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1978年夏の池田高校には、いくつかの特別が折り重なった。

一つは、監督である蔦文也の指導力が円熟の境地に達しつつあったこと。彼は、部員たちを追い詰めるバランスというのを見極められるようになっていた。かつてのように追い詰め過ぎない。潰れる寸前でリリースする。

そのためこの夏の地獄の猛特訓では、18人いた全ての部員たちが逃げるに逃げられなかった。もうダメかと思う寸前に、文也が手綱を緩めるからだ。
しかしおかげで、各々が各々の限界ギリギリまで鍛え上げられることとなった。そうして、かつてないほど仕上がったチームができ上がった。

また、この夏は高校野球全体にとっても特別な年になった。それは、二つの意味で特別だった。

一つは、甲子園への出場枠が増えたこと。当時、甲子園の出場校は各県一つずつではなかった。例えば四国は北四国と南四国の二校だけだった。だから徳島県と高知県の高校は、それぞれの県で勝
前回は、周囲から狂人だと思われているぼくのことについて書いた。何が言いたいかというと、要は現代人には狂気が不足しているということである。そして恋愛には狂気が必要だ。だから現代人は恋愛ができないのである。若者の狂気不足が、少恋愛、少結婚、そして少子化全ての原因である。

だから、恋愛をしたければ、狂気を取り戻す必要がある。しかし現代で狂気を取り戻すのは至難の技なので、前回はぼくの方法を紹介した。ただしぼくの方法はぼく以外はなかなか使えないということがあるので、今回は誰もが使えるような狂気の獲得方法について見ていきたい。

狂気は誰でも獲得できる。ではどうすればいいか?

その問いの驚くべき答えは「恋愛をする」というものである。なぜなら、恋愛をしていれば、たとえ狂ったことをしても「あいつは今、恋愛をしているから、狂ったことをしてもしょうがない」と思ってもらえる。つまり恋愛をしている間だけ、ぼく
[質問]
中国の春秋時代の書物に『孫氏の兵法』というものがありますが、その中に「智者の慮は必ず利害に雑う」とありますが、その当時の意味なら、だいたい分かるのですが、現代で活用するには、どのように意味を捉えて解釈すれば、実行できますでしょうか? 作家の岩崎夏海先生の現代語訳的なものをお聞きしたいです。

[回答]
例えばトヨタはキャパ以上に注文が来ても受け付けません。増産体制を整えすぎると、その後に売れなくなったときに図体がでかいばかりに経営が傾くからです。ですから、今売れているからといって増産しない。最大限まで儲けようと考えない。そういうことではないでしょうか。

ぼくは常に「どこで負けるか?」を考えていますね。前にもどこかで書きましたが、キチガイと思われることは普通の人にはかなりデメリットですが、ぼくにとってはメリットです。なぜかというと、頭が良いのに欠点がないと恨まれて殺されるからです
ハックルベリーに会いに行く

『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。

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岩崎夏海

1968年生まれ。男性。本名同じ。東京都日野市出身。東京芸術大学美術学部建築科卒。 秋元康氏に師事し、放送作家や秋元氏のアシスタントとして17年間働き、AKB48にも関わる。独立後、『もしドラ』を著し41歳で作家に。 ブロマガのタイトルは、大好きなザ・ブルーハーツの「1000のバイオリン」より。

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