北岡悟が語る堀口恭司UFC連勝、他にもいろいろ語ってます!(聞き手/ジャン斉藤)


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――
お子さんはかわいいですね!

北岡 はい!かわいいです(笑)。

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配信に出演中の北岡親子!かわいい!!

――
ハハハハハハ!毎日ジムに連れてきてるんですか?

北岡
 毎日ではないですけど、選手練を見るとき以外はまあだいたい来てますね。お父さんに引っ張られて夜型でやってます(笑)。朝は11時12時くらいまで寝てますね。

――
子供は放っておいたら、いつまでも寝ますもんね。

北岡
 それこそ堀口(恭司)選手の試合を見るときは、朝起きてミルクを飲ませたら全部吐いちゃって。そのまま家族全員で二度寝していたら、堀口選手の試合が始まってて……みたいなことがあって。

――
北岡さんもミルクをあげてるんですか?

北岡
 全然あげてます。

――
育児は奥さんと役割分担してるんですか?

北岡
 役割分担……妻はボクが世話できるように育て上げてくれて。そのおかげでボクが子供を世話できるようになりましたね(笑)。

――育児で一番大変なことってなんですか?

北岡
 一番大変だったのは……試合で手が折れたときですね。服を着替えさせたり、おむつを変えたり。あれは修行感がありましたねぇ。試合に負けて手が折れて、精神的にもけっこうきつかったんですけど。手が折れたといえば、堀口選手はそれでも試合に勝ったし、スーパーポジティブですよね(笑)。

――
メンタルバケモノですね(笑)。保育園には入れるんですか?

北岡
 すぐは入れない予定です。それこそ彼女が保育園で働き始めるんですけど、そのあいだは自分が面倒を見るみたいな感じですよね。

――要はジムも見なきゃならないし、ファイターとしてのスタンスもあるし、そしてお子さんも見なきゃならない。

北岡
 おっしゃるとおりです(笑)。

――
頑張ってください!(笑)。今回はまず堀口選手のUFC第2戦について伺いたいんですけど。試合は堀口選手の圧勝でした。

北岡 前回がすごい内容で勝って。今回もフィニッシュして勝つことが期待されてた中での判定でしたけど、まあ快勝でしたよね。

――試合後にビックリしたのは、1ラウンドに右手が折れてるのに、そのまま打ち合いで勝ちきったことですね。

北岡
 1ラウンド目の時点でそんな素振りを見せていたし、2ラウンド目は「ちょっとやりにくそうだな」って見てたんですよ。あと堀口選手本人がYoutubeで全部話してますけど、マットが滑ってるので作戦を変えたと。

――
前回の試合だとマットが滑らず、堀口選手のステップがいつも以上に冴え渡ったんですよね。それで「RIZINのマットは滑る」ことが議論になって。

北岡
 そこは広告のプリントとか仕様で違ってくるんでしょうね。

――
北岡さんも滑る・滑らないを感じたことってあります?

北岡 ありますよね。そこは人によってより敏感になると思うんですけど。滑るのが好きな人はなかなかいない(笑)。

――
そりゃそうですよね(笑)。

北岡
 まあステップを使う人はなおさらですよね。堀口選手みたいに踏み込みも入るぞ、入るぞ……っていう足使いをすれば、滑る・滑らないかはすごい重要なことですけど。

――
滑る・滑らないは織り込み済みだし、どうなってもいいように考えてるわけですね。

北岡
 考えて試合をするし、滑ったときのための用意が堀口選手の場合はあるわけですよね、きっと。今回もマットが滑りながらも、角度を作るような動きで戦ってましたけど。

――
日本だと大会前のリングチェックがあるんだけど、UFCやアメリカの大会にはないですよね。

北岡
 ボクが知ってるかぎりはないんじゃないかな。

――
以前にRIZINとベラトールの全面対抗戦のときに、ベラトールファイターは早い時間から会場入りしたくないから、リングチェックしなかったんですよね。UFCのメインカードの選手も途中で会場入りするからチェックしてないってことですね。

北岡
 ナシならナシでいいんじゃないかなって思いますけどね。

――
先にわかってたほうが「今日のマットは滑るから、別の作戦にしよう」と変えられるんじゃないですか?

北岡 なるほど。でも、逆に知っちゃうせいで壁になるかもしれないし。

――
たしかにちょっとメンタルに影響しますね。滑る・滑らないとかわかったうえで試合する覚悟が決まってるというか。

北岡
 そういうことですね。皆さんにとっては、話題のひとつのトピックにしか過ぎないところはありますねぇ。

――
堀口選手がRIZINで実力を発揮してなかったかというと、そういうわけでもないですもんね(笑)。

北岡
 そういうことです。滑る・滑らないで変わんないでしょ?みたいな。

――そんなコンディションでもフィニッシュできそうでしたけど……そこはアルバジが頑丈だったということですね。

北岡
 それはもうとても頑丈だったんじゃないでしょうか。堀口選手が倒したそうだったのは伝わりましたけどね。「これ、KOしたいんだろうな」と。どっかの誰かの「安全運転して勝った」という意見が流れてきて「え?倒そうとしていたやんけ」って思いましたけど。

――
めちゃくちゃ倒しに向かってましたよね。最終3ラウンドも距離を取れば勝ち確なのに普通に打ち合って。

北岡 そうですよね。フィニッシュできなかったことを悔やんでるように見えましたし。

――拳が折れてるなら安全運転モードに切り替えてもおかしくないですけど。

北岡
 拳の折れ方も、いろんな種類があるんだと思うんですけど。無理することでより壊れることもあると思うんですよね。だから堀口選手の姿勢はちょっと想像できないというか……。堀口選手はご自身のYoutubeでは「空手時代に折れたことがある」みたいなことを言ってたので、MMAでは初めてみたいですけど。

――
北岡さんの経験からすると、あの状態で普通に打撃戦を展開するのは考えられないと。

北岡 右を打ち続けているように見えるし。ケガをしているという前提で試合を見直したんですけれど、あの感覚はわからないです。もちろん試合中に興奮して痛みを感じないこともありますよ。ボクも折れたけど、その後も打ち続けたし。堀口選手の場合の殴り方の精度も高いから、みんなマネするよなって話かな(笑)。

・堀口恭司はすべてのパーツがすごい
・勝つことがのちに「不正解」に繋がることがある
・堀口恭司はケイプや平良達郎、マッチメイカーとも戦っていた
・国内ベルトの価値
・MMAに柔術の練習は必要か議論
・格闘技はいかにして「無駄を愛せるか」……北岡悟の格闘技哲学の続きは会員ページへ