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magomeさん のコメント

>>69 カレー千兵衛さん、「しゃべくり」MVP獲得おめでとうございます!そして、今回、私は載らなかったのです―!次回こそは頑張らなければ!自分の台詞が載る、載らないでは「しゃべくり」の面白さも全くの別物になってしまいのですよ。次回こそは頑張らなければ!よし、投稿するぞー!

>>38 そぽろさん はじめまして。

前回および前々回ののライジングコメント欄で自称保守とネトウヨ、ネトバカの主張が極左活動家の主張と驚くほど一致していることを述べました。そぽろさんの言うとおり、自演という説も可能性としては完全に否定できるものではないのですが、自演するにも最低でも動機が必要なのです。まず、皇統女系公認論者は論理が皇統男系固執者に比べて完全に成り立っていますので、自演する意味が全くありません。自演は工作活動ですので劣勢か、あるいは拮抗状態というお互いに余裕がない状態の時に使う作戦であって皇統女系公認論者が皇統男系固執者に対して完全に優勢どころか現実問題として勝負はもうすでについていることから自演を行う必要がありません。逆に皇統男系固執者の方は圧倒的に劣勢で論戦ではまったく歯が立たないほどに余裕がないことから数で押しつぶすために他人や論争相手にまでに成り済まして議論そのものを推し潰し、人格攻撃を行い、主張者そのものを潰しにかかろうとします。
 実際に皇統男系固執者であるネトウヨ、ネトバカはゴー宣ネット道場でも紹介されているHP「女系に対する疑惑」の掲示板でも皇統女系公認論者である学者、記者、小林師範を含む道場師範、および元師範、そしてよしりん企画スタッフや一読者である私にも成済まして頻繁に投稿して、匿名や丸写しによる連続投稿などの数に物を言わせて人格攻撃をすることによって言論を封殺しようとしてきました。

http://www5.hp-ez.com/hp/dankei/page5/32#navi
http://megalodon.jp/2014-0222-0032-44/www5.hp-ez.com/hp/dankei/page5/32

http://www5.hp-ez.com/hp/dankei/page5/31#navi
http://megalodon.jp/2014-0222-0034-21/www5.hp-ez.com/hp/dankei/page5/31

実際にyoutubeコメント欄でも皇統男系固執者が、皇統女系公認論者である私こと、magome21に成り済まして工作していたと堂々と述べていたりします。

http://megalodon.jp/2013-0316-1957-03/www.youtube.com/all_comments?gl=UG&hl=en-GB&v=PmZKD36h0Ow

そして、アマゾンのレビュー欄で田中卓博士や小林師範、TPP加盟反対論者および原発推進反対論者の著作に★一つという低評価を与え、悪印象を与えている極左活動家と思わしき人の投稿ですが、全容はリンク先を読んでいただくとして、

http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/AGLBELK6UUSL/ref=cm_pdp_rev_all?ie=UTF8&sort_by=MostRecentReview

これは工作活動というよりも勧誘活動の意味合いが強いとしか思えません。その理由としては

1. 応援を呼びかけていることと、本人の今後の活動方針を具体的に述べていること
2. 自分の活動目標と目標における将来性と希望を具体的に述べていること、自分の自己紹介と活動への動機を具体的に述べていること
3. 活動経歴、動機、方針、目標と将来性を掲げているという応援の呼びかけの条件をすべて満たしていることからこれは工作活動ではなく、仕上げのための同じ極左思想を持つ人々の人数動員と勧誘活動であること、すなわち、左翼運動における左翼用語である「オルグ」に類似している

