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na85さん のコメント

 よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も疾走するようなコンテンツ配信、ありがとうございます。※欄の特定女性にレスが多いとされているna85です。よしりん師範、丁度良いタイミングでの釘刺しありがとうございます。「なーご♪の弁明」は次コメに回してまずはライジングの感想を投入します。

 女性宮家の創設が天皇陛下のご要望であるわけですから、そのご真意は女系天皇公認であることは疑いようがありません。週刊誌でもこの事実を書けるようになったことは実に喜ばしいことです。事態がこのように推移してきたら、男系固執派の持ち込み記事を喜々として載せてきた週刊新潮・週刊文春などの自称ホシュ週刊誌としては、まともな恥の感覚を持っていれば最早引くに引けずに雅子妃批判で押し通すか沈黙を守るしかないはずです。しかし皇太子・雅子妃両殿下を追い詰め、雅子様のご病気を重症化させてきた張本人である週刊誌は、どうせ読者は忘れっぽく知能も大したことがないと嵩を括っており、また我こそは真の尊皇家で皇室のために右翼すら恐れず書いているのだと自分に暗示を懸けていやがるため、それまでと175度ほど逆の記事を載せても恬として恥じないのでしょう。かつて叩いた美智子皇后を持ち上げつつ雅子妃を叩いたことや、今またそれまで叩いていた雅子妃を持ち上げつつ紀子妃をこき下ろすという姿勢によく現われています。またこのような週刊誌を好んで購読する人は職場や家庭で何がしかの不満を抱え、常に誰かを叩きたくて仕方ない人々でしょうから、自分たちより遙か上にいる(のに叩かれても何も反論できない立場の)皇族がボロクソに書かれていることに快哉の声を上げ、同時に小姑的関心を向けているだけのくせに尊皇家をも気取れることにイタクご満悦なわけです。このような逆賊週刊誌とその愛読者は悪魔の共犯関係です。「天皇と国民との相思相愛」という日本の国体を否定し、両者を分断して階級闘争を強いようとする最早保守とは呼べない極左週刊誌は、富裕層と貧困層、宗主国と属国民という現在完成しつつある真の階級制度を見えにくくしている点でも罪深いと言えます。
 今上陛下が女系天皇を望まれていることが国民の庶民感覚で共有されてきたことは一歩前進ですが、肝腎の女性宮家の創設は安倍が第一次政権で潰して以降全く進展していません。それは敗戦後に押し戴いた憲法によって皇室典範が一法律となり、その改正が現存する国民の意のままとなる政治の次元に落とされているからです。さらに実際には自称ホシュ政治家が重用する有識者という名の名誉男性やマッチョグローバリストの集まりが、選挙で選ばれた議員の頭越しに、集まってくるパブコメも無視して差配しているためより悪質です。
 今後安倍政権が、TPP交渉敗北やそれによる格差拡大・犯罪増加・自殺率上昇、ポーズだけの汚染水処理や廃炉に付随して起こる大小の事故、財界の求めるまま残った原発の再稼働要請、集団的自衛と米軍・自衛隊の一体化で周辺国との関係悪化…といった失政をどれだけ重ねてもその任期は次の参院選のある3年後まで概ね安泰です。しかしネトウヨ総理の政権基盤であるマッチョなホシュ層の支持だけは失うまいとするため、ますます皇統の男系主義だけは固持することになるでしょう。このように自らの政権基盤強化を目的としてマッチョな姿勢を貫くために手段として皇統の男系化を推進するのは、完全に皇室の政治利用ではないでしょうか。山本太郎氏を政治利用だと言って過剰に叩いてみせるホシュ政治家や自称ホシュ言論人の所業は、自らの犯し続けている真の政治利用を見えにくくする効果を狙っているとしか思えません。
 さて、長いグローバル不況の中で沈滞してきた日本の閉塞感の突破口となり、ガタガタに崩れ始めた世界秩序再編の際にも希望となりうる存在は、天皇と皇室だけであると私は確信しています。なぜなら、イギリスやスペインの王室は単に最も権威のある「私の存在」ですし、ローマ法王やダライラマは宗教的権威という公の存在ではあっても血統という権威が欠けています。それに比して日本の皇室は、何代にもわたって全国民のために祈り続けてこられた「究極の公の存在」であり、最古級の家系において祭祀を含む最も高貴な生きた伝統文化を継いでこられているという奇跡のような存在です。今は日本の臣民に降り注がれている天皇の祈りが、やがて世界中の民を覆ったとき世界は救われる可能性が出てくるように思われてなりません。ゆえに偶然今現在この日本に生存しているだけの臣下であるはずの国民の浅知恵でその在り方を左右して良いはずはなく、己らの私的な目的のために利用する行為や、己らの憂さ晴らしや商売のために悪しざまに叩くような行為は万死に値すると心得るべきでしょう。紀子妃殿下を陛下に望まれぬまま国母に封じ込め、悠仁様御一人に将来の過大な責務を負わせ、皇統の断絶への歩を進めようとする主体は、この日本列島で2000年間に歴代天皇の祈りに浴しつつ生きて死んだ全ての御霊から、その自覚的・無自覚的を問わず、呪われることになるでしょう。今上陛下が望まれているなら、女系天皇に道を開く女性宮家を速やかに創設し、将来の愛子様の立太子を確実なものとして陛下に安心していただくことが臣下の務めです。
