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na85さん のコメント

     ~na85 presents 雷神宮歌人列伝~
 雷神宮歌会に参加されている歌人たち(敬称略)の超簡潔プロフと、83号以前(和み歌集1編纂前)に歌詠みの皆様が詠まれた中で、na85基準のマイ・フェイバリット・ポエムを1~3首ずつ御紹介します。
 「和み歌集1」で撰から漏れた名歌も、わずかずつではありますが救い上げています。ゆえに、この「歌人列伝」は「拾遺和み歌集」という側面もあります。※は長歌です。ちなみに☆が付いているのは単にna85が気に入っている作品です。

 それでは、いざ!!!

・あっちゃん:一度だけ詠まれた。もっと詠んでほしい。
 「アベちゃんの 靖国参拝 喜ぶは 産経ネトウヨ 自称保守なり」

・あやめ:本歌取りを得意とする若き女流歌人。
☆「大学を 出ても宛無い 我の目に 雪に紛いて 散る桜花」

・石川材木:monmonの項を参照。

・えせ東行:三味線弾きの項を参照。

・na85:当歌集編者。懲りないシャレ者歌人。なーご♪・東行とも号す。

・カレー千衛兵:歌においても「私から公への経路」を大事にするパパさん歌人。
 「里帰り 夢見し子らの 寝顔見て 耳をすませば 風鈴の音」
☆「幼き日 みんなで作った 秘密基地 完成したのは 仲間の絆」
☆「その花が 咲くかどうかは 分からない それでも水やる 明日も水やる」

・諫議大夫:今期より新規参入の歌人。現在歌会を盛り上げてくれる有難い人。

・がんT:人生を歌った歌が多い旅人にして歌人。
 「結婚し 母へと変わる 近所の子 今の名字で 学ぶ距離感」
☆「母の手を しばし離れて 歩きし子 興味示すは 我が無精髭」

・きよきよ:1回だけ詠まれた。また来てくださいね。
 「万人の 満足さがす カレ千の ライジング愛に 涙流れる」

・叢叡盛:今期より新規参入の歌人。メディアに詳しい皮肉屋。

・くに:世相を斬る歌が多い、諧謔と皮肉の女流歌人。
☆「ネットでは スーパーマンの つもりでも 社会じゃ所詮 みそっかす」

・こけけっこー:かなりの実力派とお見受けする。もっと詠んでほしい。
 ※「個に集に 公私にわたり みぎひだり 薬も酒も 過ぎたれば 心に体に 障るべし 文字の瀑布に 唖然とぞする」

・ごっさん:歌会提案者。素朴な家族愛の歌が多い。
 「雷神宮 そのネーミンぐぅ ばっちグゥ 我らの闘志 静かに燃える」
☆「好きな花 なあに?と君に 問われれば その鼻と君を 指さし照れる」

・三味:三味線弾きの項を参照。

・しいちゃん:カレーさんの娘。先が楽しみな歌人。
☆「ともだちが ないたらみんな なぐさめる」(いじわるしたこも ちゃんとあやまる)※下の句byなーご♪

・三味線弾き:武人の如き歌人だが、視線は厳しくも優しい。三味、えせ東行とも号す。
 「生きること 定義を欲せば 死ぬことか 強き野花は 死ぬゆえなるや」
☆「父母のなき 幼子照らす 日の光 悪を演じて 強き大人に」
 ※「エロもまた いとをかしき ライジング 鼻下に咲く花 根無し草 木の蘭いつも ブッチギリ 読者素直に あやかれり 軽ろけき投稿 ありのまにまに」
 ※「長けき草 互いを思して 洗練し 頻間ものいう 上下左右 相思相愛 いざ知らず 感性放ちて 結ばれり 寒き霜月 此処に集いて 暖をとるなり」

・尻毛屋:斜に構えた風の皮肉屋歌人だが、実は名歌を多く詠んでいる。
☆「戦場に 消えた良人の 面影を 誰とも知れぬ 骨に求むる」
☆「寒空の 屋台に並ぶ 八里半 甘き匂いは 春より恋しく」
 「技磨き それでも届かず 涙する それを詰るは 人にあらずや」
 「皇の 言葉は重く 受けれども 傍の囃しは 噴いて消される」
 「母の背に おわれて聞きし 子守唄 思い出重ねて ふと口遊む」

