• このエントリーをはてなブックマークに追加
【自然災害メモリアル】第337回:積丹半島沖地震(1940)の日 [防災]津波の起きる条件
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

【自然災害メモリアル】第337回:積丹半島沖地震(1940)の日 [防災]津波の起きる条件

2019-08-02 23:49
    どうも、
    管理者のNDです。

    08月02日は、
    積丹半島沖地震(1940)から79年です。

    北海道の石狩地方で最近地震が少しありますが、この周辺でも大きな地震というのは
    視野に入れておかなければなりません。

    実際にこの地震は、昭和に発生した石狩・後志という地震の連想がほとんどわかない場所での
    大地震の一つです。ただ、この地震は揺れこそそこまで大きくはなかったのですが、
    津波が顕著な物でした。この地震も行ってみれば日本海中部地震や北海道南西沖地震の類です。
    規模もM7.5と、日本海側の大地震に匹敵する規模に相応しいものです。

    この地震で、死者は10人出ていますがほとんどが天塩川河口の津波で溺死した人として
    記録に残っています。幸いだったのは人口が少なかったことですが、ある意味ではこの震災を
    知るものは少ないという意味でもあるので、これだけの規模にもかかわらず、
    比較的知られていない地震とも言えます。尚、津波が顕著だったのは確かで、
    記録に残っているものは、利尻島では3mの津波、羽幌や天塩では2mとこの辺りは
    大したことなさそうなのですが、実は京都府北部の舞鶴方面でも1mの津波を観測するなど、
    決してその津波の範囲は少なくないものでした。


    今回は、
    「津波の起きる条件」をテーマにお伝えします。

    今日は簡単なことを伝授します。放送内でもたびたび言っていることですが、
    地震が起きれば必ず津波が起きるわけではありません。

    また、大地震が起きても津波が必ず起きるわけではありません。
    実際にはメカニズムとかでも左右はされるのですが、
    日本では南海トラフ巨大地震や3.11のように、沈み込み断層帯が多いので、
    逆断層型や正断層型による地震が多いです。

    大体の目安としては、M6.5以上で津波の心配をし始めるのが基本です。
    但し、一部のEEWやアプリなどでは、おおむねM6.0以上から警戒が必要になります。
    M7を超えると、1m前後の津波に警戒しなくてはなりません。
    M7.3以上になると、津波警報の発表可能性が高くなります。
    M7.5以上で大津波警報を発表するボーダーラインとなり、
    M8.0以上になれば、自治体が壊滅する危険性のあるレベルの大津波が広域に
    襲ってくる危険性がかなり高まります。

    まずはこれを覚えてみて下さい。



    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。



    明日は西日本太平洋側で発生した、正平南海地震(1361)を紹介します。
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。