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ツバスさん のコメント

もちろんこの記事にあてはまらない状況もたくさんあるし、実際のところ純粋で素直な人と疑り深い人のどちらが
より騙されやすいのかという部分についてはまだ議論の余地もあるが、後者に属する人々が騙されてしまうことも少なくないのは事実だ。
この記事は、ではなぜ、どういう形でそんな結果になるのか、という難しい問いへのひとつの答えを出しているといえる。

自分は疑り深いから騙されない、という自負があって、そこが弱点になるタイプがいるんだよね。
それにそういう人間の多くは(無駄に気位だけ高いという意味で)プライドが高いので、
まさか自分が騙されたなんて思いたくないから、一度信じた相手についておかしいのではと頭をよぎっても、疑おうとしない傾向が強い。
>>10のように、用心深いと言うことで逆に疑う人もいるだろうから、騙す側は相手を褒める方法を慎重に決めて、
気に入られるように上手く演技する。そしたら、意外なほどにあっさり落ちてしまったりもする。

まあ>>4>>5がいうような人も確かにいるでしょう。でも、自分も他人も信じなければそれで騙されないかというと、
やっぱりこの記事の一部を変えれば騙される構図は成り立ちうる。
実際は世の中の誰も、何も、どんなことも一切信じないというような偏屈者はさすがにいない。
一切人を信じなくても、代わりに数字やお金、モノ、客観的事実は信じるというような人はたくさんいる。
必要以上に疑り深い人間は精神的にバランスがとれておらず、孤独で、いつも意地を張ってるから精神的にもろい部分がある。
それを維持するためもあり、自分が信じていることに関しては偏った愛情を持つし、
その愛情を誰かに褒められると一気にその人に対しては心を許してしまう、というのが十分に起こりうると思う。

スポーツでも経営でも、そして騙されるかどうかということについても、過度に防衛しすぎると逆に危険を招く状況はよくある。
だから自分を客観視して、守る必要のないときは守らず、自分自身も適度に疑うのがベストだろう。
しかしそれは自分の弱さや能力のなさ、失敗する可能性などと向き合うことを必要とするので、実際はまったく簡単ではない。
No.40
139ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
騙される人、つまり詐欺にあったりマインドコントロールされたりする人というのは、純粋で素直な人――という場合はほとんどない。その逆に、疑り深く、小心で、捻くれている人ほど、実はよく騙される。 なぜかというと、疑り深い人には一つの大きな「落とし穴」があるからだ。それは、「疑り深い自分自身を疑わない」ということである。 疑り深い人は、「自分は疑り深い性格だから騙されない」という妙な自信を持っている。あるいは「疑り深いのはいいことだ」と、疑り深いことそのものに強い肯定の気持ちを抱いている。 実はそれこそが、詐欺師やマインドコントローラーにとって「つけいる隙」となっているのだ。 疑り深い人に信用されるのは簡単だ。一言、こんなふうに言えばいいのである。 「あなたは『用心深い人』ですね」 こう言われると、疑り深い人は鼻息を「ムフー!」と荒くして喜んでしまう。そして、疑り深い自分に対する信頼をますます強める。 それと同
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。