・dai:多作でレベルも高い歌会No.1歌人。微妙な恋歌を最も得意とする。
☆「「この空は 星がひとつも 見えないね」 呟く女 俯く男」
 「いくつもの 苦難を越えし 将来の 皇の笑みは 慈愛に満ちる」
 「微力でも 無関心では いられない 魚の小骨の ようになりたい」
☆「雪をこね 丸めて投げた 小さな手 我が手や息で あたためている」
 「里桜 蕾は固く 閉じている 届け春風 みんなのもとに」
☆「あの子への 思慕をそれとは 気付かずに 雪の塊 ぶつけて逃げた」
☆「泣きながら 空(くう)を握りし 赤子の手 更に我が手が 握りしめてる」
 「本閉じる 刹那にそっと 忍び込む 桜の花は 季節の栞」

・ちょこ:歴史的仮名遣いを操るハイレベルな女流歌人。
 「革新と 保守を分かたず 食ありて 八丁味噌の スイーツ売らる」
 「生きゆくに 金のなくては かなはねど 乳児売買 さるるかなしさ」
☆「裏切りと いふにあらねど 愛し子は 父の手離るる 日のいつか来る」
☆「春の日の 賽の河原に ひとりまた 母を恋ひつつ 石積み始む」

・ニセただし:天然系の芸人的歌人。
 「園児らの 素直な言葉にゃ 叶わない いくら天然 演じてみても」
☆「なんやかや 社会に守られ 生きてきた 同じ思ひを 若き朋へも」

・ボン:詠まれた歌が少ないため歌人としての評価は保留します。
 「フキノトウ 夕飯で食べ 思い出す 土手で草摘む わが祖母の背を」

・magome:里山に居す亡命歌人だが、やはり政治的な歌が多く、そこが残念。
 「木の恵み 景観だけと 見過ごすは 食の恵みを 忘るることなり」

・mayu:反体制な歌から、恋歌、下歌まで何でもこなす女流歌人。ファンも多い。
☆「けんかして なにかきっかけ 探してた ぼくが作るよ ごめんねカレー」
☆「見上げれば 森のつくる 道しるべ 暗闇の中 空の参道」
☆「この想い あなたに届けと 西の空 風に託して 枯れ葉にくちづけ」
 「じゃあまたね 鼻のあたまに キスをした 口元までは 遠い道のり」
 「雪よりも あなたと一緒が 嬉しくて 飛び跳ねたのは 照れ隠しです♪」
☆「ドライブ中 隣の彼と 寄り添いたい 右に2センチ 体ずらして」
 「太っても サイズアップは しないのに 痩せるときだけ 仲良く痩せる」

・元坂口:しゃべクリ王者が今期より歌会に新規参入。

・monmon:AKB愛が常に溢れているヲタ系歌人。石川材木とも号す。
 「ユーミンの ひこうき雲を 聴いた時 我の心も 風立ちぬかな」
☆「今日もまた 誰かのために 歌う君 見守る事が 僕にできること」
 「ヘタレっ娘 世にはばかると 証明し わが世の春か さしこのくせに」
☆「総選挙 ファンが投じた 一票を 愛と例えた 女神の涙」
 「生活に いっぱいいっぱい だけれども 頭の中は おっぱいおっぱい」

・ランバダ稲荷:見守るような視線が温かい、稲荷神の眷属歌人。
☆「雨宿り 女の子たち 天仰ぐ お天気雨の 稲荷神社」
 「制服の 貴女見かける 通勤路 姿重なる 遠き初恋」

・リラリラックマ:さしこ愛を貫く純愛歌人。
 「神曲が 大賞獲れぬは 政治力 センター責めるは お門違いなり」

 今年も、たくさんの名歌を詠み、歌会を盛り上げてくださった歌詠みの皆様、そしてお題を設定する役目を担ってくださったdaiさん、magomeさん、諌議大夫さん他、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
 どうぞ皆様、ライジングの一つの文化とも成り得た感のある雷神宮歌会をこれからもよろしくお願いいたします。

