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  • 生きるとは何か?:その18(1,951字)

    2022-01-25 06:0023時間前
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    生きるとは何か?
    結論からいうと、それはエネルギーが変位する状態であり、その一過程に過ぎないのだが、人間には意識があり、また思考をするため、立ち止まってふと「生きるとは何だろう?」と考えたりする。

    しかし、そもそも「生きている」ということは、人間の思考の概念を超越しているので、なかなかすぐには「状態のことである」という結論には至らない。ところが、面白いことに古代の思想家たちは、そういう結論に達していたし、それ以降も分かっている人はたくさんいた。

    ぼく自身が「生きるとは状態である」ということを知ったのは、最先端の科学を学んだからでもあるが、同時に古代人の知見も知っているからでもある。またそれ以上に大きいのは、ぼく自身が実感としてそう思っているということもある。

    ぼく自身は、子供の頃の記憶が他者と比べて少ない。一番古い記憶は、祖母の記憶である。幼い頃、祖母の家に行ったこと。祖母と電車を見に行っ
  • 知らないと損をする世界の裏ルール:その3「差別はなくならない」(2,062字)

    2022-01-24 06:00
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    多くの人が、「差別をしてはならない」と考えている。が、そのことが人の判断を狂わせ、結果として人間関係を阻害し、社会を混乱させている。なぜかというと、「差別をしてはならない」という考えは、端的にいって誤りだからだ。それを押し通そうとするので、無理が生ずるのである。

    まず、この世から差別はなくならない。むしろ、差別がないと人間社会は存続しない。その意味では「必要悪」といえるかもしれない。しかし差別は、「悪」と呼ぶことすら憚られる、もっと奥の深い概念である。

    なぜ差別がなくならないかというと、差別のない世界というのは、すぐに「新たな差別を生み出す」という矛盾に突き当たるからだ。
    例えば、「貧乏人を差別してはならない」とする。平等に扱わなければならない、と。お金持ちと貧乏人の権利を同じにし、平等にしようとする。

    ところが、これを実現すると、逆にお金持ちも、貧乏人と平等に扱わなければならなくなる。お
  • トヨタ生産方式について考える:その5(1,934字)

    2022-01-21 06:002
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    工場を持っている企業は強い。なぜ強いかというと、現場があるからだ。
    実は、「現場を持っていること」こそ、イノベーションの生まれる鍵である。だから、現場を持っている企業は強い。というよりも、現場を活かす企業こそが、最も強い。

    トヨタは、現場を活かす企業である。では、「現場を活かす」とは何か? それは、現場を実験の場所として使う――ということである。現場そのものを、生産システムを発明するための実験場として活用するということだ。

    このソリューションは、とても強い。なぜかというと、一石三鳥だからだ。

    第一に、工場は製品を作っているので、それだけでお金が回る。だから、そこで実験をしても、基本的に無料なのだ。タダで実験がし放題である。こんな実験場は、他になかなかない。

    第二に、その実験によって、生産効率がますます上がる。だから、原価が下がり、利益がどんどん上がっていく。つまり、実験をすればするほど、企