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  • 学生に伝えたいお金のこと:その19(1,770字)

    2021-03-08 06:00
    110pt
    これからの時代は、人に迷惑をかけなければ、逆に生きていけない。今回は、その「構造」について見ていきたい。


    まず、結論から言う。他人への迷惑は、そのままかけているだけでは、やはり生きていけない。単に迷惑なだけでは、社会から疎外され、すぐに生きていけなくなる。
    しかし、ここまで見てきたように、社会に迷惑をかけない人間=空気人間も、これからの社会では居場所がなくなる。そういう人の居場所は、ほとんどロボットやAIに奪われる。

    そのためこれからは、「人に迷惑をかけつつ、周囲から疎外されない」という生き方を目指さなければならない。この課題は、難しいようだが、しかし方法がないわけではない。

    その「方法」とは、大きく二つある。
    一つが、かけた迷惑以上の価値を生むこと。
    もう一つが、他人に迷惑をかけるという行為を、迷惑ではなく新たな価値へと転換し、周囲を納得させること。

    この二つについて解説していく。

    まず
  • 「クライシスマネジメントの本質」という本はぜひ読んだ方がいい(1,718字)

    2021-03-05 06:00
    110pt
    みなさんは「大川小学校」を知っているだろうか?

    名前は聞いたことがあるかも知れない。東日本大震災で多くの子供や教職員が津波に飲み込まれた、悲劇の舞台として。

    ただ、その裏に何があったか――ということについては、ご存じないのではなかろうか。実は、ぼくもほとんど知らなかった。それは、単に津波のもたらした大きな犠牲の一つかと思っていた。

    ところが、そうではなかった。これは人災だった。大川小学校の子供や教職員たちは、死んだのではなく殺されたのだ。それも、誤ったマネジメントによって殺された。ぼくは、そのことをつい最近知ったのである。

    知ったきっかけは、西條剛央さんの書いた『クライシスマネジメントの本質」という本を読んだからである。


    西條さんはドラッカー学会の会員で、学会の会合を通して知り合った。その西條
  • 正解はあります:その21(2,208字)

    2021-03-04 06:00
    110pt
    「正解」というものの存在を知るには、哲学的感度を高める必要がある。そして哲学的感度を高めるためには、普段から哲学的な思考をする必要がある。

    普段から哲学的思考をするためには、最も身近な哲学的命題について、まずは考えてみる――というのが適当だろう。それが何かというと、「自分はなぜ生きているのか?」というものだ。

    この命題は、誰にとってもなじみ深い哲学的な問い――ということができるだろう。なぜなら、ほとんどの人間には「自意識」というものがあり、生きている中ですべからく「自分は一体何者か?」という哲学的な問いを抱くからだ。

    それを抱いたとき、答えの一つして「生きている人間」というものが出てくる。なぜなら、そもそも生きていなければこの問いは出てこないし、人間でなければ同様にこの問いは出てこない。どんなに頭のいい犬や猿でも、「自分は一体何者か?」などということで悩んでいる姿は今のところ確認されていな