 多分…「表出」では無いはずだ! na85
No.168
120ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
第114号 2014.12.23発行 「小林よしのりライジング」 『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりが、Webマガジンを通して新たな表現に挑戦します。 毎週、気になった時事問題を取り上げる「ゴーマニズム宣言」、『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成してもらう読者参加の爆笑企画「しゃべらせてクリ!」、小林よしのりに関するWikipediaページを徹底添削「よしりんウィキ直し!」、漫画家キャリア30年以上で描いてきた膨大な作品群を一作品ごと紹介する「よしりん漫画宝庫」、読者との「Q&Aコーナー」、作家・泉美木蘭さんが無限に想像をふくらませ、とことん自由に笑える「日本神話」の世界を語る「もくれんの『ザ・神様!』」等々、盛り沢山でお送りします。(毎週火曜日発行) 【今週のお知らせ】 ※「ゴーマニズム宣言」…朝日新聞12月18日付の紙面で「私が問う 衆院選振り返る」という企画に登場した。紙面に入りきらなかった点も含め「腹立たしいこと4項目」を徹底解説。さらに、朝日新聞への要望や、自民党野党転落時代に安倍晋三を応援した真意、朝日の記者から聞かれた「いつもの質問」に対する回答など、未公開の話も掲載! ※「ザ・神様!」…コメント欄で始まった、読者の皆さんによる企画「キャラクター&神エピソードグランプリ2014」結果発表&木蘭さんの感想を番外編として特別掲載!さらには“おまけエピソード”も公開! ※“集合痴”ウィキペディアの記事を徹底的に添削しちゃう大好評「よしりんウィキ直し!」。男系絶対派が書いた知性皆無の記事をよーしゃなく添削!…のはずが、あまりの迷文・痴文っぷりに抱腹絶倒!ますます混迷を極めるウィキ記事で年内の笑い納めを!? 【今週の目次】 1. ゴーマニズム宣言・第112回「衆院選:腹立つ4項目と民主党の課題」 2. しゃべらせてクリ!・第74回「茶ンタが街にやってきたぶぁ~い!の巻〈後編〉」 3. もくれんの「ザ・神様!」・番外編「キャラクター&神エピソードグランプリ2014 結果発表」 4. よしりんウィキ直し!延長戦・第4回「『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論追撃篇(新天皇論)』過去版」 5. Q&Aコーナー 6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど) 7. 読者から寄せられた感想・ご要望など 8. 編集後記 第112回「衆院選:腹立つ4項目と民主党の課題」  最近、朝日新聞は小林よしのりを重宝してくれるようで、結構何度もインタビューの依頼があり、紙面で安倍政権批判をする機会を得ている。  自称保守連中が親の仇みたいに朝日新聞バッシングに血道をあげてる時に、平然と朝日の紙面に登場するのは快感である。  12月18日付の紙面では、 「私が問う 衆院選振り返る」 という企画で、わしは 「腹立たしいこと4項目」 として 「制度」「国民」「首相」「報道」 を挙げ、その理由を説明した。  記事は論点を凝縮してうまくまとめていたが、何しろ2時間も話したので、紙面に入りきらなかったことも多かった。  そこで今回は記事にならなかったことも含めてもう一度衆院選の「腹が立つこと4項目」をまとめておこう。 ①制度  まず腹立たしいことは、「地滑り効果」をもたらす 小選挙区制 という制度だ。  小選挙区制では、たとえ1票差でも2位だったら落選し、膨大な死票が発生してしまう。  そもそも今回の衆院選の得票率を見ると、2013年参院選(自民圧勝・ねじれ国会解消)と比較したとき、 自民党 が 1846万 から 1766万 に減っている。 公明党 も 757万 から 731万 に減っている。   