【政局メルマガ(180)】

■弓削の道鏡がほくそ笑んでいる

■皇室典範改正「立法府の総意案」に潜む重大な策謀

■「安定的な皇位継承」から「皇族数確保」へ――すり替えられた議論の危険性

 

 人名、地名、国名、地域名…。日本人は古来ありとあらゆる名前、とくに固有名詞には特別な霊力があると考えていた。だから戦場で命を賭して戦う武士は、自分の本名を知られると敵に霊的呪詛(のろい)を掛けられる危険性があるため、日常は幼い頃の呼び名や出身地にちなんだ字(あざな:通称、あだ名)を使った。例えば織田信長は本名だが、日ごろは上総介(かずさのすけ)と呼ばれた。徳川家康は元服前は竹千代、晩年は大御所と呼ばれ、生前は決して本名で呼ばれることはなかった。だから本名の事を諱(いみな)=「忌み名」という。

 人名と同じく、地名にも「忌み地」というものがある。大きな災害が多発したり、たくさんの死者が発生した場所、あるい