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村上裕一の不定期コラム(仮)#12 実演の効用4
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村上裕一の不定期コラム(仮)#12 実演の効用4

2014-09-27 08:00
    「見えない」とは的確な対応概念がないこと、とさしあたりしておこう。とはいえこれが認知的に実際に見えなくなったりするので、やはりこの表現を取らなければならない。ともあれ、見えないことは問題だ。見えないということは操作が不可能だということを意味するからだ。たとえばユークリッド幾何学では平行線公準があった。「1 直線が 2 直線に交わり、同じ側の内角の和を 2 直角より小さくするならば、この 2 直線は限りなく延長されると、2 直角より小さい角のある側において交わること」とのことだが、これが「交わらない」ということで非ユークリッド幾何学が誕生したのである。非ユークリッド幾何の範囲で考えられることは、かつては存在しなかったことだ。
     なんだかあまりにも遠くへ来てしまったがドラムマニアの話に戻ろう。何でこんな簡単なことを言うためにこんな回り道をしたのだ、という気持ちだが、簡潔に述べるとこういうことだ。譜面だけを見て腕の動きを考えると袋小路に入り詰むが、なぜかすでに自在に曲を演奏できるスーパープレイヤーの演奏実演を見ると、その動きを真似して自分も極めて効率的な修練が可能になる、ということである。まだYoutubeもなかった頃に、いわゆるプレイ動画をアップしてくれていたサイトがあって、僕もたいへんお世話になった。
     
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