民主党 は 713万 から 978万 に増えていて、 共産党 も 515万 から 606万 に増えている。   投票率が最低レベルという事実も踏まえ、自民党への懐疑と批判票は増えているのだ。  有権者の6人に1人しか入れてない自民党が、70%超の議席を占める小選挙区制の異常さの中で、勝った政党が、国民の「白紙委任」を受けたかのように振る舞う小選挙区制は、「議論」を重要視し、「少数派」の意見も検討するのが原則である「民主主義」を形骸化させる。   少数派の意見が議席に極めて反映されにくい小選挙区制には問題があるのだ。  さらにもう1点、小選挙区制では大政党の公認のない候補が当選することが非常に難しい。そのため立候補予定者は、候補者を決定する党執行部の意向には一切逆らえない。  小泉純一郎の「郵政解散」の際、執行部の方針に反対して郵政民営化に反対を唱えた議員は「抵抗勢力」として公認を外され、代わりに公認を取り付けた「刺客」候補まで立てられ、その多くが落選した。議員たちには、その恐怖の記憶は今なお生々しい。  もともと自民党は多様な価値観を持つ議員が集まっていた政党であり、今でもリベラルな議員はいる。しかし小選挙区制では執行部の方針と異なる議員は発言力も権力もない。一人一人の議員の考えは圧殺され、議員が単なる「駒」になってしまうのだ。  自民党内に他の選択肢があるという意識は国民にもなくなってしまい、自民党はタカ派一色という様相になっている。小選挙区制は、多様な価値観が認められず、独裁が行われる危険性が高いのだ。  また、選挙ではその時その時の「風」次第で一方が大勝し、大量の「チルドレン」政治家が誕生する。経験も知識もない素人でも議員になってしまうが、必要なのは「頭数」だけだから、「採決要員」でよくなってしまう。これでは有能な政治家は育ちようがない。  小選挙区制は民主主義を破壊する制度であり、まずはこれに一番腹が立つ。 ②国民  次に腹が立つのが「国民」だ。  世論調査では「 与野党伯仲が望ましい 」という意見の方が多数である。それならば自民党の補完勢力ではない野党に投票すればいいのに、「 魅力的な野党がない 」と言って投票にも行かなかった国民は、ただ口を開けて「魅力的な野党」ができるのを待っているだけなのか?   有効に民主主義を機能させるために、自分が野党をつくり、育てようという気もない。 投票したい党がないからと選挙に行かないか、あるいはしょうがないから自民党に入れるというような怠惰なことをやっている国民は、レベルが低すぎると言うしかない。  この怠惰の結果が史上最低の投票率であり、自民党への「白紙委任」である。  小選挙区制にはこういう罠があることを踏まえて、自分の一票に重要な意味があるということを考えなければならないのに、何もしようとしない国民は実にふざけている。 ③首相  3番目は安倍首相だ。  衆議院の解散は天皇の国事行為であるにも関わらず、政権の長期化という私利私欲の解散総選挙を行なうのは、天皇陛下を愚弄する行為であるということはライジングVol.110で詳述した。  来年になったらアベノミクスの失敗が顕わになってくるから、今のうちにやっておこう、そして政権を延命して、何が何でも憲法改正をして、歴史に名を残そうというのが、安倍首相の本音である。   本当は  
小林よしのりライジング
常識を見失い、堕落し劣化した日本の言論状況に闘いを挑む!『ゴーマニズム宣言』『おぼっちゃまくん』『東大一直線』の漫画家・小林よしのりのブログマガジン。小林よしのりが注目する時事問題を通じて、誰も考えつかない視点から物事の本質に斬り込む「ゴーマニズム宣言」と作家・泉美木蘭さんが圧倒的な分析力と調査能力を駆使する「泉美木蘭のトンデモ見聞録」で、マスメディアが決して報じない真実が見えてくる! さらには『おぼっちゃまくん』の一場面にセリフを入れて一コマ漫画を完成させる大喜利企画「しゃべらせてクリ!」、硬軟問わず疑問・質問に答える「Q&Aコーナー」と読者参加企画も充実。毎週読み応え十分でお届けします!