 さて、かなり深刻な内容の「ゴー宣」の後で木蘭師範の「ザ・神様」のエロ攻撃、この緩急・明暗の付き方がライジングの真骨頂ですね。オオナムチとスセリの最初の出会いが会った瞬間のまぐわい、親父スサノオのしごきにはスセリの絶妙のアシスト、親父を超えて自立する際には二人で駆け落ち、という刻んできた夫婦の歴史があればこそ、オオクニヌシは別れ際に逡巡し、スセリは最も効果的な仲直りの手を打てたわけですね。一緒に危機を乗り越えた記憶って大事です。夫婦・家族から国家までの全ての共同体でも記憶・歴史が次の危機を超える力になると思います。
 「タコちゃん」に登場するプレプレゴー宣のよしりん先生は一人称が「おれ」ですね。これは貴重です。「おれ」は不良を気取ってるようでかっこ悪いと仰っていたように思いますが、マンガ誌面で漫画業界批判する「不良」として戯画化したキャラだということでしょうか。ところで「蛸田墨雄」は凄いと思います。ポカQさん、グッジョブ!
 おぼっちゃくん外伝「御嬢商事の危機」に続編があったとは。magomeさんもグッジョブです。

 歴史を終わらせる男系固執も国土を汚すTPPも原発も…推進派は呪われろ! na85
No.54
133ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第62号 2013.11.19発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※雅子妃殿下のご病気が徐々に回復の傾向を見せている今、雅子さまをバッシングしてきたメディアは手のひらを返し、次は紀子妃殿下のバッシングを始めた。皇族という「反論できない身分」の方々に嘘の情報で非難を浴びせる、いわば“言論テロリスト”を徹底的に斬る!! ※「ザ・神様!」すっかりヤチホコ♥モテモテ状態のオオクニヌシ。一方、それに対して激烈に怒り狂う正妻・スセリビメ。縁結びの神として知られる、あの出雲大社のご祭神に勃発した、まさかの離婚危機…!どうなる!? ※『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて、一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」。お父ちゃまが久しぶりの登場!ちょっとご機嫌斜めの茶魔を抱きしめて、滂沱の涙のお父ちゃま…さあ、しゃべらせてクリ!   【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第64回「雅子さまが回復なら、次は紀子さまを叩けという俗情」 2. しゃべらせてクリ!・第23回「お父ちゃま夕陽に号泣!の巻〈前編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第21回「夫婦の危機、ナニが救う!?」 4. よしりん漫画宝庫・第55回「『タコちゃん・ザ・グレート』②手を替え品を替えのお遊び実験作!」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第64回「雅子さまが回復なら、次は紀子さまを叩けという俗情」  皇太子・雅子妃両殿下は今月2日、岩手県の被災地をご訪問。雅子さまにとっては、3年9カ月ぶりとなる泊りがけのご公務となった。   雅子さまのご病気が徐々に回復の傾向を見せていることは、実に喜ばしいことである。 また、雅子さまはご病状が思わしくなかった間もずっと被災地の人々に想いを寄せられていたことも、広く知られるようになってきた。   これまでさんざん雅子さまをバッシングしてきたメディアは、恥を知れ! …と言いたいところだが、どうせこういうことをやってる輩は、自分たちがどれだけ間違ったことを書き立て、どんなに人を傷つけようが、そしてその過ちがいくら明白になろうが、決して誰一人反省なんかしない。   皇族という「反論できない身分」の方々に、嘘の情報で非難を浴びせる、いわば言論テロリストのような連中なのだ。  しらばっくれて尊皇派のふりをするのがオチである。  