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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>5

 僕の、特に歌唱のことを「ナルシズムが過多」という人が多いんですが、ナルシシズムが入らない歌なんて世界に一曲もないです(笑)。おそらく、奥田民生さんとか、斉藤和義さんとか、スガシカオさんとか「ぶっきらぼうな歌唱」だけしか聞いたことがない人が僕とアクセスしたらそう思うと思うんですが、化粧系(死語)の方々がお好きな方からはあんまり言われません。要するにナルシスの外化はかなり判断が難しく、GACKTさん(の歌)は僕、ほとんどナルシシストに見えないし、スガシカオさん(の歌)からは溢れんばかりのナルシシズムを感じます。

 イチロー選手のことは、凄く良くは知りませんが、僕はあの方は、天才野球選手の系譜にあるとしても、全然のびのびしてない派だと思うんですよね。だから勢い自己愛も強くなると思いますが、ご指摘の通り、少なくとも秘匿されているナルシスが垂れ流れたら、こじれる事になります。

No.10
70ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
 今、スタジオノア新宿店にいます。    今日は主に、ファイナルスパンクハッピーの作曲に当たっています。 BOSS 君も天才 OD もフル回転でソングライトしているのですが、アルバム完成のターゲット日に間に合わせるにはそろそろ苦しくなってきたので。アルバムは、曲数をがっつきませんが(12曲ぐらいで出しちゃおうと思います)、代わりに捨て曲は作らず、どの曲も完成度が高すぎて、逃げられなくする。という、一種の総力戦をトーンとマナーにするので。今は、スパンクスの子分(笑)田中君の素晴らしいチルのビートに、美しくて、リズムが脱臼しているメロディをつけたり、 OD が途中まで作った曲の後半をパターン別に作ったりしています。「メロディーが脱臼」と言ってもプログレ的なものではなく、ちょっとした新しいシンコペーションやメロディックフラム(打点のズレ)をさりげなく効果的に当てるか、何度もトライ&エラーを繰り返しています。  
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