• このエントリーをはてなブックマークに追加
村上裕一の新米社長日記[ 第2号 ]
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

村上裕一の新米社長日記[ 第2号 ]

2013-03-22 21:00
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    村上裕一の新米社長日記 第2号 3月11日~3月17日
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     忙しい人にこそ仕事は集まるという。これは忙しい人には処理能
    力があるからだと言われている。実際、忙しいから余計な時間をか
    けていられないのだ。そして、そのあっさり仕上げてくれる感じが
    周りの人にとっては非常に都合いい。この辺はバランスの問題だ。
    もちろん一発で凄いものを上げた方がいいとも言える。だが、それ
    は天才でオンリーワンの仕事ぶりとも言える。ところでそれとは全
    く別な話だが、忙しいときに仕事が集まるという力学を感じる。私
    は確定申告をサボっていたわけではない。ただやる時間がなかった
    のだ。だが無情にも〆切は人を待ってはくれないのだーー。


    3月11日(月)

     出来事を思い出すということ以外をやるためには「その日」であ
    る必要がある。事実しか書けていないものは大概が後から振り返っ
    て書かれたものだと見てもらって差し支えないだろう。手がかりな
    しにものを思い出すということは大変である。とはいえ、私はかな
    り厳密にグーグルカレンダーに自分のスケジュールをつけているの
    で、それを見ればかなりのことを思い出すことができる。
     おおひらで鴨汁せいろを食べる。とても美味い。この蕎麦屋は割
    と使っており、日々おいしいと思っていたが、今日はひときわ美味
    いと思った。今後は積極的に食べに来ようと思う。
     昼間の西武線はうららかで空いており気分がいいのだが、読書に
    だけは向かない。日差しが強すぎて、まるでパッシングのように車
    内を刺激するからだ。チカチカして視覚的には何も見れたものじゃ
    ない。光量を最大にしたMBAを操作していても結構きついものが
    ある。
     そんな平和を謳歌しながら、今年の3月11日を終えた。


    3月12日(火)

     ある意味平和だったのは僕の脳内だけだったのかもしれない。某
    組織の某案件を消化するためにK社員は会社に泊まり込んでいた。
    というのは日曜から月曜にかけての話なのだが、おかげで一時納品
    成功。と思いきやバンバン後付けのような変更が飛んでくる。いく
    らやってもきりがないとはいえ、連絡は密に取るのがベターか。や
    はりWBSを作るのが重要である。めんどうだが。


    3月13日(水)

     朝は会社の銀行口座の登録に奔走する。銀行口座を開けなかった
    ら会社のアイデンティティが崩壊すると思うのだが、そんな重要な
    ことが民間企業に依存しているってどういうことなのとも思う。た
    だこれは会社を悪用した犯罪が多いからというのがかなりあるよう。
    信用を積み増しするには、会社を何年も継続して、そこの分社でや
    るのがいい。やってみて初めて分かるしがらみがいっぱいある。昼
    はめるまが会議。文章法の問題について議論する。その後、夜は言
    語社時代にお世話になったNTTのO氏とに会いに行く。言語社の
    笠井社長に誘われたのだった。あまりデジタルガジェットやテクノ
    ロジーには詳しくないのでぼうっとしていた。最近はアンドロイド
    の新作であるXperiaZかGalaxySⅢαが本当に欲しい。
    どちらかなら前者だがワンチャン両方まである。


    3月14日(木)

     まずい。明日はもうゲンロンスクールだ。一日その準備に割く。
    前回はスライドの準備で死にそうになったが、今回はスライドを犠
    牲にしてでも内容を深めるということにしている。その結果、22
    000字ほどの台本ができるに至った。アイディアメモのようなも
    のでスライドを作れてしまう人は天才だ。僕は書くことでしか思考
    できないし、スケルトンっぽいものを作るためにもまず長文っぽい
    ものを作ってそこから削ることでやるしかできなさそうだ。今回は
    内容重視で葉鍵初期作品を分析しながら「神感+毒」について考察
    する。
     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。