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今は頭が上手く回らない(1,669字)
ドラッカー学会糸島大会が行われて以来、頭の中がヒートしっぱなしなので、上手く回らない。そこで、今日と明日もやっぱり連載をお休みし、頭を冷やすような文章を書かせていただきたい。申し訳ありません。ぼくは変な話だが自分の幸せということについてあまり考えなくなった。それは幸せなことなのだと思う。ぼくの場合は自分の子供が生まれたことによってそれまでの不幸が全てチャラになってしまった。こういう人ははっきりいって意外に多いと思う。こう書くと子供がない人には申し訳ないのだが、ぼくはこれまでさまざまな体験をしてきた。その中でも一番目と二番目の体験が、子供を奪われたことと、その後に子供が生まれたことである。最初の子供が生まれたのは、三番目の体験だ。最初はやっぱり子供が生まれることがどれほど幸せかということを自覚していなかった。しかし連れ去られたことで嫌でも自覚した。そして子供の連れ去りは地獄ということが -
[Q&A]ドラッカー学会のこぼれ話はありますか?(1,227字)
[質問]ドラッカー学会の成功おめでとうございます。何かこぼれ話のようなものがあったら教えてください。[回答]「こぼれ話」というのはいろいろあるような気もしますが、ないような気もします。今一番思っているのは、ドラッカー学会の集客に苦労したということでしょうか。特に学生さんが集められませんでした。一番の理由は九州大学がまだ夏休み期間で学生さんがいなかったことです。しかし逆に考えれば椎木講堂は夏休みだからこそ借りられたというのもあるので、仕方ないところもありますね。九州大学伊都キャンパスは昔はミカン畑だったそうです。それが売りに出されていたのを九州大学が買ったのですが、国からの補助金がほとんどなかったので苦労したそうです。そのため九州大学の最大の命題は生徒集め。いかに生徒を集めるかに大学を挙げて取り組んでいて、その一環として外国人留学生の受け入れも盛んにしているということでした。なぜ -
ドラッカー学会糸島大会で疲れたという話(1,205字)
今回も引き続きドラッカー学会糸島大会について書きたい。閉会から2日経ったがまだその余韻は覚めやらない。その上、精算など諸々の事務作業も残っているので、本当に終わったと思えるのはもう少し先になるだろう。今思うのは、今回の活動を機にぼくはもう少し自分の名前ではないところで活動しようということだ。岩崎夏海からは少し離れたい。アノニマスで活動したい。岩崎夏海は、よっぽど魅力的な仕事でなければ、当面は岩崎夏海の仕事を控えたい。理由は疲れたからである。ぼくは明らかに更年期障害で、体調は変化した。老化といえば老化だが、老人というよりは若者を卒業といったところだろう。壮年期という言い方もできるが、初老という言い方もできる。いずれにしろ「若くない」。肉体が若くない以上、精神や活動もそれに比例して「若くない」ようにしないとバランスが悪い。そしてそのためには、精神や活動の休息が必要である。ぼくはもっと安
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