私はスプラトゥーンシリーズを11年以上プレイし続けているが、
未だに持ちブキというものが決まらなくて困っている。

「手に馴染むものを」「やっていて気持ちの良いものを」
などと提案をもらうことはこれまでに何度かあった。

しかしいろいろなブキを触ってみて
その全部が手に馴染むような気もするし、全部が馴染まないような気もする。
最初は操作が難しかったり動きが重かったりするブキも、
たいていはある程度慣れてくれば独自の気持ち良さがわかってくる。

「手に馴染まない」「気持ち悪い」「しっくり来ない」
というブキのほうが断然少数派で、
そこで弾かれなかったすべてのブキの中で1番2番と優劣をつけるのはなかなか難しい。

自分には何のブキが合っているのか、11年経った今も全く見当がつかない。



これは仕事の話とも似ていると思う。

世の中ではよく、天職ということが言われる。

20歳そこそこくらいの若い時に「この道だ!」と決めて、
自信に満ちた表情で仕事の成果を続々と出しているような人を見ると本当に感心させられる。

自分が何者であるか、自分が何に向いているかを
10代で感じ取るだけの天才的な感性があったのか。
または若くして壮絶な人生経験を経て泣きながら決めた道ということもあるだろう。

いずれにしても、自分の声に従う素直さと、早い段階で決める覚悟が本当にすごいと思う。



私など43歳になった今でも自分が何者なのかよくわかっていない。

以前は「何者かである必要なんてないんだ!」と大きく構えていて
そういう考えの人間が周囲に多かったこともあってそれで良いと思っていた。
「セピアであること」「いろいろとできること」がそのまま強みとなって
それで何とかなってしまっていた。

ただ最近は「お前は何者なんだ?」と問われている機会やシーンが多いような気がしている。
ここで答えに窮して自分がいると、50代以降生きていくのは厳しいのかもしれない。

20代30代の頃、周囲の人々、応援してくれる人々は確かに優しかった。
でもそれは裏返せば甘やかされていたということでもあり、
自分の確固たる強みを作ってこなかったことへのしっぺ返しが
今になってドッと来ていると感じている。



スプラトゥーンの持ちブキ問題にしてもそうだ。

本日閉幕となった2026夏シーズンで、持ちブキを決める試みが上手くいかず、
「自分が無い状態」になってしまっていることで「発揮できる強みがない」プレイヤーとなり、
必然的に敵チームに主導権を握られることが多くなって勝率が低くなる、
という問題がいよいよ顕在化した3ヶ月だったように思う。

早いところ解決しなければと思いながら、
このようなことは昔からずっと同じことを言っていて
解決の糸口が全くつかめないまま今に至ってしまっているのが本当にまずい。

まずいまずい言いながら、
改善につながる行動を何一つできていないというのがまたまずい。





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