そして、なぜ、今になってこのように堂々と宣伝をしているのかというと

1.すでに自称保守、ネトウヨ、ネトバカは極左活動家なしでは成り立たないほどに極左活動家が活動の中心的な部分に入り込んでいる
 ア.極左活動家を自称保守、ネトウヨ、ネトバカから排除することはほぼ不可能。これは極左活動家が購買運動や講演会、運動などの活動の中心的なところまで入り込み、また、だれが極左活動家なのかは見分けるのが不可能なうえに賛同する人数を一人でも増やし、講演会や販売部数で少しでも稼ぎたいために極左活動家であったとしても一人も人数を減らすことが精神上、また、経済上絶対にできない
 イ.安倍氏がこれら自称保守、ネトウヨ、ネトバカの熱烈な支援者であり、安倍氏もこれら自称保守、ネトウヨ、ネトバカの声に熱心に答えようとするくらい大きな存在であり、対当する野党もいないことから、もはや極左活動家を集めていると公言しても安倍氏を極左活動家から遠ざけて隔離することは不可能。むしろ、すでに安倍氏は自称保守、ネトウヨ、ネトバカを通して極左活動家の思惑通りに動くくらいの存在となっている。
 エ.結論としてもう、極左活動家は安倍政権を動かせる存在にまでなっていると確信しているからこそ最後の仕上げとしてネット上でも堂々と人数を動員する働きとなった。
 オ.いわば、最後の仕上げであり「勝利宣言」である可能性が高い

2. 自己紹介からして異常者と写るでしょうが、ネトバカ、ネトウヨと極左活動家の共通する部分は両方とも「公」という認識が欠如していて共同体などの集団から逸れてしまった人々が多く、よって、このような非常識な行為を平然と行う人が極めて多いのです。これら極左が集団化した、あるいは極左である個人が肥大化した国家であるソ連と米国が大東亜戦争の時に行った戦争犯罪を見れば、それは他の国の戦争犯罪よりもその残虐性と非常識ぶりが他の国よりもはるかに凌いでいたことからも解ると思いますし、戦後の國内においても安保条約も分からぬまま安保闘争に参加していた学生をみれば、極左活動家が個人であれ、集団であれ如何に常識から逸脱した歪んだ人々なのか解ると思います。さらに、ソ連や革命や米国の開拓の歴史を見れば、それは非常識も常識と見なされてしまうという異常な犯罪と戦争の繰り返しでもあったいってよく、これも両国が左翼国家たる所以であると思います。左翼の非常識と言えば、現在のネットでも同じで、HNが固定されている掲示板でもほとんどの場合、問題を起こすのは左翼、サヨク系の人々なのです。

しかし、その一方で極左活動家となると左翼、サヨクと違って工作活動は相当に長けていて、戦前、戦中の尾崎秀美ら共産主義者の活動は勿論のこと、米国や支那大陸での活動の結果、大東亜戦争後に死にかけていたソ連や中国共産党が勝者となり、共産主義陣営が拡大してしまったことからもその工作活動の凄まじさが解るかと思います。この工作活動は恐らく、現在でも水面下で永続されていて、アマゾンレビュー欄の極左活動家と思わしき人の書き込みを見ていますと、宣伝活動のためなのか何度も修正、書き直しをしていて、その活動が八木氏が「新しい歴史教科書をつくる会」の会長に就任していた時から名前を知っていて、皇室典範改定の、平成17年の有識者会議の反対デモに参加していると書かれていることから、この極左と思わしき人も少なくとも10年ほどは自称保守のなかに潜入して活動してきたことが解ります。また、恐らくはこの人の仲間であろう人も「中国の旅」や「南京の旅」を宣伝していたと述べていることから少なくとも40年以上も極左活動家として続けてきたと思われます。
 社会運動や政治運動の成果は内容によって異なりますが、10年以上、特定の論壇界で耕作活動をし続けていればその成果がでても不思議ではありません。また、その10年の間にも自称保守論壇界や自称保守を支援するネトウヨ、ネトバカの中にも潜入して工作活動を行い、自称保守の論壇界に影響を少なからず影響を及ぼしてきたとしか思えません。そして、現在、自称保守の論壇も昔よりもはるかに広がりつつもその中に「つくる会」の「新しい歴史教科書、公民教科書」を不採択運動に妨害した極左活動家が転向もせずに工作員として活動し続けていたとすれば、潜入した人数や、潜入した先の役割によっては自称保守をネトウヨ、ネトバカともども走狗してしまってもなんら不思議ではありません。
 実は、戦後間もない頃、左翼活動家に乗っ取られた大きな保守系団体があるのです。それは「日本戦没学生記念会(わだつみ会)」というもので、戦没学徒兵を語り継ぐ遺族会があったのですが、若い人へ戦争体験を語り継がせることを目的としたために左翼思想に染まった若い会員と衝突、大量脱退を繰り返し、遺族が高齢化して若者の後継者をどうしても集めたかったことから次第に思想が左翼化し、戦争体験者が高齢化する平成7年にはついに、左翼活動家に完全に乗っ取られてしまい、戦没学徒兵の遺書や詩集も無断で改訂され、完全な左翼の反戦運動団体と化してしまったのです。この結果、わだつみ会の高齢化した遺族は全員脱会し、別の団体を結成して今に至ります。
 保守論壇も高齢化が等しく、継続させていくために若者の獲得が必要とされていて、そのために少しでも支援者や部数を伸ばしたいために極左活動家を多数いれて、「わだつみ会」の時のように完全に乗っ取られるのもこのままでは時間の問題だと思います。そして、アマゾンのレビュー欄で「やばくなれば反革命主義者(自称保守、ネトウヨ、ネトバカではなく、「田中卓やゴー宣道場師範、愛読者などの女系公認論者やTPP反対者、原発反対論者のことだと考えられる)の振りをすれば良い」と言っていることから、極左活動家やネトバカ、ネトウヨ、自称保守の敵対論者の自作自演と思わせて警戒心をゼロにすればそれこそ、極左活動家の思うままであると思います。

