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『カオスだもんね!』国際福祉機器展で未来義手やキャタピラ車椅子を体験してきた!
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『カオスだもんね!』国際福祉機器展で未来義手やキャタピラ車椅子を体験してきた!

2013-10-29 00:00
    今回は全国から集まった様々な最先端バリアフリー機器を体験できる『国際福祉機器展』の取材レポートです。 20131028saku 20131028saku


    アカザーさんは毎年チェックしているそうなんですが、今年はミズグチさんと一緒にまわってみることにしたのだそうです。

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    入場すると場内は大盛況。まずふたりが向かったのは、アカザーさんが毎日お世話になってる車椅子メーカーの“OXエンジニアリング”。

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    OXの展示ブースに着くと、アカザーさんの車椅子『REV RC』を購入する際にお世話になった、広報室長の川口さんが。

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    さっそく挨拶代わりに、最新のオススメ車椅子を訊いてみると、「それはこの『GWX III』ですよ!」とのこと。

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    ちなみに、これはアカザーさんが自宅用に使っている車椅子『GWX II』の後継モデルだそうで、前輪キャスター部分のショックアブソーブ機能が強化されたんだそうです。


    最新車椅子情報をゲットしたふたりは、さらに会場の奥へ。そこでふたりの目に飛び込んできたのは、衝撃的な車椅子の姿!

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    かなり重厚な感じのこの車椅子は『アクショントラックスタンダー』。なんでもアメリカからやって来たのだとか。スタッフの方に話を聞くと、物々しすぎてデモで乗ってくれる車椅子ユーザーがいないのだとか。

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    そして「お化け以外は怖いものなし」を豪語するアカザーさんが試乗を志願したそうです。こないだ右足の骨折が治ったばっかりなのに、大丈夫なのでしょうか?

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    どうにか大丈夫みたいです。というかむしろ快適な様子で、速攻で操作を覚えて超信地旋回(どちらかのキャタピラを前方に、もう片方を後方に同時に回転させることでその場で向きを変える動き)まで、やってみせる始末。

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    しかし、このアクショントラックスタンダーの凄さはこれにとどまらず、なんと……。

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    座って使用することが大前提の車椅子にスタンドアップ機能が! そしてなんとこのままでも走行が可能! 

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    アカザーさんもこの機能には「さすがに驚いた、そして感動した」と言ってました。


    続いてやって来たのは、ケンちゃんカーの手動運転装置でお世話になっている、ニッシン自動車工業ブース。

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    ここでもアカザーさんは以前取材させていただいた亀田会長と世間話。

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    そしてついにミズグチさんは気付いちゃったみたいです。この取材の半分はアカザーさんの挨拶回りに付き合わされているのではないか? ということに。

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    それをあっさり認めるアカザーさん。まさに仕事半分、挨拶半分の取材だったみたいです。そんな挨拶回りも次でラスト! ということでやって来たのが、ダイヤ工業ブース。

    ここで待っていたのは、アカザーさんがリハビリでお世話になったという、河島さん。

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    河島さんは様々なリハビリ装置の開発に携わっている先生だそうで、研究の為に数年間カナダに留学していたそうです。そして、昨年から今年にかけて奈良先端科学技術大の吉川教授と開発したのがこちら!

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    このなんともSFチックなものは『Finch(フィンチ)』という義手。

    そもそも義手には装飾用義手、能動義手(作業用義手)、筋電義手と大きく分けて3種類あるそうです。

    このフィンチは、その中の筋電義手にあたるそうで、欠損部分にフィンチを装着し、欠損部位直前の筋肉を動きを読み取ることで、3本の指を動かすことができるのだそう。

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    さらに従来の義手は車一台分の値段が相場だったのが、このフィンチは約10万円! 製作期間も3ヵ月ほどかかっていた従来のものより、かなり短い期間で提供できるのだとか。

    それを可能にしたのが、最近めざましい進化を遂げている3Dプリンターだそうです。原型の製作にはこれが大きく貢献。

    さらにもうひとつの貢献ポイントが、この『フォトリフレクタ』という、パーツの採用です。

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    従来の筋電義手は、筋肉が動く際に発生する微弱な電気を専用のセンサーで受信し、義手をコントロールしていたのですが、フィンチではそのセンサーを圧力感応式に変更。秋葉原などで1000円ほどで手に入る安価なフォトリフレクタを採用することで、大幅なコストカットに成功したそうです。

    というわけで、ミズグチさんがフィンチを体験してみることに。

    展示品の義手は装着することはできなかったので、デモ機を簡易的に装着。

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    まずは、フォトリフレクタが取り付けてあるベルトを腕に巻き、その状態で手を軽く握ったり開いたりして、キャリブレーション(同期)動作を行ないます。

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    これでフィンチへの同期が完了。あとはミズグチさんが手を広げると、フィンチも手を広げ、閉じれば手を閉じる動きをタイムラグなくトレース。

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    ちなみに、この動きは従来ものでは難しいとされていた力加減の強弱まで再現。ゆで卵も握りつぶすことなく掴めるのだそうです。

    しかも、初めて装着する人でもほぼ練習なしで使用可能という、随所に新しいな要素が詰まった、まさに革命的義手です。

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    ちなみにこのサイバーなデザインは慶応義塾大学山中デザイン研究所が担当、製作はサポーターなどの開発メーカーであるダイヤ工業が行ない、来年の発売を目指して現在最終調整の段階に入っているんだそうです。

    と、そんな未来のバリアフリー製品を一堂に見ることができる国際福祉機器展。毎年9月にビッグサイトで開催しているようなので、興味がある方は来年行ってみてはいかがでしょうか? 未来のバリアフリーが体験できますよ。

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    国際福祉機器展(外部リンク)

    最新バリアフリー機器の体験レポートは週刊アスキー10/29号(10月15日発売)の『カオスだもんね!PLUS』をチェック!

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