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younghopeさん のコメント

孫崎さんが、憲法と日米安保の関連を懇切丁寧に述べられており、この見方は、常に、このブログで、耳にタコができるほどお聞きしていることである。私たち国民の理解が進んでいないため、安保法制に対する取り組みが、頓珍漢になっているきらいを否定できない。次の2点は、日米を考える時極めた大切であり、この2点抜きに思考しても。的外れになるということなのでしょう。

米国の日本永久的束縛方針である。
1.第二次大戦後の日米同盟という約束事に明文化されていない重大な取り決めがある。それは、日本が攻撃力を持たないことである。(憲法で制約する)
2.200年、2プラス2の「日米同盟未来のための変革と再編。」(憲法に制約されない日米安保条約の質的変革)

このブログのコメントを見ても、「日米同盟の正体」を見たといっても、この事実をもとに、コメントしているのは少ない。孫崎さんご指摘のとおり、日本自身が、日本の安全をどのように確保するかが大切なのに、「軍事力保持」が憲法違反かどうかで争っていては、米国従属化が増すことはあっても減ることがないのではないか。

「軍事力保持」を是認し、日米間でどの程度にすべきかの現実的対処が語られるようにならない限り、基地問題をはじめ、この国の対米自立の道は永久に切り開かれない。
No.1
107ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
『日米同盟の正体』は2009年発行の本である。講談社は今回19刷を行った。  めまぐるしく変わる国際政治の中で、何故2009年に刊行した本が今も有用か。  集団的自衛権は日本を守るためでない。米国戦略に自衛隊を使うシステムである。  では米国の戦略とは何か。  大きな転換期は冷戦の終結である。  それまで、米国の軍事はソ連の軍事的脅威を相手に構築した。そのソ連が崩壊した。とすれば、米軍は削減していい。しかし米軍はそれをしなかった。米軍の水準を維持した。当然世論はなぜ必要かを問う。そこで新たな敵が規定された。イラン、イラク、北朝鮮である。しかし、彼らはまだ弱い。自ら米国に仕掛ける力なんてない。それで不安定な国々に大量破壊兵器を持たすのは危険だと、米国が積極的に仕掛ける戦略を形成した。しかし、米国単独で行えば、米国の軍事負担が大きく、ドイツ、日本は経済に特化する。それを許
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。