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中庸左派さん のコメント

今回のイスラエルとアメリカ帝国によるイラン攻撃は、大義のない暴挙であることは大前提だが、では何故、そのような外交交渉を煙幕にして、奇襲攻撃による斬首作戦のような非人道的蛮行に及んだのか?もっとも説得的なのは、イスラエルによる中東覇権の野望だろう。そして、アメリカ帝国は、ユダヤロビーやユダヤ資本のポチだから、言いなりだ、と。私も、直感的にそのような感想をもったが、それだけではない、という説がチラホラ見える。

例えば、以下のロシアのSputnikの記事。

https://sputnikglobe.com/20260302/us-cant-bully-and-bomb-iran-into-submission-if-its-leaders-dont-let-it---experts-1123741504.html?share-block=1123741505

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「イラン封鎖、あるいは同国の政治的支配権を掌握すれば、米国はまず、中国から極めて重要なエネルギー資源(中国の炭化水素の最大20%はイラン産)を奪取できるようになる。第二に、エネルギーを通じて実質的にこの地域を支配することが可能になる」とミハイロフ氏は警告し、ワシントンは基本的にイランにおいてベネズエラ2.0のシナリオを模索していると主張した。
------------引用ここまで-----------

だからこそ、なのだろうか?さらに以下の記事は、中国の立場を詳しく説明している。

「北京のレッドライン:中国はアメリカと戦争せずにイランを防衛できるか?

中国は、以前の紛争で失われたイランのミサイル能力を回復するために長い間取り組んでおり、イランの軍事的損失を補うために取り組んでいる」

https://moderndiplomacy.eu/2026/02/28/beijings-red-line-can-china-defend-iran-without-going-to-war-with-america/

この記事が描く構図は、イランを舞台にした中国とアメリカ帝国(イスラエル)との代理戦争のようなイメージだ。さらに、次はRTの論評。「イラン戦争で中国が失うものと得るもの」と題して、「米イスラエルによるイラン攻撃は、中国のエネルギー安全保障、外交、そして世界的な野心を同時に試すものである」と評している。

https://www.rt.com/news/633533-iran-china-lose-gain/

一つ言えることは、長期化するとアメリカ帝国やイスラエルは不利になるだろう。死者が増え、武器が枯渇する。一方、トランプがいうように、4 週間〜5週間で作戦目的を達成、つまり短期決着したら、イランは体制崩壊或いはアメリカ帝国やイランの傀儡政権が誕生し、築き上げたイランにおける中国利権が無に帰すどころか、中東の石油利権をアメリカ帝国らが再び独占することになる。となると、中国は一帯一路どころか、エネルギーをアメリカ帝国らに握られることになるかもしれない。

となると、中露は長期戦を意図し、イランを支える可能性が高いのではないか?しかし、そうなると、ホルムズ海峡が長期間封鎖され、日本は壊滅するかもしれない。
No.4
23時間前
このコメントは以下の記事についています
A-1 緊迫する中東情勢 原油高の日本への影響は (毎日) 原油の 9 割以上を中東から輸入している日本でも、国内の物価や生活にも大きな影響が出る可能性があります。 ・ホルムズ海峡はイランとオマーンに挟まれた狭い海域で、世界の原油供給量の約 2 割がここを通っています。イランのタスニム通信によると、イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊は 2 月 28 日、ホルムズ海峡で船舶の航行を禁じました。 ・米シンクタンク「戦略国際問題研究所」( CSIS )の試算では、ホルムズ海峡で船舶運航が妨害されると 1 バレル= 90 ドル超、さらに攻撃が広がると 130 ドル超になるとされています。 ・経済産業省資源エネルギー庁などによると、日本は原油の 95.9 %を中東に依存しています。備蓄している石油がありますが、ホルムズ海峡の封鎖が長期化すれば供給リスクが高まります。また、原油調達への影響が出なくても、国際的な原油価格が高騰すれば、国内のガソリン価格などの上昇につながる可能性があります。 A-2 、 原油高騰シナリオとして 60 ドル /bbl から 80 ドル程度に上昇するシナリオに加え、戦況が悪化することを想定した 100 ドル、 130 ドルへの上昇シナリオをそれぞれ設定 し、主要経済変数への影響をマクロモデルで試算した。コストプッシュインフレの影響で消費や設備投資に下押し圧力が及ぶほか、貿易収支にも赤字方向の圧力がかかる。実質 GDP への影響は原油 80 ドルへ上昇の場合には 1 年目 ▲0.21 %、 2 年目 ▲0.35 %(いずれもベースラインとの乖離率)となる。戦況悪化を想定した 130 ドルシナリオの場合には、 1 年目 ▲0.58 %、 2 年目 ▲0.96 %と実質 GDP を 1 %近く押し下げるインパクトが及ぶ。初年度の消費者物価への影響は 80 ドルシナリオで +0.22 %、 130 ドルシナリオで +0.63 %だ( 2 年目にはコストプッシュによる需要低迷で物価上昇圧力は減退)。 目下では食料インフレの落ち着きの中で、長らくマイナス圏の続いてきた実質賃金のプラス転換が見通せる状況になっていた 。仮にイラン情勢悪化を通じた原油価格への影響が深刻化する場合には実質賃金のマイナス幅が再拡大する展開も生じうる。また、コストプッシュを通じた需要減退圧力を招く点 、経済情勢の不透明感が増す点で日本銀行の利上げには逆風となる可能性が高い。 A-3 緊迫する中東情勢「企業と家計の双方に影響」ホルムズ海峡封鎖で原油価格高騰懸念(日テレ) A-4 関西電力は 2024 年度に LNG の約 13 ・ 1 %をカタールから調達しており、ホルムズ海峡の封鎖が長引けば影響は避けられない。同社の調達先はオーストラリアが 44 ・ 6 %と最も多く、次いでインドネシアが 17 ・ 2 %、カタールは 3 番目となる。 大阪ガスは現在、ホルムズ海峡を経由する LNG の調達はない。(産経) B ―1 : ウォールストリート・ジャーナル 原油価格が急騰、 ダウ先物は下落、 S&P500 とナスダック 100 先物は 1% 程度下落 世界のエネルギー指標であるブレント原油先物は 、ホルムズ海峡の主要回廊の長期封鎖と中東のエネルギーインフラへの攻撃への懸念から、 7% 以上上昇 した。上昇幅は一部予想よりも小幅だった。欧州天然ガス先物は急騰した。 B-2 日経「ホルムズ海峡封鎖、世界経済に波乱の芽 原油 70→100 ドル台予測」 ホルムズ海峡が事実上封鎖され、高騰した原油・ガス価格が世界経済の下押しリスクとなっている。米国・イスラエルとイランの衝突が長期化し混乱が続けば高インフレと低成長が同時に起こる「スタグフレーション」が現実味を帯びる。トランプ米政権の関税政策に揺れる世界経済は新たな試練を迎える。  
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。