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  • 自分が好きなものの見つけ方・個性の持ち方(1,638字)

    2019-06-17 06:0022時間前
    108pt
    人は、人とのつながりの中で生きている。
    人には、何か基盤となる「よりどころ」が必要だ。よって立つ足場が必要である。

    その足場は、「幼い頃に母親から愛された」という事実によってできる場合が多い。ただし、その愛は「正しい愛」でなければならない。
    「正しい愛」とは、無償の愛だ。見返りなしに子供を愛するような態度でなければならない。

    しかし、多くの親は、たいてい子供に見返りを求める。自分が愛する代わりに、子供にも自分を愛してほしいと望む。そういう「有償の愛」を求める。「等価交換の愛」である。

    等価交換の愛を注ぐ母親は、子供がちょっとでも気に食わないことをすると、「損した」という気分になる。だから、子供に駆け引きを仕掛ける。

    「そういうことするの、お母さん嫌いだな」

    この一言は、かなり重い。この言葉は催眠効果が高く、従ってサブリミナルに効いてくる。

    そうなると、子供はお母さんに支配されるようになる。
  • 現代日本を取り巻く三つのイシューについて(1,428字)

    2019-06-14 06:00
    ぼくは、現代日本を取り巻くイシューは大きく三つあると考えている。

    一つ目は、家族の崩壊。現代は、男女の関係が成立しにくく、家族が作りにくくなった。
    二つ目は、教育の崩壊。教育は今、完全に崩壊しているにもかかわらず、その立て直しに誰も手をつけていない。大きく出遅れてしまった。そのため、この先大きな混乱が待ち受けているだろう。
    三つ目は、雇用の崩壊。今後20年、職業は音を立てて消えていくだろう。しかしまだ、ほとんどの人がそれへの対策をしていない。これもまた、大きな混乱が予測される。


    ここで真に問題となるのは、この三つについて、政治をはじめとして世の中のほとんどの人は「自己責任」という形で、解決を個々人に任せてようとしているところである。実際、個人で解決する人もいるだろう。しかし多くの人は、その解決方法が分からずに、混乱の渦に巻き込まれ、とても困るに違いない。

    そのため、これら三つの問題を解決するための方策を人々に授けるというのは、これからの社会においてとても重要な事業となるだろう。そしてそれを実現するには、ドラッカーは大いに役立つ。ドラッカーの残した言葉や考え方こそ、こうした問題を解決する際の大きなヒントとなるはずだ。

    そこで、上の三つのイシューについて、ドラッカーの考え方に基づきつつ、まずは解決方法のコンセプトを考えてみたい。

    最初に、家族の崩壊について。
    これには、イノベーションの考え方を当てはめるべきだろう。すなわち、古い価値の廃棄である。具体的には、過去の家族観を捨てることだ。その上で、早急に新しい家族観を構築することである。

    中でもとりわけ男女の関係について、新しい価値観をすみやかに導入することが肝要となるだろう。これからは、結婚相手を「事業パートナー」と考えるべきだ。恋愛やセックスも含めて、一つの事業としてとらえる。そうして、パートナーは契約相手という認識を強くする。そうすることが、これからの家族には欠かせないだろう。

    次いで親子については、「しつけ」という考え方を捨てるべきだ。子供はもはや、親の所有物ではない。あるいは、子供を育てるのは必ずしも親の責任ではなくなる。

    それはむしろ、権利に近くなる。というのも、これからの子育ては、子供を尊重し、その個性を育てなければならないからだ。それこそが教育である。
    親は、それをできるチャンスをもらったと考えるべきだ。そのため、もし子供の個性を育てられないのなら、子供を育てる権利は剥奪するくらいの方がいい。そういうふうに、親の権利というものは、極力少なくなっていくだろう。

    続いて、教育の崩壊について。
    これは、上記の親子関係にもつながるが、まず学校を全否定するところから始めたい。明治に学校教育が始まって以来150年、その役割は今や完全に終わった。これからは、子供を学校に行かせないということを基軸に教育をとらえるべきだ。

    最後に、雇用の崩壊について。
    これは、営利企業は激減するが、代わりにグローバルニッチと非営利企業は伸張するだろう。特に、上に挙げた夫婦、親子、教育についての非営利企業は増大する。結婚を助けたり、家族を助けたり、教育を助けたりするのは全て民間の非営利企業の仕事となる。

    このとき、ドラッカーの『非営利組織の経営』という本は、大いなる参考になるだろう。もちろん『マネジメント』も参考になる。とにかく古い価値観を廃棄し、新しい価値観を導入していくことでしか、これからの時代は生き残っていけない。
  • 子どもたちに伝えたい「仕事がなくなる時代」のドラッカーのマネジメント:第6回(1,804字)

    2019-06-13 06:00
    108pt
    「仕事」というものが果たしている役割の三つ目が、「働く人の生きがいを満たす」ということである。

    多くの人にとって、仕事は生きがいとなっている。逆にいえば、仕事を生きがいにしないと、生きることそのものがつらくなる。

    前述したように、人生における仕事(学校・主婦も含める)の割合は、だいたい三分の一だ。大ざっぱにいうと、人は人生の三分の一の時間を眠り、三分の一の時間を遊び、三分の一の時間を働いている。仕事は、人生の三本柱の一つなのだ。

    その仕事に生きがいを見出せなければ、それはすなわち人生の三分の一がつらいものとなる。だから、ほとんどの人は仕事に生きがいを見出しながら生きている。

    では、「生きがい」とは何か?
    多くの人は、仕事にどんな生きがいを見出すのか?
    それは、大きく以下の三つである。

    一、動く。
    二、成長。
    三、役に立つ。

    これらを順に見ていきたい。

    仕事の生きがいの一つ目は、「動く」とい