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今からちょうど20年前の2000年代半ば、社会に少なからぬ変化が起こった。それは、「女性がキャリアを積むことが普通になる」というものだ。女性の総合職が当たり前になりつつあった。

そうして最初の「バリキャリ」的な価値観や人物が現れた。それは団塊ジュニア――いわゆる氷河期世代に多かった。氷河期世代は女性が台頭した時代とも重なる。それで男性の働き場所がますます少なくなったということもあるだろう。

ただしもちろん氷河期世代は女性の働き口も少ないので、キャリアコースを歩み始めた女性たちは本当に大変だったろう。それこそ「24時間働けますか?」の世界観で、彼らは人生の全てを仕事に投資した。そうしないと競争に勝てなかったからだ。

おかげで毀損されたのが彼女たちの「生活」だった。この頃、生活が徹底的に破壊された女性たちというのがいて、ぼくもそういう人を度々見て生きた。それこそ寝に帰るだけのワンルームマ
[質問]
去年、若い頃に通っていた、日野市にある大学の学園祭に行って来ました。その帰りに多摩動物公園に生まれて初めて行きました。そこで驚くべき光景を見ました。それは登り坂が多い動物園だったのです。さらに驚いたのが、それでも、お客さんが大勢いた事です。そこで質問です。なぜ、あんなに登り坂が多い動物園なのにお客さんが多いのでしょうか? 日野市で青春時代をすごされた、岩崎夏海先生にお聞きしたいです。

[回答]
多摩動物公園はぼくは多摩動物園と呼んでいましたのでここでもそう呼びます。多摩動物園は坂が多いところに作られたので単に坂が多い、つまり意図もなく坂が多く作られたのですが、それが結果的に動物にとっては住みやすい環境になったということがあるでしょう。坂は視界を遮ってくれるし地形を活かした境界なども作りやすいので、上野動物園などに比べると動物にとってストレスのない環境を作りやすいということがあり

建築の学び方:その13(1,752字)

みなさんは迷宮が好きだろうか?

おそらく嫌いな人はいないだろう。ぼくも子供の頃から迷宮に惹かれていた。本や雑誌に迷路の問題が載っていると、すぐさま解き始めてしまう。絵画などでも、エッシャーや安野光雅など、迷宮を描いたものを飽くことなく眺め続けた。そんな子供はぼくだけではなかったはずだ。

迷宮は、古来より人々を魅了してきた。まず人類にはギリシャ神話の「ラビュリントス」がある。ラビュリントスとは、ミノス王がダイダロスに命じて造らせた、ミノタウロスを幽閉するための建築である。これはそもそも牢屋であったが、なぜか来る人を建築的に魅了してしまった。

ちなみに、墜落で有名なイカロスは、ラビュリントスを作ったダイダロスの息子である。ダイダロスは、ラビュリントスの攻略法をアリアドネに教えたので、ミノス王の逆鱗に触れて息子のイカロスと共に塔に幽閉されてしまう。そこでダイダロスは「空を飛べれば脱出できる
ハックルベリーに会いに行く

『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。

著者イメージ

岩崎夏海

1968年生まれ。男性。本名同じ。東京都日野市出身。東京芸術大学美術学部建築科卒。 秋元康氏に師事し、放送作家や秋元氏のアシスタントとして17年間働き、AKB48にも関わる。独立後、『もしドラ』を著し41歳で作家に。 ブロマガのタイトルは、大好きなザ・ブルーハーツの「1000のバイオリン」より。

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