実際、極左活動家の暗躍の目をそらすために表立って左翼運動をしている人々を「当て馬」として自分たちの存在を隠すために利用していると堂々と述べています。恐らく、表立った左翼運動家とも水面下で提携しているではないのかと推測します。

また、この極左と思わしき人のレビューをよく読みますと、自衛隊の宣伝(自衛隊賛美)や戦前日本(文注:日本帝国主義)の肯定をしても戦前日本の復活もないし、軍靴の音が響かず、自分たちに武力が向けられないと解ったのか、むしろ、中国、韓国、北朝鮮、日本との争いという革命の源に利用できるからと積極的にやっている自称保守やネトウヨ、ネトバカともどもやっていると述べています。
そして、皇太子殿下、皇太子妃殿下、敬宮愛子内親王殿下を叩いた後は、次は秋篠宮親王殿下、紀子妃殿下、佳子内親王殿下、眞子内親王殿下を叩くと述べていて、最後には悠仁親王殿下を集中的に叩くと述べています。これは皇太子妃殿下と皇太子殿下を報道機関が言葉の暴力によって指弾してきたことと、その暴力の矛先が紀子妃殿下にまで降りかかろうとしていることからもこの計画は現実性がかなり高いと思わざるを得ません。

それに例え特定秘密保護法案などでいますぐ、この極左と思わしき人のレビュー欄が消されて書き込んだ人が逮捕されても呼掛けであることからだれかが魚拓などにとって保存し、本人の代わりに仕上げとして計画を実施していくことも十分にあり得ます。なぜなら、もう、計画は仕上げの段階にあり、あとは一人、または数人の実行者が人数を集めればいいだけの話でネットに搭載せずともメールやライン、あるいは内容を写して印刷し、手渡しで内容を伝達するなどいくらでも人を集めて実行する方法があるからです。
以上のことを述べてきたことから、アマゾンのレビュー欄で書き込まれた極左と思わしき人の内容は自称保守、ネトウヨ、ネトバカの内部を表す貴重な情報でありますが、それと同時に、極左活動家は恐らく、この計画を仕上げて目標に向かうべき、次の段階にもう進んでいる可能性も十分にあり得ると思います。その計画がいったいなんなのかは私には残念ながら想像が付きません。

