どうも、
管理者のNDです。
今日、9月16日は
アイオン台風通過から70年です。
昨日紹介したカスリーン台風の翌年に追い打ちをかけるように関東に再び襲った台風です。
こちらも死者・不明者が800人を超える台風になりました。
尚、こちらはギリギリ房総半島に上陸しています。
東北の北上川が再度氾濫、千葉県では最大瞬間風速60.1m/sを観測するなど甚大な傷跡を残しました。
ちなみにこの台風の死者の大半は関東ではなく、東北の、それも岩手県一関市に集中し、
一関市では全世帯の80%で損害を受けました。
今回は、「山津波」をテーマにお伝えしていきます。
この台風で岩手県一関市を襲った河川氾濫は、北上川支流にあたる、
磐井川の"山津波"が一つの原因です。
山津波は言ってみれば土石流で、その名の通り山から津波が襲ってくるようなものです。
特に、川ごと巻き込んだ場合は鉄砲水となって、濁流と共に土砂が集落等に迫ってくるため、
規模によっては集落ごと壊滅する危険さえあります。不幸にも秘境の温泉巡りでもしている時に
これに巡り合った場合、逃げる術はありません。生存率を上げるならもはやシェルターにでも
入らなければならないほどです・・・。
ちなみに、山津波は何も台風の時にだけというわけではありません。
また、土砂災害の危険区域であればどこでも起こりうる現象です。
近年では、伊豆大島で2013年10月に発生し、死者21人をだしました。
2014年には広島市安佐南区でも死者・不明者85人を出した土石流は、
「山津波」という表現があります。
ちなみに山津波は火山噴火による衝撃で発生することもあります。
山体崩壊クラスで湾に流れ出した場合はそのまま津波になり、広範囲に被害を及ぼします。
時に、日本地図を書き換えるレベルの大規模な山津波も生じし得るほどです。
山津波に巻き込まれないためには、悪天候が予想される場合に山間部や離島の危険個所へは
絶対に近づかないことです。もし急な豪雨などが降り出して来たらすぐに山の斜面からは
離れた方が身のためです。巻き込まれてからでは遥かに遅いので・・・
時に集落ごと巻き込むこともあるとはいえ、やはり現地の方にはどうしてもその地域の
郷土愛があるので、「住まないようにしましょう」「引っ越しを推奨します」と
言うのは少し気が引けます。せめて深夜にきても大丈夫なよう、
少しでも心得を知って頂きたいです。もし実家が土砂崩れの危険がある地域であれば
今一度おじいちゃん・おばあちゃんに災害時にしっかり動けるかどうか聞いてあげてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
今日、9月16日は
アイオン台風通過から70年です。
昨日紹介したカスリーン台風の翌年に追い打ちをかけるように関東に再び襲った台風です。
こちらも死者・不明者が800人を超える台風になりました。
尚、こちらはギリギリ房総半島に上陸しています。
東北の北上川が再度氾濫、千葉県では最大瞬間風速60.1m/sを観測するなど甚大な傷跡を残しました。
ちなみにこの台風の死者の大半は関東ではなく、東北の、それも岩手県一関市に集中し、
一関市では全世帯の80%で損害を受けました。
今回は、「山津波」をテーマにお伝えしていきます。
この台風で岩手県一関市を襲った河川氾濫は、北上川支流にあたる、
磐井川の"山津波"が一つの原因です。
山津波は言ってみれば土石流で、その名の通り山から津波が襲ってくるようなものです。
特に、川ごと巻き込んだ場合は鉄砲水となって、濁流と共に土砂が集落等に迫ってくるため、
規模によっては集落ごと壊滅する危険さえあります。不幸にも秘境の温泉巡りでもしている時に
これに巡り合った場合、逃げる術はありません。生存率を上げるならもはやシェルターにでも
入らなければならないほどです・・・。
ちなみに、山津波は何も台風の時にだけというわけではありません。
また、土砂災害の危険区域であればどこでも起こりうる現象です。
近年では、伊豆大島で2013年10月に発生し、死者21人をだしました。
2014年には広島市安佐南区でも死者・不明者85人を出した土石流は、
「山津波」という表現があります。
ちなみに山津波は火山噴火による衝撃で発生することもあります。
山体崩壊クラスで湾に流れ出した場合はそのまま津波になり、広範囲に被害を及ぼします。
時に、日本地図を書き換えるレベルの大規模な山津波も生じし得るほどです。
山津波に巻き込まれないためには、悪天候が予想される場合に山間部や離島の危険個所へは
絶対に近づかないことです。もし急な豪雨などが降り出して来たらすぐに山の斜面からは
離れた方が身のためです。巻き込まれてからでは遥かに遅いので・・・
時に集落ごと巻き込むこともあるとはいえ、やはり現地の方にはどうしてもその地域の
郷土愛があるので、「住まないようにしましょう」「引っ越しを推奨します」と
言うのは少し気が引けます。せめて深夜にきても大丈夫なよう、
少しでも心得を知って頂きたいです。もし実家が土砂崩れの危険がある地域であれば
今一度おじいちゃん・おばあちゃんに災害時にしっかり動けるかどうか聞いてあげてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。