どうも、
管理者のNDです。

08月12日は、
歴代全国2位の最高気温観測(2013)から6年です。

高知県四万十市で、台風が日本の遥か南の海上に居座ったことから日本列島は
まさに災害級の猛暑に見舞われ、特に高知県では4日連続で40度を超える気温を観測する、
異常気象の名に相応しい、前例のない高温に見舞われました。

四万十川の清流は豪雨でたびたび濁流になるなどしますが、
この日の四万十川は猛暑で水温が上昇し、鮎などが深刻な被害を受けました。
悪天候でも異常高温でも被害を受けるデリケートな日本の気候に最早日本人は
為す術もないといった猛暑に、当時は大変なことになっていました。

一見災害級の猛暑と言われるまで、夏の暑さは修行や日本の試練のように捉えていた人も
多いと思いますが、この年は全国で熱中症による死者は1077人となっています。
これは2010年の1731人に次ぐ、第2位の記録になっています。
(平成29年までの厚生労働省確定データより)

今回は、
「熱中症対策は我慢しないこと!」をテーマにお伝えします。

今や災害級の猛暑と騒がれている通り、今最も危険なのは高齢者の死亡率増加です。
若者は正直な所まだ例年通りの死亡数ですが、昨今更に高齢化が進んでいるせいか、
高齢者の熱中症死亡の割合が急速に増えています。

10年前までは、5割程度だった高齢者の熱中症割合ですが、
今では7~8割を占めるまでになってしまいました。これは、若者の熱中症対策ができていると
明るく捉えることもできますが、60代以上の熱中症患者数自体が増えている以上、
家電などを使わずして耐えてきた世代にとって、これまで耐えられた夏の暑さが
今では耐えられなくなってきているということの現れとしても捉えられます。

多くの人が、エアコンなどを使わないという古来のやり方で都会暮らしを続けることで
ヒートアイランド現象などによって、昼間の猛暑騒ぎがより一層極端化してしまい、
熱中症患者が都市部中心に増大する傾向になっています。
また、今の若年層は猛暑を嫌う為屋内での活動が多く、高齢者が外の仕事を担うことで、
農作業中の老人が耐えかねて熱中症になり、重症化したり、死亡するケースが相次いでいます。

ただ、若年層・高齢層どちらにも言える共通の言葉は、我慢しすぎないことに限ります。
今や冷房なしでは暮らせないレベルのものになった都市部の猛暑度は、
地球温暖化の影響もあるのか、より一層極端なものになってきています。

こまめな水分補給はもちろん、暑さに耐えがたい状態になったら限界を感じる前、
動けるうちから、出来る限りエアコン、最低でも扇風機などの使用を始めるようにしてください。
今では扇風機のムラで嫌がる人も、冷風機などの技術進歩で羽根なしの扇風機などが
販売されている時代です。少々値が張っても買うだけの価値はありますので、
一度家電量販店などで、チェックしてみると良いかもしれません。

また、水分補給だけでなく、塩分・糖分の補給も忘れてはいけません。
当然接種しすぎもそれはそれで逆効果ですが、一定の量は接種し、
体が動けなくなるようなことのないようにしてください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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明日は太平洋側で発生した、文治地震の日(1185)を紹介します。