以上の結論として、極左活動は永遠に終わらず、極左による工作活動はいつどこでも起こり得ること。そしてそれは発声力(ノイジーの大きさ)が強大になれば強大になるほど極左活動家が暗躍し、乗っ取られやすくなる。表向きは左翼、サヨクは死にましたが水面下で極左活動家は暗躍し続け、いまでもその影響が見えない所で計り知れないほどに発揮されていることも十分にあり得ます。極左は日本國外のすべてであり、その極左から身を守るのは健全な伝統を継続できる國柄の維持と発展です。

長文失礼しました。
No.92
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第74号 2014.2.18発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、よしりんの心を揺さぶった“娯楽の数々”を紹介する「カルチャークラブ」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、珍妙な商品が盛り沢山(!?)の『おぼっちゃまくん』キャラクターグッズを紹介する「茶魔ちゃま秘宝館」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』、秘書によるよしりん観察記「今週のよしりん」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…2月11日、安倍首相はこの日、「建国記念の日」を寿ぐメッセージを出し、産経新聞は社説で未だに政府主催の式典が開かれないことを嘆いていたが、この祝日の成立に最も寄与した人物を知っているのだろうか?一方、「建国記念の日」制定に反対し、「天皇の戦争責任」にも言及し左翼学者にもてはやされた「赤い宮様」が、皇位継承問題において「男系維持」を唱え自称保守派を操っている。その真意とは? ※「ザ・神様!」…突然の解散に見舞われた、神代の国土開拓コンビ「デコボコブラザーズ」。知恵者のスクナビコナに去られ、不安と絶望と焦燥とに駆られるオオクニヌシ。心のなかは「お先真っ暗」!国造りはどうなるのか!? ※馬鹿が百科を書いている…!!ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。回を追うごとにひどくなるウィキペディアの記述、その傾向は今回もさらに続いて、飛躍的に最凶最悪の度合いを増していた!ウィキ運営からも目に余るルール違反と見なされた記述とは? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第75回「『建国記念の日』に反対した三笠宮崇仁殿下の情念」 2. しゃべらせてクリ!・第35回「貧ぼっちゃまきょうだいの絆に涙ぶぁい! の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・第27回「われは汝、汝はわれ。オオクニヌシの魂から生まれた国造りパートナー」 4. よしりんウィキ直し!・第15回「ゴーマニズム宣言⑪:『天皇論追撃篇』(新天皇論)①」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第75回「『建国記念の日』に反対した三笠宮崇仁殿下の情念」  2月11日、わしは 田中卓 氏(皇学館大学名誉教授・古代史学の泰斗)に頼まれて大阪の国民会館で講演したが、そのとき「 建国記念の日 」の成立には、田中卓氏ら尊皇の本物の保守知識人と、左翼勢力のシンボルとしてこの祝日制定に猛反対した 三笠宮崇仁親王殿下 の激しい論争があったことを話した。  安倍首相はこの日、「建国記念の日」を寿ぐメッセージを出し、産経新聞は社説で未だに政府主催の式典が開かれないことを嘆いていたが、そもそも安倍首相も産経新聞も自称保守派&ネトウヨも、この祝日の成立に最も寄与した人物を知っているのだろうか?   それは皇統の「女系公認」を主張する田中卓氏である。   そもそも神武天皇の実在を証明したのは田中卓氏なのだから、この学者がいなければ「建国記念の日」は2月11日に復活することはなかったはずだ。  現在の「建国記念の日」は、昭和23年(1948)までは「 紀元節 」といった。  