えた期間は世界史上記録である。彼らは目標を達成することができなかった。」

グローバル社会と言っても、価値観の違う国々が雑居しているのであり、米国の意向に従う国があれば、従わない国もある。「経済制裁」が効果的に働くなどとは米国は理解していない。

問題は、さまざまな国力が大国としての機能を損じていることがないかであろう。米国が対象になると同時に中国と比較することも大切でしょう。経済的、軍事的に、ロシアは確実に米国だけでなく中国に伍することが不可能でしょう。
戦争を止め、ウクライナとの停戦を求めない限り、ロシアの体力は衰退の道を歩むとみている。
No.2
3ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米国一極支配が終焉した中で、新しい国司秩序の形成の中心になるのは中国、ロシア、東南アジア、イスラム社会等になる。この中、ロシアのプーチン大統領は何を考えているか。 私達はしばしば「プーチンは何を考えているか」を論ずる。多くの場合、我々の持つ「プーチン像」で話す。  彼が実際何を考えているか、一次情報を基礎にすることなく、彼の「像」について述べる。一次情報を見てみよう。 二〇二五年一〇月二日ソチで開催されたヴァルダイ国際討論クラブ年次総会におけるプーチン大統領の基調演説の一部を抜粋してみたい。 ・・・・・・・・・・ 「私がお伝えしたいのは、世界で何が起こっているのか、私たちがその発展の展望をどのように見ているかです。 私たちはすべてが変化し、しかも非常に急速に―むしろ急進的に変化する時代に生きています。私たちの誰もが未来を完全に予測することはできません。 実際にはすでに現れた多極化が枠組みを形成しています。 まず、今日の世界は外交政策にとってはるかに開放的―創造的と言ってもいい―空間を提供しています。何も予め定まっていません。発展は異なる方向に進む可能性があります。この広大な空間では、迷ったり方向を見失ったりしやすく、それがしばしば起こっているのがわかります。 第二に、多極化の空間は非常にダイナミックです。変化は急速に起こり、時には突然、一夜のうちに起こります。 第三に、特に重要なのは、この新しい空間がより民主的であるという事実です。それは、政治的・経済的なプレイヤーの幅広い範囲に機会と道を開きます。おそらくこれほど多くの国々が、最も重要な地域的・グローバルなプロセスに影響を与える能力や野心を持ったことはありません。 次に、異なる国々の文化的・歴史的・文明的な特異性が、これまで以上に大きな役割を果たしています。接触点や利益の収束点を求めなければなりません。 第五に、あらゆる決定は、すべての利害関係者または大多数を満足させる合意に基づくことが可能です。 最後に、多極化世界の機会と危険は切り離せません。バランスを見つけ、確立するのははるかに難しく、それは明らかで極端なリスクです。 多極化はグローバルな覇権を確立・維持しようとする試みの直接的な結果となり、国際システムと歴史そのものが、単一の階層にすべてを整理し、西側諸国を頂点に置くという執拗な欲望に対する反応となりました。 実際、 20 世紀末に、米国とその同盟国の力は頂点に達しました。しかし、世界を支配し、皆にどう行動するかを強制し、どう生きるか、息をするかをさえ強制できる力は、かつてなく、これからもありません。 (米国一極支配の時代)階層はピラミッドの頂点、またはフードチェーンの頂点にいない者たちの機会を厳しく制限します。しかし、下層の人々は(自ら決定するという)責任から解放されました :ルールはシンプルでした。『条件を受け入れ、システムに適合し、控えめでも保証された分け前を受け取り、満足せよ。他人があなたのために考え、決定します。 古い世界のヨーロッパには今も多くのそんな政治家がいます。 自分の利益、権利、見解を守ろうとした者たちは、最善の場合でも風変わり者として一蹴され、効果的にこう言われました:『あなたは成功しない、諦めて、私たちの力に比べてあなたは無に等しいと認めよ。』 本当に頑固な者たちに対しては、自称グローバルリーダーが、教育する名目で、意図を隠さず扱いました。メッセージは明確でした:「抵抗は無意味です。」 しかし、これは何の良いことももたらしませんでした。グローバルな問題は一つも解決されませんでした。むしろ、新しいものが絶えず増え続けています。以前の時代に作られたグローバル・ガバナンスの機関は、機能停止するか、効果を大きく失いました。一国家、または国家群がどれだけの力や資源を蓄積しても、力には常に限界があります。 対抗力は常に現れます。 エスタブリッシュメントは権力を譲りたくなく、自国民を直接欺き、国際情勢をエスカレートさせ、国内で法の境界やそれを超えたトリックに頼ります。 しかし、永遠に民主的・選挙的手続きを茶番に変え、人々の意志を操作するのは不可能です。これは多くの国で起こっています。 米国では、人々の要求が政治ベクトルの十分に急進的な変化を引き起こしました。他の国々にも例は伝染します。 西側支配期の国際関係で固有の多数の少数への従属は、多国間かつより協力的なアプローチに取って代わられています。それは、主要プレイヤーの合意とすべての利益の考慮に基づいています。 グローバル・マジョリティの国々がトーンを設定する新しいグローバルな雰囲気は、地域的・グローバルな問題の解決を探る際に、すべてのアクターが何らかの形で互いの利益を考慮せざるを得なくなることを約束します。 最近数年、相手が私たちをグローバルシステムから押し出し、政治的・文化的・情報的な孤立と経済的自給自足に追い込もうとした努力の多さを皆さんは知っています。私たちに対する制裁―彼らが恥ずかしながら『制裁』と呼ぶ―の数と範囲で、ロシアは世界史上絶対記録保持者です: 30,000 、またはそれ以上のあらゆる種類の制限です。では、彼らは目標を達成したか? ここにいる皆さんには言うまでもなく、これらの努力は完全に失敗しました。」    
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。