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magomeさん のコメント

>>114 >>126 諫議大夫さん、読まさせていただきましたよ、「あるある」を。私が小林師範に出会う確率が一番高いとは、私自身、全然気が付きませんでした。活動拠点が一番近いということもあるのでしょうね。それと、na85さんは関西ブラザーズ兼長文ブラザーズですから、皆すべて兄弟、あるいは家族ってことで「ファミリー」にしてみませんか?カレー千兵衛さんが含まれるならばしぃちゃんも入れなければならないと思いますし。私は「ブラザーズ」よりも「○○組」か「○○族」あるいは「○○隊」の方が馴染みやすく思えるのですが、これは好みということで頭の片隅にでもおいてもらえたら幸いです。

「長文族」、「関西族」、「盛り上げ組」、「長文組」、「関西組」、「盛り上げ隊」、「長文隊」、「関西隊」どれがお好みですか?

もし、作るならば族長、体長、組長もありだと思いますが、どうですか?


>>118 >>123 こいらさんへ、ホテルの食品偽装について二つほど私なりの考察をさせていただきますと、飲食店は顧客の要望に合わせていかねばらず、顧客が米国のように安い出来合いの食材を消費するようになってきたからというのも一つの理由であると考えています。昔は飲食店と家庭料理は食べる者が明確に違っていて、私の母の時代でも台所の設備などの関係で肉料理や揚げ物料理の大半が総菜屋で買い、出前などの飲食店で作れる料理は家庭で作ることはまずなかったということです。今のように食品加工技術が発達していなかったことから、冷凍食品やインスタント食品も数が少なく、普及していなかったことも理由の一つです。
 食品加工技術が発達してくるとそれまで家庭で作られることがなかった飲食店の料理が食卓に上がるようになり、されには化学調味料の普及でさらに飲食店でしか作れない料理が容易に過程で作れるようになってきます。こうなると、顧客は飲食店の料理が家庭で食べる料理と大差がなくなったことから、料理人が丹精込めて作った手の込んだ料理の味よりも化学調味料や安価な冷凍、輸入食材の味を要求し始め、値段が高く馴染めない味の料理は敬遠され、安価で化学調味料などの食品添加物で味付けされた食材の方を求めます。
 景気が悪く、顧客の経済状況が悪くなれば、値段が高く、馴染めない味の料理しか作ることが出来ない高級料理店はさらに経営状況が悪くなりますので、この結果、味も顧客に合す形で食材なども安い食材を使い始めます。しかし、ここで安い食材をそのまま示せば、客も満足しないので結局は食材の偽装ということになるのだと思います。恐らく、これも前回のライジングで示した「横暴な顧客」の願望にこたえるためだったのではないのかと思えてならないのです。
 それと、飲食店は家庭料理の水先案内人みたいな所がありまして、どのような食材を使っているかというよりも食材をどのように調理してどのような味を出すのかということに客は注目をしていまして、味が良ければ家でもやってみようという楽しみが湧いてきたりします。そいうわけで、偽装は二の次というか、暗黙の了解みたいなところがあったりします。飲食店はお金を払う分、味と雰囲気を楽しむために行く所だと思っていますので、衛生面さえちゃんとしていれば、後は自分の拘りの店を見つければいいというだけの話で、本当に信頼できる食材に拘りたければ自分で完全に一から作るしか方法はないと私は見ています。
 それと、混浴風呂ですが、これは家族皆が入れる風呂を村人などの共同体で利用できるようにしたのが始まりだったそうで、家族、あるいは村人皆が集まる大部屋みたいなものでもあったそうです。我が國は火山列島であることから温泉が各地域に有って、建築技術や水道技術がいまより発達していなかった当時では村などに温泉でもある共同浴場は一つしかなかったそうで、これを村人皆が家族のようなものであったことから男女別に分ける意味がなかったようです。
 心無い、男女の二人組は恐らく、西洋化というよりも共同体崩壊と猥本の内容を真に受けてしまった哀れなお方でもあったということなんでしょう。なお、春画でも入浴中の女性と関係を持つ男性を描いた作品がありますが、恐らく、実行した人はいなかったと思います。

>>133 mayuさん、お褒めの御言葉有難うございます。御遊びであれ勉強であれ、農業にもさまざまな参加方法がありますので、如何なる参加の仕方であれご自身が楽しめればそれでよしと思います。米つくりだって、上手いコメを自分で作って食べたいという人もいれば、園芸の一環としてビオトープを作ることや田圃や小川の生態系を守り、子孫たちにも故郷の環境を残すという環境保全を目的に学んでいる人もいますので、自分で学んだものを情報を交換し合って生かしていくのも楽しみの一つとなります。
 味噌ですが、大豆の収穫がまだ少し先ですので作るのは来年の1月になると思います。この時には味噌作りの講座が塾で開かれますので、その時に味噌の作り方を教わり、作った味噌もわけてもらい、自分の大豆で作る味噌と比較してみるのも楽しみの一つとなります。それと味噌は保存食品で、梅干しやワイン、日本酒と同じで時が経てば経つほど熟成が進み、旨味が増しますのでもしかしたら、もしかしたら宮沢健治のような食生活に近づけるのかもしれません。

