▼第668号
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                     2026/04/21

夏野剛メールマガジン 週刊『夏野総研』
                    vol.668
 【世界で勝てるのに、なぜ国内はガラパゴス化するのか】
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《目次》
01.時事ネタPICKUP15
02.今週の関心事
03.フカボリ
04.Q&A
05.ありか、なしか!
06.時事ネタキュレーション
07.編集後記

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【01.時事ネタPICKUP15】
 日々のニュースも見方を変えればいろいろなことが見えてくる。当コーナーは未来を読むためのニュースを、私が解説していくものです。
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《国内ニュース》
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◆携帯大手の値上げそろい踏み、ソフトバンク6%上げ 安値競争「限界」に
https://s.nikkei.com/3Qfpg8s
〈要約〉
 NTTドコモ、KDDIに続きソフトバンクも新料金を引き上げ、大手3社の値上げが出そろった。物価高やコスト増を背景に、各社は安値競争から付加価値重視へ軸足を移しつつある。

〈コメント〉
 何の差別化もできていないのに、寡占状態でそろって値上げするのは、総務省の監督不行き届き以外の何ものでもない。競争政策が機能していないから、各社が安心して同じ方向を向いてしまう。料金認可制の導入は、そろそろ本気で検討すべきだ。

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◆ソフトバンクも「Starlink Direct」開始 圏外でも通信、LINEやPayPay、Yahoo!マップなど対応
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2604/10/news110.html
〈要約〉
 ソフトバンクが衛星とスマホを直接つなぐ「Starlink Direct」を始めた。圏外でもLINEやPayPay、Yahoo!マップなど一部サービスが使え、非常時や山間部での通信手段として期待が集まる。

〈コメント〉
 KDDIが先駆けて導入したが、結局は全キャリア導入の流れになった。ユーザーにとっては便利でも、事業者の差別化にはほとんどならない。通信品質でも料金でも差がつかず、最後は横並びになる。競争しているようで、結局競争していない。

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◆「無印良品」海外で成長加速 売上高1兆円へカウントダウン
https://www.wwdjapan.com/articles/2379354
〈要約〉
 良品計画は2025年9月〜2026年2月期に2桁増収増益となり、過去最高益を更新した。アジアを中心に海外事業が伸び、通期見通しも上方修正され、売上高1兆円が視野に入ってきた。

〈コメント〉
 海外でもMUJIの人気は高い。生活雑貨、衣料、食品まで含めた世界観が強く、単なる小売ではなくライフスタイルの輸出になっている。UNIQLOよりも発展する可能性があると思う。服は好みが分かれるが、MUJIの思想は国境を越えやすい。

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◆AI小説、星新一賞を席巻 人間と区別つかず「人力小説部門」も議論
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD0684S0W6A400C2000000/
〈要約〉
 星新一賞では一般部門受賞4作のうち3作がAI活用作となり、審査員からは人間の作品と区別がつきにくいとの声が上がった。文学賞の区分や審査の在り方を巡る議論が広がっている。