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超RIZIN5でYA-MANを完封した斎藤裕15000字インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)

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――
この取材のあとは「麺ZINさいとう」ですか?

斎藤 そうですね。お店で打ち合わせがあるんですけど。

――目黒にも2号店を出しますけど、社員は増えるんですか。

斎藤
 アルバイトは増えますけど、社員は固定費がかかってしまうんで。2号店が軌道に乗ってくれれば、社員も増えやすんですけど、そこはちょっと数字を見ながらですね。人が増えるとお金だけじゃなくてトラブルも増えますからね。

――
そこは慎重に進めると。

斎藤
 そこはすごく大事です。変な人間が入ると進んでくどころか後退してくるし、やり直しも余儀なくされる。人を増やすことって難しいですね。飲食店は人がいないと成り立たないものなんで、人が8割かなと思ってます。逆に優秀な人ほど独立する傾向があるんですけど(笑)。

――
独立の気配ってわかるものなんですか。

斎藤
 「麺ZIN」は共同経営というかたちなので、仲間が独立することは基本的にないんですけど。社員希望の場合、「独立するんだったら、まず自分でやったほうがいいんじゃないか?」ということは前もって言いますね。でもまあ、邪魔をするつもりもないので「独立するんだったら事前に言ってね」という感じです。

――ラーメン店は独立はあたりまえなところはありますね。

斎藤
 独立したときにプロモーションがかけやすいですからね。名店出身だったら、ある程度おいしいだろうという先入観もあるんで。最初から「独立を支援します!」と謳うところもあります。そうしないと人が集まらないので。ボクの場合はちょっと特殊な例で、自分の知名度で人は呼べたんですけど。一般的に人を集めるのは大変ですね。

――
たしかに最初から気心の知れた仲間たちとスタートするのはなかなか難しいですね。

斎藤
 結局、関係を築かないと、その人が何を考えているかはわからないですからね。

――
格闘技ジムだと独立はちょっとした揉め事になりかねないじゃないですか。

斎藤
 いろいろありますよね、テリトリーの問題とか。自分の息のかからないところでやるのであれば問題は起きないんですけど。

――
インストラクターが独立してジムを作るときに、近隣だと会員さんをゴソッと持っていってしまうとか。

斎藤
 それで揉める話もよくありますよね。近場でやられたら、お客さんの取り合いになってしまうので。

――
ラーメンも近所で同じ味でやられたら困りますよね(笑)。プロレスラー格闘家でラーメン店をやってる方は多いですけど、2軒目はいないですね。1軒目の経営からして相当難しいからなんでしょうけど。

斎藤
 店舗展開は本当に大変だし、やっぱり飲食店って初期費用がかかるんで。今回は融資を借り入れてやるから、こけられないなと。だから超RIZINでマジ勝ってよかったです(笑)。

――
勝ったことでプロモーションがしやすいと?

斎藤
 はい。プロモーションをしやすくなりますし、協力してくれる人も増えると思います。負けてたら違う見方もされるというか。やっぱりお店を始めて弱くなったんだな……という人も出てきますよね。

――ラーメンの味も変わって感じるかもしれないと(笑)。

斎藤 格闘家も自分でジムを抱えたら、結果を出せなくなるという説もありますし。だから現役中はあえてジムを出さない格闘家がいるのもわかります。やっぱり頭と身体がジム経営に取られちゃうんで。選手育成もやるとなれば他人のことも見ないといけない。いままでは100%自分に集中していたのが、60~70%に分散されますよね。

――
ジム経営と格闘家はまったく別のビジネスというわけですね。YA-MAN戦前に銀行と融資の話を進めていたわけだから、大事な試合が2つあったと。

斎藤
 融資に関してはボクは報告だけ受けてましたね。いつぐらいにどのぐらいの金額で……と。1軒目はいい感じになってきて、集客もできてるし、数字で見てもだいぶプラスなんですけど。2軒目はメニューも変わるし、エリアも違うので、また大変ですね。

――
今度は目黒ですけど、最初からその付近を狙っていたんですか?

斎藤
 目黒に池田さんという20年間やっていたお店があったんですけど。その池田さんが撤退するという話を聞きつけて。ボクのパートナーが池田さんと繋がりあって、ボクらの考えに池田さんが共感してくれたことでボクらがそこに入るかたちですね。家賃も池田さんが契約したままの金額なので破格です。

――
そこも人との繋がりなんですね。

斎藤
 いま内装工事を絶賛やってますね。目黒は世田谷や神奈川方面からは来やすいんですよね。秋葉原は千葉・埼玉方面からも来やすいし、東京駅から4分で来られるから立地的には大当たりで。ギリギリの時間でも食べても東京駅から帰れるんですよね。

――
地方の格闘技ファンも東京に来たついでに寄れると。

斎藤
 キャリーバックのお客さんはすごく多いですよね。そこは立地に恵まれましたけど、目黒だとまた変わってくるし、新しいお客さんを捕まえるためにプロモーションをちゃんとやっていかないと埋もれる可能性ありますよね。

――
話を聞くかぎり、ちゃんとチームとして取り組めるかが大事なんですね。

斎藤
 飲食店は間違いなくチーム戦ですね。ワンマンオーナーだと人がついてこないです。みんなで進もうとする意識がある店は、進むスピードは早いと思います。そこに変な人がいると、本当に変な方向に行っちゃうんで、まとまらないんですけど。

――試合後にオープンするのは計画通りだったんですか?それとも偶然ですか?

斎藤
 来年早々にオープン時期をずらすこともできたんですけど、1号店は1月が2周年になるので、2号店は年内にオープンしたほうがプロモーションは被らないなと。あと自分の試合が終われば身体も空くので、そっちにコミットできるところもありますよね。

――
2号店も背負った試合だったのは面白いですね。

斎藤 まあ負けてもオープンに向かって進んでいくんですけど(笑)。

――
今回の試合は下馬評的にはYA-MANだったんですよ。

斎藤
 そういう予想を見ないんで、全然わからなかったですね。

――
斎藤選手はお店を始めて、久しぶりの試合だったこともあっての予想ですけど。でも、結果は完封だし、斎藤選手のRIZINベストバウトじゃないかなと。

斎藤
 動きはよかったですね。

――
めっちゃ若返ってましたよ。

斎藤
 みんなからも、びっくりするぐらい若返ったなって言われました。「10歳、若返っていた」と(笑)。

――
若返りの秘訣はなんですか?

斎藤
 肌艶がいいのはたぶん毎朝、飲んでる特製ドリンクの効果ですね。自分のYouTubeでも紹介してたんですけど、7~8種ぐらいの果物や野菜を入れたものを毎日飲んでます。そういうもので一気に身体の老化が止まったのかな。フィジカルでいえば、トレーニングや練習の内容がよかったです。20代後半からピーク時のフィジカルを取り戻した感じはありますね。

――YA-MANのケガで大晦日の試合は飛んじゃいましたけど、お店を始めてからの初試合でブランクもあったから、より練り込む時間ができたわけですか?

斎藤 そうですね。結果的にプラスになったことで証明しましたね。今回の試合までケガしなかったことも大きかったです。ケガをすると、振り出しに戻っちゃいますから。強度をちょっとずつ高めることができて。

――
あのときYA-MANとやってたら、試合展開はまた違っていたんでしょうね。

斎藤 あのときやっていたら、もうちょっと苦戦したかなあ。シーソーゲームになったと思いますね。

――
2人は大晦日にリング上から挨拶しましたけど、YA-MAN選手とは目も合わさないし、何か言葉をかけることもなかったですね。

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