現にかつて皇后陛下をバッシングして失声症にまで追い込んだ週刊誌の編集長が、最近はそんなことなどなかったかのように皇后陛下をほめ称え、「それに引きかえ雅子妃は…」という論調で雅子さまをバッシングした例もある。  今度も雅子さまが叩きにくくなったとなれば、連中はそれまでのことなどなかったかのように手のひらを返し、雅子さまを持ち上げて、それをダシにして他の皇族をバッシングし始めるだけなのだ。そして、その動きは既に始まっている。  週刊新潮11月7日号に、 『ご不満「紀子妃」についた不敬なニックネーム』 という特集記事が載った。  記事は、秋篠宮妃紀子殿下の最近の態度に対して、周辺から批判の声が上がっているというものだ。  秋篠宮殿下と悠仁さま、家に皇位継承権者を二人も抱え、そのプレッシャーに対する気負いから、紀子さまが周囲の人にきつく当たるような場面が多く見られるとして、「宮内庁の宮務課関係者」がこう言う。 「 ご公務の際などは、にこやかでおっとりしたお話し方でお馴染みですが、実際の妃殿下は正反対です。宮廷に詰める職員に対しては、いつも早口で次々とご用件をまくし立てられ、指示が出される場には張り詰めた空気が漂っています 」   まさにデジャ・ヴュである。これは、20年前に皇后陛下を失声症にまで追い込んだ時のバッシングと全く同じ論旨なのだ。  あの時も、「現役宮内庁職員」を名乗る正体不明の者が、皇后陛下は「 普段は慈愛に満ちたお顔からも分かるように優しいお方なのだが 」としておいて、実際の皇后は「癇性」で、職員たちに対しては失敗を厳しく叱ったり、お気に召さないことがあると延々と小言を言ったりするので、緊張感が絶えないなどと書いていた。  まるで写したかのように、まるっきり同じなのである。  紀子妃殿下はご結婚以来、一貫して皇后陛下をお手本として振る舞ってこられたことは知られているが、まさかバッシングの論法まで一緒になるとは思いもしなかったであろう。  記事にはこの「宮務課関係者」による紀子妃バッシング発言がもう一つ載っている。 「 悠仁さまのご誕生前とは打って変わり、ご一家を警護する皇宮警察の担当者らにも、めっきりお声かけをなさらなくなりました。仰ることはご自身のご要望と苦情ばかり 」  そして、注目してもらいたいのはその続きである。 「 意外なことに、雅子妃の方が、まめにご自身の担当にお言葉をかけ、和やかに懇談されているほどです 」  こんな話は、今まで週刊新潮は決して載せなかった。別に雅子さまが最近になって急にお声かけをするようになったわけじゃないだろうし、急に週刊新潮が雅子さまに好意的になったわけでもない。   ただ単に「雅子さまにひきかえ紀子さまは…」と叩くダシに使えるから載せてるだけなのだ。  週刊新潮は、このようなことから疲弊した職員や皇宮警察の一部に、「紀子」を「のりこ」と読んで秘かに「 のりぴい 」と呼ぶ者がいるという、どうでもいいような話を載せて「不謹慎というほかない」とわざとらしく憤ってみせ、これを「 不敬なニックネーム 」と記事タイトルにまでしている。   自称保守雑誌の皇室バッシング記事は、必ず「自分は皇室のことを思っているからこそ、あえて書いている」という見え透いたポーズをとって書かれる。  これもそんないつもの手口だが、本当に不敬なのは「 雅子妃バッシングがやりにくくなったから今度は紀子妃だ! 」とばかりにこんな記事を載せている週刊新潮ではないか!!  しかもその半月後には、これと全く同じ趣旨の後追い記事が週刊現代11月23日号に載った。  今年6月に週刊新潮が「 雅子妃が皇后に不適格だから、皇太子が将来天皇に即位しても、短期間で秋篠宮、そして悠仁さまへと皇位を『禅譲』させるプランを宮内庁が進めている 」という完全事実無根の記事を載せた際も、週刊現代はすぐ翌週に後追い記事を載せている。  とはいえ週刊現代は必ずしも「男系固執・雅子妃バッシング」の週刊新潮と歩調を合わせているわけではなさそうで、11月9日号では女性天皇誕生の可能性にも触れつつ、雅子さまについて好意的に書いた記事を載せている。  記事を見ると、週刊現代編集部には皇室に関する知識を持っている人が全くおらず、外部から持ち込まれた情報をそのまま載せていそうな状況が窺える。おそらく週刊新潮と週刊現代を行き来し、無知な週刊現代を利用して皇室バッシング記事の拡散に努めている人物が存在するのだろう。  週刊現代記事のタイトルは『 日本の「国母」になる紀子妃の大研究 』である。紀子さまを「 将来の国母 」とする表現は週刊新潮にも見られるが、ここにとんでもない無知と不敬が表れている。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!