長文お粗末様でした。
No.137
135ヶ月前
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第59号 2013.10.22発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※戦前をどう捉えるか?戦争をどう捉えるか?近代をどう捉えるか?日本的なるものをどう捉えるのか?男女の関係性をどう捉えるか?そして死生観と職人の業をどう捉えるか?今週の「ゴーマニズム宣言」は、映画『風立ちぬ』を通じて読み取れる製作者や観客の心理背景を分析します! ※ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。今週は、前回の「死闘・オウム真理教事件」から、息をつく暇もなく始まった次なる闘い「薬害エイズ」編に突入!薬害の加害者と、左翼市民運動家という異なる敵を相手にする二正面作戦を強いられた「薬害エイズ事件」、今明かされる真相とは!? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」。今回は少しひねったお題!毎回、快作を生み出す猛者たちは、果たして見事にひねり返すことが出来たのか!?   【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第61回「『風立ちぬ』をどう見るか?」 2. しゃべらせてクリ!・第20回「ぽっくんと柿野くんを見くらべて…?の巻」 3. よしりんウィキ直し!・第8回「ゴーマニズム宣言④:『新・ゴー宣』開始・薬害エイズ編」 4. よしりん漫画宝庫・第53回「『しんすけ』追記」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第61回「「風立ちぬ」をどう見るか?」  映画の感想は人それぞれで、正解があるわけではないが、その感想を通じて製作者や観客の心理背景を探ることは出来る。  宮崎駿監督最後の長編アニメ映画となった 『風立ちぬ』 ほど、賛否両論、観客に多様な感慨を抱かせる作品も珍しい。  それは戦前をどう捉えるか、戦争をどう捉えるか、近代をどう捉えるか、日本的なるものをどう捉えるか等々の命題が、製作者が意図せぬままに映画に込められてしまったからであり、観客の側も戦前・戦後の評価が定まらぬままに分裂しているからでもある。  リベラル・サヨクの評論家が、ゼロ戦に「 暗黒の時代の殺戮兵器 」とレッテルを貼ったが、なにしろ宮崎駿本人が、ゼロ戦の設計者・堀越二郎を主人公にすることに躊躇いを感じているのは明らかだ。  わしの小学生の頃は、『ゼロ戦レッド』『ゼロ戦はやと』『ゼロ戦太郎』『紫電改のタカ』などの漫画が大人気で、日本の戦闘機が米英機を撃墜する痛快さが少年漫画誌で堂々と描かれており、子供たちは無邪気にそれを楽しんでいた。   ゼロ戦や戦艦大和への憧れは、現在の子供たちのガンダムやエヴァンゲリオンなどへの憧れと通じており、子供の頃はわしもゼロ戦のプラモデルを作って楽しんでいたものだ。  少年漫画誌から戦時中のパイロットの活躍が消えるのは1970年代くらいからであり、朝日新聞や朝日ジャーナルが「日本の戦争責任」を追及し始め、旧日本軍の加害行為を過剰に報道するようになり、学生運動が過激化し、団塊の世代が急激に左翼化していった時代からである。  兵器マニアの宮崎駿が、テレビアニメにもなった『ゼロ戦はやと』を知らないはずはなく、ちばてつやの名作『紫電改のタカ』を知らないはずもなかろう。   兵器マニアは宮崎の童心であり、ゼロ戦を「殺戮兵器」と捉える感覚は、70年代以降に芽生えた宮崎のイデオロギーのはずである。  もちろんリベラル・サヨクの最近の言論人も、70年代以降に形成された空気に汚染された頭脳で、相変わらず自虐史観を唱えているだけのことだ。   「ゼロ戦はカッコいい!」それは単なる童心であるから、誰に恥じる必要もない。子供アニメを作ってきた宮崎が、大人向けのアニメを作った途端にイデオロギーに嵌ったというのが残念なことだ。  そもそもゼロ戦を「 殺戮兵器 」というのは間違っている。 ゼロ戦は 戦闘機 であって爆撃機ではない。  「殺戮」とは民間人を無残に殺す場合に使う言葉だが、 爆撃機は民間人を殺戮する可能性があるものの、戦闘機は敵戦闘機と決闘する兵器であって、民間人殺戮には使われない。  戦闘機が戦時国際法を違反する可能性は極めて低いのである。  したがってゼロ戦を描くことに罪悪感を持つ必要などないはずなのに、『風立ちぬ』には堂々たるゼロ戦の勇姿は描かれない。妄想の中のヘンテコな飛行機ばかりが描かれるので、童心を失わないわしとしては物足りない映画である。  それでも多くの大人が感動したと言うのは、日本人の職人的な気質と、控え目で節操のある純愛が描かれるからであり、戦前の人々の礼節と美しい風景がノスタルジーを誘うからであろう。  近代化されない美しい風景や、童心でしか見えない日本的な神々や精霊を描くのは、宮崎アニメの特徴なようだが、それが今まで大人の観客も増やしてきた要因となっている。   ところがまさにその前近代的なものへの憧憬が、近代主義者であるリベラル・サヨクの論客の反発を誘う原因でもある。   近代主義的なサヨクは、資本主義や情報社会を、「 時代を支配する重力 」と考えている。だからグローバリズムへの反発も、原発推進への反発もない。それは戦前回帰であり、前近代へのノスタルジーに過ぎず、そんなことを唱えている者は、「 重力に抗って飛ぼうとする 」ジジイとしか映らないのだ。   だがそもそも飛行機も鳥も重力に抗って「揚力」で飛ぶのであり、もし重力に抗わなければ、墜落して地上に叩きつけられるだけである。  グローバリズムも原発も重力ではないのだが、もし重力なら、抗って自然の力で軽やかに飛んだ方が良いに決まっている。  近代主義サヨクは『風立ちぬ』の二郎と菜穂子の関係性も、前近代的なマチズモ・男性優位だと非難する。これは大きな勘違いだろう。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!