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ハックルベリーに会いに行く

ブロマガ

  • [Q&A]サウナ焼死事故のニュースについてどう思うか?(2,315字)

    [質問] 岩崎さんの『もしドラ』ではないですが、短いストーリーのビジネス書を書いてみようかと思っています。『チーズはどこに消えた』みたいな感じの本です。改行多めにして、もう少し文字数は減らそうと思っています。お聞きしたいのは、このような本を書く場合に参考になるようなものを教えていただきたい、ということです。どうぞよろしくお願いします。 [回答] それでしたら水野敬也さんの『夢をかなえるゾウ』が参考になるのではないでしょうか。一度お会いしたのですが、誠実で知的な方でした。本も読みましたが、とても面白かったです。ショートストーリーを積み重ねる形なのですが、全体で一本の長い話になっているという大河形式で、読み応えがありました。 また、マネー・ヘッタ・チャンさんが書いた『ヘッテルとフエーテル』というのも西洋童話を下敷きにパロディのショートストーリーを書き連ねるという形で、読んで非常に参考になり

    20時間前

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  • 建築の学び方:その8(1,717字)

    建築において「道」は極めて重要である。なぜならランドスケープをデザインするときに、それが全てではないものの、道を抜きにしては考えられないからだ。道抜きのランドスケープデザインなどありえない。従ってランドスケープをデザインするということは、道をデザインすること――と言ってもほとんど過言ではないのである。 ところが、そんな道の重要性を知る人は少ない。建築の内部空間においても、人が通るところは「動線」といって入念にデザインされるが、それを「道」としてとらえている人はほとんどいない。ぼくは藝大の建築科に四年間通ったが、今考えると呆れてしまうのだが道についての授業は一コマもなかった。道は完全に無視されているのだ。 建築の専門学科でさえそうだから、建築士の免許を持っている人でも道をデザインできる人はおろか考えたことすらない人が大半である。しかし道抜きには建築は考えられないし、ランドスケープも考えら

    2日前

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  • 石原莞爾と東條英機:その115(1,881字)

    この世には数多の「思考のメソッド」というものがあるが、その中でも最強のものの一つといえば「ルビッチならどうする?」だろう。 これは映画監督ビリー・ワイルダーの発明した思考のメソッドで、映画作りで行き詰まると、すぐに師匠であったエルンスト・ルビッチならどうするか?――と考えた。すると、たちどころに解決方法が見つかるのだ。そうしてワイルダーは映画史に残る名監督となった。 このワイルダーを師事する人間は多く、例えば映画監督のキャメロン・クロウは、常に「ワイルダーならどうする?」と考えながら映画を撮っていた。ワイルダーの「ルビッチならどうする?」という思考メソッドを踏襲しつつ、師匠の部分を当のワイルダーに置き換えたのだ。 クロウは映画監督として成功した後、ワイルダーとの対談集を出すのだが、そのタイトルも『ワイルダーならどうする?』だった。ちなみに、三谷幸喜もワイルダーの大ファンで、脚本を書く

    3日前

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  • 野球道とは負けることと見つけたり:その56(1,881字)

    蔦文也の人生を語る上で、恩師である徳島商業野球部監督、稲原幸雄の存在は抜きにできない。稲原はどのような人物だったのか? それは一言で言うなら「調子が良い人間」だ。稲原は実に調子の良い人間だった。さらに言うと、今だったら発達障害と言われていたかもしれない。ADHDと診断されていただろう。多動症なのだ。じっとしていられないのである。 稲原を巡る興味深いエピソードがいくつかある。例えば彼は33歳のときに栄養過多(偏食と酒の飲み過ぎ)で若くして糖尿病にかかっている。しかしそこから節制して、なんと98歳まで生きたのだ。 これが何を意味するか? 要は「極端」ということである。若い頃は極端に不節制し、糖尿病になってからは極端に節制した。何をやるにもこの調子なのである。歯止めがきかないからとことんまでやる。しかし一旦行き詰まると、驚くほどのスピードで方向転換できる。 この方向転換の早さに、周りの者

    6日前

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  • どう「住む」か?:その28(1,865字)

    ぼくは空間感覚が元から優秀だったわけではない。しかし大人になってからふと振り返ると、自分のそれがいつの間にか優秀になっていることに気づいた。このことから、空間感覚は育てることができると断言できよう。では、どう育てればいいのか? その前に、まずは空間感覚を育てる意味について考えたい。前回の記事では、生活提案者の奴隷とならないためと書いた。もちろんそれも大きいが、もっと大きいのは生活のクオリティやポテンシャルを上げるということではないだろうか。空間感覚がつかめれば、人生がもっと快適になるし、自分の能力ももっと上がる。 例えばぼくは、旅行でホテルに泊まったときは、まずはそのホテルの部屋のポテンシャルを調べる。その上で、そのポテンシャルを最大限に引き出そうとする。 ポテンシャルを引き出すというのは、その部屋で原稿を書いたりすることもあるので、どの場所に持参したノートパソコンを置けば、最も気持

    1週間前

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2014/01/30 11:01

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