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普通の建築家はだいたい形式主義的になる。覚えることが多すぎて、やがて自分の頭で考えられなくなるからだ。それで、形式や前例に頼った建築しか作れなくなる。

記憶力が良く、いろんなことを覚えられた上でなお考える体力のある人が、「考える建築家」になる。この考える建築家は全体の1割ほどだが、これがまた2タイプに分かれる。

一つは自然主義だ。なるべく天然素朴のそこに生えてきたような地場の伝統的な建築に固執する。もう一つが科学主義である。最先端の技術を用いて何か新しい付加価値を常に加え続けようとする。

この両者を組み合わせようという人は滅多に現れない。千人に一人、いや一万人に一人だろうか。ぼくは歴史上最高の建築家は千利休だと思っている。彼は田舎のあばら屋の土壁がはがれて、構造材である竹組がむき出しになっている姿を見て「なんとも面白い」と思った。

だから自分の建築にもそれを採り入れたのだが、普通な
大西瀧治郎は海軍の中でちょっと海軍らしくないキャラでポジションを獲得していた。海軍の最大の特徴であるスマートさがなく、泥臭くて粗野なのだ。

しかしその海軍らしくなさが海軍の中では貴重だったので、独特のポジションを獲得した。海軍も大西を遺物として排除するのではなく面白い男として重宝していた。

その重宝していたのが最もスマートな山本五十六であった。山本五十六は海軍の、スマートさにこだわるあまり堅苦しくなり、前例主義に陥りがちな組織をなんとか刷新したいと考えていた。そのために大西を大いに使った。

大西は海軍の中では過激な空戦論者だった。これからの時代の戦争の主役は飛行機である。そこにおいて最も必要となくなるのは戦艦である。戦艦は飛行機に歯が立たない。だから大西は戦艦大和の建造に反対した。

大和一隻を作る金で空母を三隻は作れる。飛行機なら千機は作れる。そちらの方がよほどいいとして頑なに反対
池田高校の甲子園2試合目は、8月16日、大会9日目の第3試合、中京高校との2回戦だった。

中京は、これが19回目の出場で、しかも夏だけですでに6回も優勝している古豪だった。対する池田は2回目の出場。通算成績だけ見ると、新興が古豪に挑戦するような格好となった。

しかし、この年の池田高校は強かった。とにかく選手たちの自信が大きいのだ。彼らははっきりと優勝が視野に入っていた。そして春に優勝した箕島と準優勝した浪商以外なら、どこと当たっても勝てる要素は大きいと疑っていなかった。

だから、中京との対戦もはじめから臆するところはなかった。一方の中京は、この試合に少々のハンデを抱えていた。というのも、1回戦からの登場となったので、この試合が3試合目であった。つまり池田よりも1試合多かった。

しかも日程の悲運で、中京の2回戦はなんと前日の第1試合だった。そのため中京エースの所は、2日連続の登板とな
ハックルベリーに会いに行く

『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。

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岩崎夏海

1968年生まれ。男性。本名同じ。東京都日野市出身。東京芸術大学美術学部建築科卒。 秋元康氏に師事し、放送作家や秋元氏のアシスタントとして17年間働き、AKB48にも関わる。独立後、『もしドラ』を著し41歳で作家に。 ブロマガのタイトルは、大好きなザ・ブルーハーツの「1000のバイオリン」より。

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