初代天皇・神武天皇が橿原宮に即位した日を『日本書紀』の記述から推定し、日本の建国を祝う日として明治6年(1873)に定めたのである。   しかし戦後、GHQによって紀元節は廃止されてしまった。  そこで本土の占領が終了した昭和27年(1952)から「 紀元節復活運動 」が盛り上がりを見せるようになる。  世論は復活賛成が圧倒的で、昭和32年(1957)に自由民主党の衆議院議員らが「 建国記念日 」制定に関する祝日法改正案を国会に提出。しかし日本社会党の反対によって審議未了となった。  その後も根強い国民の希望がありながら、左翼政党や「進歩的文化人」らの反対により、「建国記念日」制定の法改正案は9回も提出と廃案を繰り返し、10年近くにも及ぶ攻防が繰り返された。   その間、左翼側に立って「紀元節復活反対」の運動に大きな役割を果たしたのが、昭和天皇の弟で現在98歳の 三笠宮崇仁(たかひと)殿下 である。  三笠宮殿下は昭和32年(1957)、日中友好論者(もちろん左翼)の東洋史学者、三島一の還暦を祝う会のあいさつで、次のような発言をした。 「2月11日を紀元節とすることの是非についてはいろいろ論じられているが、肝心の歴史学者の発言が少ないのはどうしたわけか」 「先日松永文相に会ったとき、『日本書紀に紀元節は2月11日とは書いてない』といったら驚いていた」 「このさい、この会をきっかけに世話人が中心となって全国の学者に呼びかけ、2月11日・紀元節反対運動を展開してはどうか」 「この問題は純粋科学に属することであり、右翼左翼のイデオロギーとは別である」 「日本書紀に紀元節は2月11日とは書いてない」なんてことを問題視しているのにも驚くが、「純粋科学に属すること」という発言も不可解である。  紀元節復活論争では、戦前の正史批判によって 左翼に絶大な人気があった 津田左右吉 でさえ「 史 実ではないが、キリストや仏陀の降誕も同様なことだ 」として、儀式としての祝日を是認 したのだが、三笠宮にはこのような見識もなかったのである。  この三笠宮殿下の発言は毎日新聞同年11月13日付でスクープされ、大きな波紋を巻き起こした。  これを機に、尊皇派の学者・論客が立ち上がり、翌昭和33年(1958)4月に『 神武天皇紀元論―紀元節の正しい見方― 』という本を刊行。  この編集・刊行を担当したのが若き日の 田中卓 博士で、企画から出版までわずか1ヶ月半で、 平泉澄・肥後和男・樋口清之・葦津珍彦・小野祖教・田中卓 など、錚々たる25名もの学者が執筆し、「紀元節」賛成の論文集を発行したのだった。   田中氏はこの本が完成するとすぐに、三笠宮家に献上。これは三笠宮殿下に対する「諫言」だった。   しかし三笠宮殿下の「紀元節復活反対」はもはや「信念」と化しており、著名な左翼系の学者に電話をかけたり、自筆書簡を郵送したりと、直接の働きかけまでしていた。  そして昭和33年11月、殿下は歴史学者として所属していた 「史学会」の東京大学における大会総会において、「反対決議をせよ」と強く主張。 坂本太郎理事長がこれを「政治的」だとして拒否すると、脱会を宣言して席を蹴ったのだった。  三笠宮殿下は「文藝春秋」昭和34年(1959)1月号では、『紀元節についての私の信念』と題して次のように語っている。 「真理を主張するのがなぜいけないのか」 「紀元節の問題はすなわち日本の古代史の問題である」 「(紀元節復活に反対するのは)生き残った旧軍人としての私の、そしてまた今は学者としての、責務である」 「もし二月十一日が祝日にきまれば、われわれはその廃止運動を展開するであろう」  この中で 「旧軍人としての」責務 という発言があることに注目してもらいたい。  三笠宮は戦時中、陸軍大尉として南京の支那派遣軍総司令部に勤務していたが、その時にシナ軍のプロパガンダをすっかり信じ込んでしまったらしく、離任の際には総司令部の全将校を前に、「 軍部が中国に対して反省と謙虚さを欠いて侵略したことを厳しく批判 」する内容の講和を行ない、「 情誼的で人情を重んずる 」中国人の心情を理解せよと説いていた。  戦後は「 人数は関係なく、南京大虐殺はあった 」とか、「 八路軍の婦女子に対する厳正な軍規と、モラルなき日本陸軍の蛮行 」とかを語り、「 天皇の戦争責任 」まで言及した。  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!