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【自然災害メモリアル】第157回:京都咳病流行(923)の日 [防災]"人に移して治る"の迷信
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【自然災害メモリアル】第157回:京都咳病流行(923)の日 [防災]"人に移して治る"の迷信

2019-02-04 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。

    2月4日は、
    京都咳病流行から1096年です。


    咳病ってなんだと思われるかもしれませんが、単純に当時のインフルエンザと言うべきもので
    京都ではこのインフルエンザが大流行してしまい、死者は不明ですが
    1000年以上前の文献に書かれるぐらいですから、当時の日本に大きな影響を及ぼしたのではないかと
    考えられます。実際に、この咳病が蔓延した時は、改元されており、
    一節によるとこの咳病流行によって皇太子が葬去した可能性も考えられていますが、
    はっきりとそうかどうかは定まっていません。
    ちなみに、この2月4日は、朝廷がこの流行を把握した日として、
    今回はこの日を代表として選出しています。
    この病気が蔓延した当時は、干ばつ状態にもあったらしく、
    空気が非常に乾燥していた状態にあったと伺えます。冬で雨が降らないことは
    水不足や農作物の影響のみに留まらず、冬場ではこのように風邪が蔓延しやすくなります。

    今回は、
    「"人に移して治る"の迷信」をテーマにお伝えしていきます。

    時々、クラスや職場の同僚で冗談交じりに「俺は人に風邪移したから治った」とか
    「あいつは人に風邪移すと治るからな」などといった言葉が見受けられますが、
    人に移したところで、風邪やインフルエンザなどは治りません。
    この迷信が発生する理由としては、潜伏期間の長さと治癒までの時間が
    おおよそ一致するために起きるもので、一切関係ありません。

    感染者Aと感染者Bがいたとして、感染者Aが激しく咳をして発症した時、感染者Bがウイルスを
    吸い込むと3~7日の潜伏期間が設けられます。おおよそ風邪は早ければ2~3日で治せて、
    そこで治った時に潜伏期間を過ぎた感染者Bが発症するというものです。

    自分が感染者Bにならないためにも、近くで咳き込んでいる人を見かけたら
    帰ってうがいと手洗いをし、しっかりと睡眠を取って免疫力を高めておきましょう。
    体が強ければ無事潜伏期間でウイルス撃退ができて、うつされずに済みます。

    ごくごく当たり前なことなのですが、睡眠時間を惜しんだりしていませんか?
    当放送で起こされるなら、体調悪い時はちゃんとPCを完全に消して寝てください。
    本格的に風邪ひいた時に大地震来られる方が最悪です・・。

    尚、当放送では地震や台風などの他、実は感染症の話題も自然災害の一部となっているので
    雑談可能にはなっています。今の時期はインフルエンザA型のピークですが、
    これからは、B型が流行し蔓延を始めます。B型はノロのように、腹痛などといった
    高熱などとはまたちょっと違うものがありますので気をつけてください。

    ちなみに、一度は考えたことがあると思いますが、"C型"のインフルエンザも存在します。
    ただし、C型がほとんど話題にならないのはウイルス自体がそこまで
    脅威を振るうことがなく、特に大人はまず発症しません。基本的に幼児が発症しますが、
    ほとんど風邪と変わりなく、症状は鼻水が出る程度、自力で治すこともできるぐらいのものです。
    しかも一度免疫ができれば、C型に今後感染することはほぼありません。
    そもそもC型と気づかずにただの風邪で思いすごし、そのまま事なきを得ることもありますので
    よほどの専門家じゃない限りは、基本的にC型インフルエンザとは無縁と思って良さそうです。
    というわけで、我々はこれからの時期、B型インフルに気をつけましょう。
    予防接種は今からでもまだ間に合います。3月までピークは続くので1ヶ月とはいえども
    保険をかけることは割と重要です。尚、最終的にインフルは5月頃までは終息しないので
    北海道など、寒冷地の人は早い時期に予防接種を受けていると効果が切れた時に感染することも
    あるそうです。このあたりは注意してみてください。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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